『霧』 

October 07 [Thu], 2010, 23:14
何も知らない方が幸せだったのかもしれない

下らない事実を目の当たりにする度

人はそんなことを思うのだろう

微笑んでいたあの人は新興宗教信者で

教師を辞めたあの人は疑心暗鬼で首を吊った

大学を中退したアイツは廃人になり

好きなあの娘は手首に傷を抱えてた

どうしてだよ

どうしてだよって

事実がハッキリ見えてゆくたび

頭の中がボヤけてく

みんなみんな どうしようもない

この深い霧の中で

僕達はまだ 彷徨っている

『your song』 

July 24 [Sat], 2010, 0:01
あなたの歌を聴かせて欲しい

あなたの歌を聴かせて欲しい

ブルースでもロックでも

サンバでもアカペラでも

どんなものでも構いはしない

あなたの歌を聴かせて欲しい

あなたの歌を聴かせて欲しい

喜び

悲しみ

怒り

孤独

どんなものでも構いはしない

あなたの歌を聴かせて欲しい

あなたの歌を聴かせて欲しい

ぎこちなくても

か細くても

途切れ途切れでも

どんなものでも構いはしない

あなたの歌を聴かせて欲しい

あなたの歌を聴かせて欲しい

どんな風でも構わない

あなたの歌を聴かせて欲しい

あなたの歌を聴かせて欲しい

『初夏』 

July 14 [Wed], 2010, 0:04
誰かが幸せで

誰かが悲しんで

誰かが笑顔になって

誰かが涙を流して

誰かが陽を浴びて

誰かが雨に濡れて

誰かが飛び跳ねて

誰かが溜息を吐いて

誰かが死んで

誰かが生まれて

歓びと憂鬱が

まるで奇跡のバランスで

ほんの少しだけ

気が狂いそうになる

気だるい初夏の午後

『early in the morning』 

July 13 [Tue], 2010, 1:15
大切なものがガラクタになり

信じていたものが路地裏に捨てられる

鮮やかであったものは色を霞めて

見つけた幸せが部屋の片隅でホコリを被る

それでも世界は動いている

それでも同じように夜が来る

それでも同じように朝が来る

それなのに

カーテンから差し込む光が

今日の私には

眩しすぎて

輝かしすぎて

『scene 2』 

May 25 [Tue], 2010, 1:54
嬉しいって何だっけ

悲しいって何だっけ

笑顔ってどうするんだっけ

涙ってどう流れるんだっけ

この世界を知ってゆくたび

この世界に浸ってゆくたび

捨ててきたもの

失くしてきたもの

今ここにあるのは

途方もない淋しさと

私だけの孤独と

そんなものと。

『scene』 

May 18 [Tue], 2010, 0:57
うつろぐ季節

灰色の街

流れゆく人

消え入る光

そんな中で

ただ一人

あなただけは変わらないでと

そう思う私は

わがままですか?

『彷徨ワザルヲエズ』 

May 07 [Fri], 2010, 0:28
現実に疑いを持たず
人は何処へ行く
現実に確信を持てず
人は何処へ行く

答えを求め過ぎた
知らぬ間に人を傷つけて
傷つくことに敏感になった臆病者は
明るみを避け
闇に潜む
数え切れぬ夜

薄弱な信念
安っぽい情熱
漠然とした自信
抱えきれぬ不安

爆発しそう
爆発しそう
爆発しそう
爆発しそう

背伸びをしてまで見た世界
美しいなんて
思えなくて

この世の矛盾はこの世の常識
この世の美徳はお前の汚泥
誰かの不幸は君の悦楽
君の正義は誰かの異常

価値観
美意識
世界観

信じられる?
受け入れられる?
解り合える?
愛し合える?

叫びと憂いは
この街のBGM
僕も君も段々と
同化することを学んでゆく

煙草の吸い方も
酒の飲み方も
愛想笑いも
サマになってくる

僕は何者だ
君は何者だ
それすらも分からず

ネオンの灯りと排気ガスに溺れてゆく
大都会行き交う人の波に溺れてゆく

現実に疑いを持たず
人は何処へ行く
現実に確信を持てず
人は何処へ行く

何処へ行く

何処へ行く

何処へ行く

何処へ行く

『キミ』 

April 20 [Tue], 2010, 0:54
キミがいないだけで

死にたいと思う

キミがいてくれたら 

死にたくないと思う

キミが笑うだけで

死んでもいいと思う

ねぇ

キミは一体なんなんだい

『ダークウォーター』 

March 14 [Sun], 2010, 19:58
僕とあなたは
暗い暗い水の底
息をすることは許されず
逆らうことも許されない

僕とあなたは
暗い暗い水の底
光はかつての希望
消え果てて
闇という名の絶望は
今宵の酒の肴

僕とあなたは
暗い暗い水の底
痩せこけた頬に
繋がれた鎖
体中に残る傷跡は
腐りきった現実に
抗った証拠

僕とあなたは
暗い暗い水の底

でも大丈夫

ここでの暮らし方を
息の仕方を
だんだんと
覚えてゆく

『本日モ晴天ナリ』 

March 08 [Mon], 2010, 19:34
助けてと叫ぶ心を聞かぬふり
理由なんて単純
踏み込みたくないだけ
所詮は人生なんてと知ったふり
理由なんて単純
怖いだけ

苦しみを伴う一日
寂しさを紛らわす一日

忘れてゆく記憶
知ってゆく感触

笑っても笑っても
泣いても泣いても
振り切っても振り切っても
消えないもの

何?

なぞなぞみたい

目に映る景色
歪んだり
きらきらしたり
澱んだり
繰り返し
定まらず

平気な顔して
ほんとは繋がってたい?
醒めた顔して
ほんとは愛し合ってたい?

零れ落ちたものを
すくい損ねて
曲を流して合法ドラッグ
震える腕を止める間に

ほら
いつものように
また朝だ

題名も
脚本もない
一日の開幕

本日モ晴天ナリ

飛び込む光が
眩し過ぎる
P R
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「ねぇ、知ってる?君と私は、解り合えないんだよ?」
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