七つの子

2012年02月23日(木) 15時26分
今朝、夫が朝風呂に入りましたので、
私は、その残り湯で、昼風呂とシャレ込みました。
湯船につかっていたら、外で、
「あー、あー、あー。」と泣く声がはっきり聞こえます。
『カラスだ。まあ、珍しい。』
と私は、思いました。
カラスはよく見かけますが、
その泣き声を聞くのは、久しぶりでした。

すぐに思い浮かんだのは、童謡「七つの子」です。

♪カラス、なぜ鳴くの カラスは山に 可愛い七つの子があるからさ

これを、ザ・ドリフターズは、
「カラスなぜ鳴くの、カラスの勝手でしょ。」
として、子供達に大変な人気を博しました。
作者が聞いたら、さぞ怒っただろうと思いますが、
「七つの子」を当時の子供達に普及させた業績は、大きいと思います。

加藤登紀子さんが、新人の頃、大きなキャバレーでバックバンドを背に
歌うことになりました。
しかし、いくら歌っても、お客さんは自分を見てくれません。
泣きたい気持ちで歌っていたそうです。
そのうち、近くのテーブルにいたおじさんが、
「もっと知ってる歌歌え。童謡でも歌え!」と怒鳴ったそうです。
加藤登紀子さんは、そこで開き直って、
ロングドレスでステージの上に胡坐をかき、
無伴奏で、♪カラス なぜ鳴くの カラスは山に・・・
とやさしい声で歌い始めました。
「やっぱり、誰も、聞いてくれない。」と思いかけたとき、
先ほどのおじさんが、目にいっぱい涙をため、聞いていたそうです。
そして、見れば、ここかしこに泣いているおじさんがいます。
以来、加藤登紀子さんは、自分がどんな歌を歌っていけばいいか、
より深く考えるようになったということです。



さて、大変恐縮ですが、昔私の作った、「カラスは山へ」とい詩があり、
ここに綴りたいと思います。

詩「カラスは山へ」

カラスは 山にいる七つの子のために カアカアと鳴く
子を思う 親の心 親を待つ 子の心

遠く離れ 親は鳴く
子を思って 鳴く

子は大きくなると 親を忘れ
好きなことを するときもあるが
親は 子がいくつになっても
子の幸せと 健康を願って 鳴く

子の痛みは 親の痛み
子の喜びは 親の喜び

大きくなった子は 親を思い
自分の痛みを 親に知らせず
その親は 老いゆきて 子の幸せに安堵し

カラスは山へ いつも山へ
子を思い その翼を 急ぎ羽ばたく
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