曲がり角 

2007年11月23日(金) 23時14分
跡部は、けっこう真面目な奴だと思う。


週に一度は、必ず会う約束をして。

それでも、いつも朝まで一緒に居れるわけじゃないから。
バイバイをしなきゃいけない時がくる。
そういったときの別れの場所は決まっていて、
オレの家から少し離れた、コンビニ手前の曲がり角。


「帰りに菓子なんて買ってくんじゃねーぞ」

別れの言葉もたいてい同じ。

ゴハンを食べる前でも後でも、同じ台詞。


跡部曰く、


菓子は食べてもいいけど、適量を考えろ

ということらしい。

オレが跡部の家に行くときはたいていは大量のスナック菓子を持っていくことを
、跡部が快く思ってないことも知ってる。




でも。

今日もまたオレのカバンの中からは、レジ袋のカサカサという音がして。

チョコレートが食べられるの待っている。



跡部は、真面目な奴だと思う。

別れのときには必ず

「またな。」

と言ってくれる。



今日もまた、カバンの中でレジ袋が音を立てて、
跡部のいなくなった道を振り返らずに歩いていける。

チョコレートが、オレに食べられるのをカバンの中で待っている。





別れは寂しいってこと。
決まった行動は、決まった感情を思い出させるから。

更新 

2006年05月13日(土) 22時40分
本日の更新。

 「おいかけっこ」
*SSとしてこちらに載せようとしたものですので、短いです。*

以下アップした話の蛇足。

改装。 

2006年05月07日(日) 23時25分
サイトを簡単にですが改装しました。

リンクが繋がってなかったり、何かおかしなところがありましたらご連絡下さい。

また「こーしたら見やすい」とかもありましたら、教えて下さると嬉しいです。


この画像だとわたしが神尾びいきに思われるかもしれないですが、
わたしは二人とも大好きです。

神尾 → 憧れのひと。

跡部 → 好きなひと。

こんなスタンスです。
ふつうはどーなんでしょうね。。。

こうしん。 

2006年05月06日(土) 22時24分
本日の更新。

「春夏秋冬君を待つ!」


以下アップした話の蛇足。

呼ぶ。 

2006年04月26日(水) 1時15分



「かみお」


と跡部が神尾を呼ぶ。
跡部の存在感に、神尾は振り返って胸が高鳴る。


「あとべ」


と神尾が跡部を呼ぶ。
神尾の存在そのものに、跡部は心ごと奪われる。


跡部は神尾を振り返らせるために名前を呼んで、

神尾は跡部を独占するためにその名前を呼ぶ。



互いのなまえ、呼んで囚われ離れずに。

今日もまたまた時が経つ。

続き?更新。 

2006年04月13日(木) 4時31分
本日の更新。

空創クリップ 「03. 水色のスカートー2ー」

(以前アップした「水色のスカート」の続きみたいなものです)

以下アップした話の蛇足。

久々すぎる更新・・・。 

2006年03月28日(火) 1時16分
本日の更新。

空創クリップ 「03. 水色のスカート」


以下アップした話の蛇足。

お茶犬 ロン A 

2006年02月27日(月) 1時25分
*「お茶犬 ロン @」を先にお読み下さい。





「邪魔すんじゃねーよ」

丁度ペン先を狙って落とされたそれに跡部が顔をあげると、

「それ、なんや神尾くんみたいやない?」

と忍足がシシッと笑った。

「あぁ?」

その顔と何より「神尾」という名に跡部が柳眉を寄せて、その根付を摘みあげた。

「・・・」

まじまじと見て、黙り込んだ跡部に忍足は笑みを深くした。

「色がな〜全体的に黒やろ。それから白も入ってるやん?極めつけは首輪、赤やしな!」

同じ配色のキャラクターの根付の色を指差しながら説明する。

「なんか不動峰のユニフォームの配色やろ?」

尚も話続ける忍足に言葉も返さず、跡部はその根付を机に置いた。

「知るか」

そう答えながらも、根付が気になるらしく跡部はキャラクターから視線を逸らしては、また見ている。

「しかも時々神尾くん、カラオケで紫〜♪とか歌うやん。それ、瞳の色やし」

なんやこれ見るたんび、神尾くん思いだすんや、とそんな跡部の様に笑いながら忍足は話続ける。

「がっくん、それ一つくらいなくなっても気付かへんと思うで」

にーーっこりと笑って、忍足は自分の持っていた根付を跡部に放り投げる。

「いるか!」

見事にキャッチしながらも、その根付も机に置いた跡部は気分を害したと日誌をたたんで部屋を後にした。

「絶対、誰かに買わせるほうに賭けるわ」

それか跡部のことだから、おまけの根付と言わず正規のグッツを買わせそうだ。
と内心で思って、楽しそうに岳人の玩具入れに置いていかれた根付を仕舞った。






後日、神尾の携帯と跡部のカバンのなかにお茶犬ロンの姿を見つけた忍足は、やっぱなとひとりほくそえんだ。


End.

お茶犬 ロン  @ 

2006年02月27日(月) 1時23分
ペットボトルに付いてるおまけのそれが、岳人は好きで。
好きでもない日本茶を飲んでは、変なキャラクターの付いた小さな根付を集めていた。

それは別にいつものことで、毎度のことながらなんでそんなもの・・・と跡部は興味もなさそうに机の上に散乱したそれらをどけた。

「机に置いたら邪魔だろーが。捨てんぞ・・・」

当の岳人は部室にはおらす、代わりにパソコンで作業していた忍足が

「捨てんといてあげてや〜」

くるんと椅子を回転させて振り向くと「俺からゆーとくし」と、キャスターを使って机に近づく。

「確かこの缶に入れとったはずなんやけどな・・・」

同じく机の隅に置かれた菓子の缶だと思われる缶に、幾つかの根付を仕舞っていく。

「な、跡部はこのキャラクター何ちゅーか知っとる?」

その途中で緑色のキャラクターを付いたものを一つ、ぶらぶらと目の前で振った。

「あ〜ん?んなもん知るわけないだろ」

さも興味ありませんとばかりに、取り掛かった日誌に目を落としたまま応える。

「知るわけないやんな〜」

一通り片付け終わると、

「これお茶犬言うんやって」

そのなかから一つだけを再び取り出して、日誌の上に落とした。

最後の・・・ A 

2006年02月24日(金) 14時04分
*「最後の・・・ @」を先にお読み下さい。






そういって楽しそうに笑って、見上げられることに自分が弱いのは承知している。
ついでにそれが俺を含む内容であるならなお更で。

簡単に言えば、神尾のお願いには弱いのだ。
お願いされなくても、神尾が幸せになれるなら菓子でも玩具でも与えたくなるのだ。

「ちっ、仕方ねぇな。万が一スケジュール空いたら連れてってやるよ」

それでも素直に甘えさせられないのは仕方ない。

「マジで!?やった!!ありがとう♪」

心底嬉しかったらしい神尾は、公衆の面前にも関わらず抱きついてきた。
普段は照れてしない行動を、人前では例え俺から仕掛けても怒って逃げる神尾からの抱擁に思わず笑みが零れる。

もともと俺は人目なんて気にしないから、そのまま細い神尾の背を抱き込もうすると、

「よかった〜!深司に断れてどーしようかと思ってたんだ!!」

安心したように神尾は俺の胸に頬を寄せて言った。


は!?
待て。俺は二番目なのか!!
あのぼやき野郎に断られたから俺のとこ来たのか!???

そう思うと怒りがふつふつと湧き上がってきて、喜びはしゃぐ神尾の身体を俺から剥いだ。
そしてそのまま、笑みを浮かべる唇に口付けた。

「んっ!!」

神尾が驚いて逃げる前に腰を引き寄せて、深いキスを与える。
暴れていた神尾の身体から力が抜ける直前に開放すると、

「いきなり何すんだよ!!」

と叫ぶ神尾にフンとだけ笑うと、神尾を置いて校門を目指す。
一連の出来事にできあがった人ごみに向かうと、自然と道が開く。

今頃周囲の視線に気付いた神尾は、真っ赤な顔をして慌てて逃げてくるだろう。

どんなことでも結局は恋人の願いを断れない俺の、せめてもの意趣返し。
どうやって予定を空けようか、ホテルやアトラクションも調べなくてはと、早くも算段をはじめている頭の片隅で神尾の気配を伺いつつ、これからのことを考えた。


End.


最新コメント
アイコン画像タイラノ清盛
» 曲がり角 (2008年10月16日)
アイコン画像†*もぇちゃ*†
» 曲がり角 (2008年10月11日)
アイコン画像猫男爵
» 曲がり角 (2008年10月06日)
アイコン画像きりひと
» 曲がり角 (2008年10月03日)
アイコン画像RAOSU
» 曲がり角 (2008年10月02日)
アイコン画像チャーリー
» 曲がり角 (2008年10月01日)
アイコン画像ikumi
» 曲がり角 (2008年09月20日)
アイコン画像火星の後継者
» 曲がり角 (2008年09月19日)
アイコン画像えびふりゃー
» 曲がり角 (2008年09月18日)
アイコン画像せぶん
» 曲がり角 (2008年06月18日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:小雨
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 趣味:
    ・読書-鬼の風水・赤江漠
    ・音楽-スキマスイッチ・奥華子
    ・アート-ジョルジュ・バルビエ
読者になる
このブログはサイト「 さみどりづき」の更新履歴とSS。 サイトでは主に鬼の風水とベカミを書いてます
Yapme!一覧
読者になる