いろいろあって、しばらくお休みしていたローコスト計画が可能な設計事務所選定について再会です。
もう1件訪問しようとしていたところは、独自工法により、大空間実現が売りの有名設計事務所です。
ここが計画する住宅は、おおかた1000万円台で実現されているので、魅力的ではあります。
実際に訪問し、お話を伺った印象は、有名なのに先生ぽくなく「面白い人だなぁ」です。
何が面白かったというと、
@独自工法開発のいきさつ
この独自工法を考案したのは、光を取り込むための窓と構造上必要な筋交いの配置に苦戦したことから。(窓を三角形にしたりして悩んでいたこともあったとのこと)
A施主のユニークさを尊重すること
この設計事務所の考え方を採用するには、施主にも独自のユニークさがあって両立していると思いました。建ものに対するイメージが固い人は、同じイメージでないと、受け入れにくい特殊解が多いと思います。(ロフトに梯子がない→子供がよりつけない父親の城、とかトイレに扉が無い→カーテンでよいという施主要求を受け入れた、など)
B儲けようとしています。
完成まで1年以上も時間を費やしている他の設計事務所の収支に疑問をもってました。独自工法の先行投資の回収や、設計事務所の経営も含めて、設計4ヶ月、工事監理4ヶ月で、ようやくペイできるとの裏事情についても伺うことができました。(面白かった)
C伺った事務所
土地12坪の狭小住宅です。
この設計事務所が計画したものですが、完成直前、施主が海外赴任となり、借りることになったとのこと。
6層鉄骨造、スキップフロア+螺旋階段で構成されており、お値段は、2400万!(安い!)
ただ、住宅ではめったに(ほとんど)見ない、岩面吸音版が天井材に使われていたりして、そのあたりを含めたローコストへの執着には驚くべき工夫(施主として受け入れられれば可)がいっぱいです。
【総評】
自分は、この設計事務所の独自工法は、素晴らしいと思うのですが、インテリアとしてはざっくりしすぎていて、好きになれない部分が多かったです。(カミさんも同じ意見)
カミさんは、設計・工事で8ヶ月でなら、4月の新居での長女の幼稚園に間に合うよね、とか、この設計事務所のユニークさを半分評価しているようでした。