本日は、最終日。下界へ降りる日です。
朝4時起床。5:30 小屋を出発。おかぁさんから「また来てね」 「はい。」
カーン、カーンと自分が見えなくなるまで、おかぁさんが鐘を鳴らしてくれる。その度に降り返って手を振る。おかぁさんも手を振ってくれる。ありがとう。いつかまた来ますね。
さて、今回の下山ルート。当初の計画では、素直に七倉駐車場に4時間ぐらいでポンと降りて、そこからタクシーに乗って扇沢でクルマ回収のお気楽ルート、なのでした。が、初日のテン泊で酒呑みながら、登山地図眺めてたら、船窪小屋から針の木谷に下りて、一昨日泊まった針の木小屋へ登り返す面白そうな周回ルートに気付いてしまった。
やることにしました。七倉から扇沢までタクシー使うと5000〜6000円かかりますし。チャレンジ、チャレンジ。登り返した針の木小屋では浮かしたタクシー料金で美味いビールをいただきましょう(笑)。

対面の不動岳から烏帽子までの厳しい道。昨秋やって、もうお腹満腹状態(笑)。

昨秋も歩いた道。片側がスッパリ崩壊していて、気持ちよいものではない。

手前の船窪岳と向こうの船窪第2ピーク。船窪岳の手前の鞍部から右に折れて針の木谷へ下りていく。

船窪岳と針の木岳の分岐点。今回は右へ下りる。

道は、素晴らしく整備されている。
船窪小屋 道しるべの会に感謝。

谷に到着。船窪出合。対岸に渡渉する。

さて、ここから、、、である。ペンキマークが所々わずかでわかりにくい。よっしゃ、とっておきで持ってきた
GPSスイッチ ONで進むことにする。谷間でも現在地しっかり確認。すごい。沢沿いを遡行していけば、大丈夫だろう(たぶん、、、)。

ところどころあるペンキマークと川原の砂についた先行者らしき足跡をたどっていく。ちょっと進んで、針の木出合に到着。ここで沢を左折して針の木小屋へ登り返す。

沢沿い登り継続中。途中、滑ってドボン、ドボンあり、、、。

やがて、沢が涸れてきて、、、

道は分かる程度の藪こぎとなる。聞いてないよ、、、。

低木も邪魔、邪魔、邪魔! テント装備の高いザックに何度もごつん、とアッパーカットをくらいまくり。くぐって、ぶつかって、もう歩きにくい!途中、下ってきた若者から「こんな感じが続くんですか?」 「沢まで、しばらく。沢はペンキマークわかりづらいから気をつけてね」 針の木谷に下りてから針の木小屋に着くまで出会った方は、この若者おひとりだけでした。

針の木小屋が見えた! そして、また藪こぎと低木としばしバキバキ戦う。

人の声が聞こえてきて、12時過ぎ、ひょっこりと針の木小屋に到着。ビールくれ〜、ビ〜ル!

ビール休憩しながら、歩いてきた風景をふぅー、と望む。予想していたより歩きにくく、時間がかかってしまった。あの尾根から谷に下ってここへの登り返し。もはや、修行(笑)。でも、やり遂げた感があって不思議なカンカクに浸っていたりします。このコース、船窪出合から登り返しの中盤までは沢沿いなので、雨の日は増水で進退極まるかもしれない。要注意です。

さて、扇沢のクルマへ帰るぞ。一昨日登ってきた道をどんどん下る。途中、爆音と共に崩壊する雪渓を目の前で見てビビる。

大沢小屋の手前で、雨が降ってきた。この山行で歩いていて初めての雨。それだけ天候に恵まれました。もう少しで着くので、面倒くさい。カッパ着ずに歩き続ける。

夕方、扇沢到着。この山行のゴールです。お疲れさまでした。雨も上がって、昨日登った蓮華岳方面に晴れ間が。最後の最後で、ちょっと雨に濡れましたが、2泊3日晴ればかりで異常に暑くも寒くもなく、風も少なく、眺めがいっぱい。夏山としては、これまでで一番だったのではないでしょうか。
この後、クルマで山道具をかたずけしたりして小休止。その後近くの温泉へ。日焼け止め塗ってたのにもかかわらず、湯船に浸かると、「を〜、、、!」 。日焼け止め塗ってたのに、、、。
そして、疲れてるし、どうせお盆で渋滞だろ、で、最寄の道の駅でいつもの車中泊。朝3時半に起きて、勝沼まで下道を走り、そこから八王子までETCの通勤割引で高速料金900円で済ます。山で800円の缶ビールが気軽なく飲めるのに高速料金を限りなく安く済ます自分が笑えます(笑)。