小さな君は

July 19 [Tue], 2011, 20:39

上原 陸
富山 優奈


「陸、今日も頑張ってるかなーー?」
私が向かってるのは体育館。
陸がバスケやってる場所。私が一番好きな場所。

「・・・・・あ・・れ?」
いつも陸が守ってるはずのポジションに陸がいない。
代わりとして翔が入っている。しばらく陸を探していると翔が近寄ってきた。
「富山?・・・陸ならアッチだぞ!!」
「・・・・え?」
「早く行ってやれよ!!」
「う・・・・・うん!!///」

「野村ーーー 休憩終わりだぞーー」


「じゃ、呼ばれてるから。」
「うん!ありがと、翔。」
・・・・陸、大丈夫かな????何かあったのかな・・。
翔から教えてもらった方に行くと、片隅で陸が足を押さえてしゃがんでいた。
「・・・・・・・・・・っ。」
言葉が出なかった。
陸がどれだけバスケを好きか、私は知ってるから。
小さな体で果敢にシュートを決めに行く姿は、いつの間にか目で追ってしまう。
「俺、絶対レギュラーになるから!!」
そんなことを宣言して、努力して・・・。 陸は、やっとレギュラーの座を掴んだ。

その陸が・・・ケガ??
なんて言葉をかければいいんだろう?

「・・・・り・・・「陸ッッ!!これで冷やして!」
・・・杏奈だった。女子バスケ部のキャプテンをやってる可愛い子。
「ありがとう、杏奈。」
「陸・・・。これからだよ、これから!!陸ならすぐレギュラー入れるよ!!」

すぐレギュラー?そんな保障どこにあるんだろう。
杏奈は1年のときからコート入ってるからレギュラー入りの大変さを知らないんだ。
陸は毎朝速く起きて練習して、部活も休まずやって、あんなに努力してたのに・・・。

何も知らないのに・・・ あんな言葉、よくかけられると思った。

「そうだね。杏奈は前向きでいいなぁ。・・・・・。俺、頑張るよ。」

陸・・・。辛そうだよ。泣きそうだよ。そんなこと言わなくていいんだよ。

今だけは優しい陸でいなくていいんだよ?

「うん!!!頑張れ!いっぱい練習したらすぐだよ! じゃあ、ウチもう戻るね。」
「うん。」

陸が一人になった。
「・・・・・今までの練習、無駄だったな・・・。な、優奈?」
「・・・・・っええええ?」
私に気づいてたの?
「はは。優奈変な顔しすぎーー。」
「なッッ・・・ てか陸、あの・・「何も言うな。」

え??

「優奈、めっちゃ悲しそうな顔してたぞー。誰だ?優奈をそんな顔にしたのー?」
いつの間にか涙が頬を伝った。

「な・・・泣くなよー」

そう言って小さな君は両手をいっぱいに広げて私を抱きしめた。


小さな君は 優しくて、努力家で・・・

優奈の好きな人・・・だろ?

ちっ・・・ 違うからーーーっ
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