『しゃばけ』読みました
2008.03.10 [Mon] 14:26

兄やである手代二人、妖怪たち、両親たちに溺愛されている病弱な若旦那が主人公・・・ と聞いた時は正直あまり読む気はしなかったのですが、 一度読み始めたらもう止まりませんでした。 若旦那がその育ちの良さもあってすごく心根の優しい少年であることはもちろん、 一方で自分の病弱さを憂いて、その優しさの裏に「強くなりたい」という思いを持っていること、 きちんと商人の家の主の子らしく人の上に立つ賢さやちゃっかりさを持ち合わせていることも すごく好ましかったです。 甘甘に育てられているけれど、甘甘な駄目坊ちゃんではないんですよね。 そういうところも含めて、手代や両親の過保護っぷりがすごくいいです。 うんうん、わかるよ・・・とつい頷いて共感してしまうぐらい^^; 怖い顔をしているけれど言動が可愛すぎる鳴家や、 若旦那に平気でつっかかって仁吉にぶっ飛ばされる屏風覗きを始めとして、 妖怪たちもすごく陽気で可愛いです。(お菓子貰って喜んでいるところとか!) 作者さんが漫画家なだけあって、描写は小難しくなく、すごく分かりやすいです。 文庫版も発売されていますが、装飾・挿絵を担当されている柴田ゆう先生のイラストは 本当に素朴で可愛らしいので、ちょっと高くても四六判の原書の方がお勧めです。