さて、長いようで短い滞在期間はあっというまに過ぎて行き、
リエージュで過ごす最後の日はスーパーでお土産買い。
みやびが現地でお世話になっている先生のおススメに従って
(先生には郊外のテキスタイル展に連れて行って頂いたりしました)
「Galler」のチョコレート・バー(フレーバーの種類が半端ではなく、あれもこれも山ほど買いました!)と
修道院で作られているビールを買いました。
チョコレートは誰にあげても大好評で、味にはうるさい友人にも好評でした。
自分用には「marie claire idee」を。(この雑誌、何故か日本版は一号しか出なかったんですよね…)
他にはオランダ資本の大手日用品店「HEMA」の影絵風の可愛いシールとか
綺麗な色のシェルボタンなんかをお土産に買いました。
いつも、食事がめちゃくちゃ、というか
昼ご飯をちゃんと食べたら夜ご飯はパンをかじるくらい
という生活をしていた私たちでしたが、
「最後の晩餐」はみやびがばっちり用意してくれた(私たちにしては)豪華な食事。
最後まで美味しいものを食べられて、大きなトラブルに見舞われることもなく
楽しい旅でした
…と言いたいところですが、実はこのあと、最大級のトラブルが待ち受けていたのです。
(つづく)
はる
近場ではない遠出、ベルギーの首都ブリュッセルにも行きました。
市庁舎前の広場&それを囲む古くてゴテゴテ豪華な建物が有名で
私たちが行ったときは広場でビール祭りのようなものをやっていました。
休日だったので、市庁舎からは結婚したばかりのカップルが次々に
(ホントに次々に!)出てきて、なんとも賑やか!
華やかなドレスの人、シンプルなドレスの人、子連れの人、
大きなつばの華やかな帽子を被っている人、客がみんなハーレー愛好家の人…
様々な新婚さんたちが居ましたが、共通しているのは幸せそうな顔。
ああいう幸せそうなカップルとまわりの人たちの
飾り気は無くても心からの祝福を見ていると
どうぞお幸せに、と一緒に祝福したい気持ちになります。
ブリュッセルは首都だけあって大きな街で、観光客で賑わっているところ
地元の人で賑わっているところ、色々でした。
ただ、ちょっと街外れに出たりすると、
まるで東欧諸国のような雰囲気が漂う廃墟が並んでいたり。
高台から見ると、たくさんのクレーン車が街のあちこちで立っていたので
街がどんどん変わっていく最中なのかもしれないなぁと感じました。
漫画博物館なんていうのもあって、
ショップには日本の漫画(フランス語版)もたくさん。
建物はアールヌーボーのもので素敵でした。
街中を路面電車が走っているのもどこかのどかで良いですね。
東京でも復活すれば良いのに…なんて思いました。
そうそう、ブリュッセルでもリエージュ・ワッフルを食べましたが
やっぱりリエージュ・ワッフルはリエージュで食べるのが一番…!(笑)
(つづく)
はる
次の「近場の遠出」はナミュールとディナン。
ディナンは断崖に残る城砦(シタデル)と個性的な屋根の教会がある小さな町で
その場所柄、かつては土地の上を何度も大国の軍隊が通り過ぎて行き
また戦場ともなった、悲惨な戦争の歴史を持っていますが
今はそんなことを全く感じさせない、穏やかでゆったりとしたところです。
ただ、幾度となく破壊されたというシタデルにはそういう歴史の一端が
残されています。
そんな断崖のシタデルからの眺め、とても素晴らしかったです。
ディナンの名物、「ディナンクッキー」はハチミツと小麦粉だけで作られる
もっのすごく固いクッキーで、コーヒーなどに浸けなければ
食べられないような難物(笑)。
ハチミツが好きな方にはオススメですが、
くれぐれも歯を折らないようご注意を(笑)。
ナミュールもまたシタデルのある町ですが、
ディナンのそれとは全く違っていて
小山と一体化した大きな城塞といった感じです。
わりと日差しが暑かったこともあって石畳の坂道を上るのは
ちょっとしたハイキング風。
一番上のほうにあるかつての城は、ホテルになっていました。
ナミュールはディナンとは違ってそれなりにひらけている町なので
若者もたくさん居るし個性的なショップなんかも結構あります。
シタデルをおりた後、街中をうろっとしていたら
お客さんでにぎわっているアイスクリームショップを発見!
私はイチゴアイスを注文したのですが、期待通り美味しかったです。
じつはシタデルに上る前にも別の店(チョコレートショップ)で
アイスを食べたのですが(笑)、そっちより安くて美味しかった。
やっぱり地元の人が行ってる店の方が良いものです。
そうそう、ナミュールに行ったら駅が必見です。
外見は町の外観とも溶け込んだものなのに、
駅舎の中は昔のSF映画のセットのようなcool&cuteな空間なのです。(つづく)
はる
リエージュから電車に乗ってバルボー(Barvaux)駅に行き、
更にタクシーで15分ほど行ったところに
デュルビュイという小さな町があります。
町というより村といった方がぴったり来るほど小さな町で
何でも「世界最小の町」なんだとか。
古い城が残っており、本当に中世に戻ったかのような
石造りの家、石畳、小道が続く美しい風景の
歴史ある町で、ぷらぷら散策するのにぴったりなところです。
ここはまた、グルメの町ということでも有名で、
さんざん迷った挙句に入ったレストランの料理も
本当に美味しかった…!
たぶん、今回の旅の中で一番美味しい料理でした。
私たち以外に客が居なかったこともあってか
メニューにはなかったデザートまでつけてくれて
お腹がはちきれそうに(笑)。
町の中心部から山道のような急な坂道を登り目指すは手作りジャムのお店。
ちっちゃなお店の中には色々な種類のジャムのほかに
手作りのマスタードやはちみつも色々売っていて
日本では見かけないフレーバーのものもたくさんありました。
日本へ持ち帰る時の荷物の重さを考え、さんざん迷った挙句
4つのベリーのジャムとコケモモのジャムを購入。
その後、1時間に1本しかない帰りの電車(単線)に
乗り遅れるなんてハプニングもありましたが、なんとものどかで楽しい遠出でした。
そうそう、何故かは知らないのですが
デュルビュイは千葉県のどこかの市と姉妹都市であるらしく
日本語の看板がちらほら。
池には大きな錦鯉が…(苦笑)。(つづく)
はる
ベルギーで有名なものといえば、まず挙がるのが
チョコレートではないかと思いますが、ベルギーにはゴディバのような
超有名ショップだけでなく町中に小さなお店がたくさんあります。
さすがは世界一チョコレートを消費する国!もちろん味もばっちりです。
あと有名なのがビールで、その種類たるや物凄いのですが
こちらは私がさっぱりダメ(笑)なので味は分かりませんでした。
ただ、お土産に買っていったトラピストビール(修道院で作っているビールです)は
評判良かったです。
そしてリエージュといえば有名なのがワッフル!
日本では「ベルギーワッフル」とひとくくりに言われますが
ベルギーワッフルには「ブリュッセルワッフル」と「リエージュワッフル」があるのです。
簡単に言ってしまうと、前者はフワフワ・タイプで
後者は外側がカリッとしていて中はフワフワ、というタイプ。
このリエージュワッフル、日本で売られているベルギーワッフルとは全然違って
香ばしくて美味しい!のです。
みやびと共に何箇所かの店で食べ比べをしたのは言うまでもありません(笑)。
ただボリュームも凄いのでひとつを二人で食べるので十分、という感じでしたが…。(つづく)
はる
ベルギーの中では大きな方ですが、東京やパリなどの大都会と比べると
リエージュは小さな町です。
歴史ある町らしく古い教会や建物があちこちに残り、落ち着いた雰囲気があります。
長〜い階段を上って小高い丘(昔の城塞の跡です)から見下ろす景色もとても美しく
なんとも素敵なところです。
パリより北に位置するせいか日は更に長く、夜の9時頃まで明るさが残っていました。
また、気候も全く違い、過ごしやすい涼しさがありました。
何でも、ベルギーの夏は雨が多くて寒いそうなのですが
秋は気候も良く、かえって夏より暖かかったりするそうです。
私が訪れたのはまさにそんな良い時期で、みやびが夏のあいだ
散々悩まされた雨にも、殆どあたりませんでした。(つづく)
はる
2日間歩いて回ったパリともいよいよお別れ。
そういえば、パリで私が買ったおみやげはというと…
@アラブ文字のセンスの良いポストカード(アラブ世界研究所)
A町中で一目惚れした猫イラストのポストカード(みやげもの屋)
B裏通りの雑貨屋で売っていた銀色の猫型コルク抜き(雑貨屋)
我ながら“パリらしさ”をまったく感じさせない品々で
笑ってしまいますが、どれもさりげなくセンスが良くて
かつ物価の高いパリにあって、なかなかのお値打ち品でした。
特にコルク抜きは見た目が可愛くて、ツボ!だったので
オブジェがわりでも良いやと思い、購入したのですが
実は握りやすくて使い勝手も良いという一品でした。
そして夜、国際特急列車・タリスに乗ってパリを出発。
一路、ベルギー第4の都市であるリエージュへ。
列車の旅って好きです。
あらかじめ前日にチケットを取ったのですが
一等車は満席だったので二等席に。
一等席はディナー付きの上、
とても接客が素晴らしいという話だったので、またいつか乗ってみたい…。
でも学生は二等席で良いんです(笑)。
二等席と言っても狭いわけではないし、イスも広々。
4人がけのボックスシートが2列、並んでいるスタイルでした。
隣のボックスにはイスラム教徒の3人家族が座っていて
途中からお弁当を取り出し、3人で食べていました。
こっそり見ていると、中身はいろんな野菜のサラダ。
やっぱりイスラム教徒にはベジタリアンが多いのかなと思ってみたり。
私と同年代に見える若いお母さんはとても綺麗な人でした。
国境でのパスポート確認などは行われないため、
いつフランスとベルギーの国境を越えたのか分かりませんでしたが
いつの間にかベルギー国内へ。
国境線ではなく、窓の外を流れる風景が平原から起伏に富んだ大地にかわってきたことで
違うところへ来た、ということが感じ取れました。(つづく)
はる
…と書くと、何やらオシャレな旅行本みたいですが
ホントにそのまんま「歩き」ました、てくてくと。
しかし、暑い日本を脱出できる!というのが
私の喜びの一端(笑)だったのに、パリは暑い!
私の浅はかな読みをあざ笑うかのように
雲ひとつなく真っ青な空、サンサンと降り注ぐ日差し…。
歩くのは好きなのですが、相当ヘロヘロになっていました(笑)。
朝ごはんは近くのパン屋で美味しそうなパンを買って
サン・シュルピス教会前の広場やホテルの部屋で食べました。
何箇所かのお店でパンやアップルパイを買って食べましたが
どれも本当に美味しい!
今回の旅の間、食べ物に関しては一度も失敗すること無く
美味しいものばかりを食べていた気がします…。
サンジェルマン・デ・プレ、サン・シュルピス教会、ノートルダム寺院、
第二次大戦中のユダヤ人虐殺のモニュメント、アラブ世界研究所、ユダヤ人街、
パリで最古の貴族の館、モンマルトル、凱旋門(古いのも新しいのも)、シャンゼリゼ通り、
ボン・マルシェ、ルーブル美術館、ポンピドゥーセンター、パリ証券取引所、
その他あちこちにある素敵な構えの小さな店や古いアパートメント…。
途中、地下鉄も使いながらウロウロ歩き、ずいぶん色々見ました。
やっぱり街歩きは楽しいですね。観光地を飛び飛びに見て回るのも
旅行のひとつの形態ですが、その「点」と「点」を繋ぐ「線」の部分に
たくさん存在している素敵なものに出会えるのが
街歩きの醍醐味な気がします。(つづく)
はる
さっぱりフランス語の出来ない私のために(別件の用事もあったみたいですが)
みやびがベルギーはリエージュから空港までわざわざ迎えに来てくれました。
来てくれたのは大変ありがたかったのですが、その手には
★マークと「熱烈歓迎!」の文字、私の名前(しかもフルネーム)がでかでかと躍った紙が…。
これが花の都・パリでの出迎えで良いのでしょうか?(笑)
とにかく、バスに乗ってパリの中心街へ。もう午後8時過ぎだというのに
まだまだ外は明るさが残っていて、まるで夕方のよう。
通る場所があまり観光地じゃなかったせいか、バスの窓から見える
人通りの少ない、普通の人々が暮らしている雰囲気たっぷりの街並が印象的でした。
ネットで予約しておいたホテルは何故かブラジルにまつわるものがたくさん。
オーナーがブラジルと関連のあるひとなのでしょうか??
ブラジル特集のフリーペーパーなんかもあって、
フロントまわりはラテンの雰囲気が漂っていました。
そして荷物を置いてから、おかしなカフェで一息ついて
ようやく私の旅の初日が終わりに近付いたのでした。(つづく)
はる
さて、長いフライトも終わり、乗り継ぎ空港である
オランダのスキポール空港に到着しました。
一人だったし乗り継ぎだったので、ゆっくり見る余裕は
無かったのですが、とても広い空港でお店もたくさんあります。
印象に残ったのは寿司バーがあったことと、
イミグレーションの係官が日本語で挨拶をしてくれたこと(!)です。
オランダのイミグレーションの係官は相手の国の言葉で
挨拶するようにしているのでしょうか、帰りのイミグレーションでも
同じように日本語で挨拶してくれました。
こういうことは他の国で体験したことはありません。
乗り継ぎ手続きは特に問題もなくうまくいって、
小さな飛行機に乗ってフランスのシャルル・ドゴール空港へ。
この機中ではパニーニのサンドイッチが出ました。
ポピー柄の紙パッケージがセンス良くて、味も美味しかったのですが
数時間前に機内食をバッチリ食べたばかりだったので
少々キツかったです…。そうは言っても完食したのですけれど。
やがて窓の下に大きな街並とエッフェル塔が見えて来て
飛行機はシャルル・ド・ゴール空港へと降りて行きました。(つづく)
はる
