散符「真実の月(インビジブルフルムーン)」 139/189

April 04 [Wed], 2012, 14:39
PATRESCONSCRIPTI父たちよ、新しく来た者たちよ古代ローマの堕落っぷりを象徴する言葉として、パンとサーカスという言葉を聞いたことが人はいると思う。
古代ローマ人は軍事力で周辺民族を抑えつけ、自分たちは国家から支給されたパンを片手に見世物に興じていたとかいう話。
見世物として人気なのは猛獣と奴隷の決闘などの野蛮なもの。
未だにフィクション作品などでも帝国悪とみなされることが多く、その源流はhttp://www.eroianime.info/movie/多分古代ローマにある。
古代ローマ滅亡後、キリスト教勢力が台頭するにつれて異教徒国家である古代ローマ帝国は徹底的に弾圧された。
建物は教会を建てるための採石場と化し、古代ギリシャ美術の影響を強く残す皇帝の彫像なども破壊された。
そして、精趨ハでの堕落を端的に示したのがパンとサーカス確かに、古代ローマには食料の無料給付自体は存在した。
ただし、風刺画に残っているようなパンではなく、小麦粉での支給。
古代ローマでは小麦粉のポタージュなども食されていたが、大抵の場合はやはりパンにするだろうから、これは依頼しないといけない。
給付には所得制限もあった上に小麦だけでは生活できない。
ということでこれは現代で言う最低限の生活保護であるという見方が強い。
また、受け取りは広場で行われるため、衆人の目にさらされる。
このため恥を忍んで行かなくてはならないため、本当に食うに困った人しかいかなかったというのが実際のところらしい。
この政策のため、古代ローマでは帝国崩壊後の中世に比べ、圧倒的に餓死者が少なかった。
もちろん、餓死者が少なかった要因は生活保護だけでなく、広大な経済圏を有する帝国であったため、経済力が後の時代よりも豊かであったという理由もあるだろうけれど。
サーカスについても、確かに国家の提供、プロデュースのもとで見世物が行われていたし、剣闘試合が行われていたのも事実。
ただ、これは市民に娯楽堕落を与えていたという面だけ見るのはかなり偏った見方であると思われる。
古代ローマにおけるサーカスつまり闘技場での剣闘試合や戦車競争というのは皇帝などの指導者層にとっての人気取りという側面もあると同時に、市民が指導者層と場を共有するものでもあったらしい。
共和政期の官職の仕事の中にはこういった闘技試合のプロデュースもあったとか。
皇帝や元老院議員もこうした闘技場には足を運び、その際には陳情を受けたり、皇帝に対する歓声がそのまま皇帝への指示と同義だったとか。
つまり、パンとサーカスは古代ローマの堕落の象徴ではなく、政治的成果であったということ。
って、なんでこういう話をいきなり書いたのか忘れた多分夏コミの内容とは関係ない。
ところで、私はカルタゴは滅ぼさるべきと考える次第である。
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:qpz4lx85vx
読者になる
2012年04月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
Yapme!一覧
読者になる
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
http://yaplog.jp/qpz4lx85vx/index1_0.rdf