プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:qpklrahwvzwzfb
読者になる
2010年07月
« 前の月    |    次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
Yapme!一覧
読者になる
看護師のチーム参画に「生活」の視点を / 2010年07月16日(金)
 昭和大医学部教授・救急医学講座主任の有賀徹氏は7月15日、「国際モダンホスピタルショウ2010」のシンポジウム「チーム医療の実践と質向上―推進に向けた課題―」で、看護師のチームでの役割について、「看護師が生活の基盤を十分に見ながらやっていくことによって、チーム医療が全体として完結する」との考えを示した。

 シンポジストは、長崎リハビリテーション病院長の栗原正紀氏、昭和大病院看護部次長の城所扶美子氏、広島大病院薬剤部薬剤主任の畝井浩子氏、筑波メディカルセンター法人事務局次長兼病院副院長の鈴木紀之氏、「知ろう!小児医療 守ろう!子ども達」の会代表の阿真京子氏の5人で、有賀氏が座長を務めた。シンポジウムではまず、有賀座長を含む6人がそれぞれ講演した後、ディスカッションが行われた。

 栗原氏は講演で、チームとは「目標と情報を共有し、協働する多職種専門家集団」だとした上で、急性期、回復期、維持期でそのあり方が異なると指摘。「回復期成熟型・維持期型」として「transdisciplinary team」を紹介し、それぞれの職種が互いに意思疎通を図り、目標を共有し、自己の専門領域を超えて積極的にカバーし合いながら協業するチームだと説明した。その上で、よりよいチームの鉄則として、「チームの基盤は看護」「医師は良きコーディネーターであること」を挙げた。

 その後のディスカッションでチームのあり方を問われた栗原氏は、「就寝の情報を含めて、24時間把握しているのは看護以外ない」「看護はものすごく広く、非常に奥が深い」などと看護の役割を強調した。
 これを受け有賀座長は、現在検討されている「特定看護師」(仮称)などは、看護師の仕事の一つである「診療の補助」に関するものだが、一方で「療養上の世話」の仕事もあると指摘。患者の生活の把握は業務上で規定されたものであり、看護学などの教育も行われているとして、「チーム医療の中で看護師こそ、生活の基盤の部分を十分に見ながらやっていくことによって、チーム医療が全体として完結すると思う」と述べた。これに対し城所氏も、「医療と生活、家族、患者の生活の背景などをより広く把握できるのが看護の強みだと思う」と述べ、専門性の高さも必要だとする一方、患者の反応をいち早くキャッチできる教育の重要性を指摘した。

 栗原氏は、看護師の「診療の補助」の範囲拡大に関する議論などを踏まえ、「あえて看護を強調するのは、看護のケアは非常に大事なところがあるので、『技術屋』に突っ走って行かれると、ケアを切り捨てるようになるとの警告を発しているつもりだ」と述べた。また、患者の生活を重視する看護の必要性を指摘し、「『診療の補助』の技術を習得することも素晴らしいが、患者の食事が進んでいない時に、食欲増進剤を出してもらうために薬剤師に相談すればいいという話ではなく、その人がもともと山の中で暮らしていたら、『たくあんとおにぎりの方が食べやすいんだった』と気付くような看護を大事にしてほしい」と訴えた。

■チーム医療の診療報酬「大枠で付けたい」―日病・堺会長
 会場にいた日本病院会の堺常雄会長は、有賀座長に発言を求められ、チーム医療を進める上でのコストの問題に言及した。堺会長は、「今の診療報酬体系は国家資格に特化している。病院でいくらMSW(医療ソーシャルワーカー)が頑張ろうが、診療情報管理士が頑張ろうが、診療報酬上はなかなか認めていただけない」「いろいろな職種に診療報酬を付けるのはなかなか難しい」との考えを示した。一方で、「例えば、加算などの大枠の中で診療報酬を付けていただく。補助金ではなく、正々堂々と『いい医療をしているんだから付けていただきたい』と言おうと思っている」と述べた。


【7月15日22時0分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100715-00000015-cbn-soci
 
   
Posted at 11:06/ この記事のURL
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
 
 
Powered by yaplog!