オグリだけど古庄

August 18 [Thu], 2016, 20:15
チタンでできた人工歯根をあごに埋め込むのがインプラント治療ですが、チタンは金属の中では、骨との親和性が高い方で材質やコーティングの進歩によって、アレルギーもほとんど起こらなくなっています。治療を始めるにあたっては頭部CT、あご周辺のレントゲン、口腔内検査といった十分な検査を行い、結果を検討した上で初めて治療開始となるので納得した上で治療を始められます。治療が終わったところで、重要なメンテナンスを積極的に患者が歯科医と連携しながら行っていけば長い間、問題なく使うことが可能になります。
インプラント治療を検討している方、大事なのは自分にとって最良の歯科医を見つけられるかどうかです。最新の治療を実施できる技術があることは言うまでもなく、手術に至るまでの検査や治療、術後のアフターケアなどの点で全ては歯科医の裁量にかかっておりかなり治療実績には差があると考えられます。インプラント治療は、特に歯科医ごとの差が大きい治療法だと言えます。できる限りよく調べて、歯科医を決めることが治療の成否を決めるのです。
インプラント治療にある程度の実績がある歯科医院で、外来診療を受けての特殊な施術を伴わないインプラント治療であったとしても院内感染が起きないと言えません。このため、歯科医院を探すときに院内感染対策をどうしているかきちんと知ることが治療の成否に関わる問題です。院内感染防止の対策をホームページ上で公開している歯科医院も当たり前のようになっていますから、そこで調べるのも良いでしょう。
インプラント治療はどのような流れかというと、3ステップあると考えてください。第一に、歯茎を切り開き、あごの骨を削って人工歯根を埋め込む、あごの骨の中に人工歯根がしっかり定着するのを待ち、第三段階として歯根の上にアタッチメントをつけて、さらに義歯をかぶせるという段階を踏みます。この中では、人工歯根があごの骨に定着するまでに時間がかかり、約2ヶ月から6ヶ月見ておかなければなりません。このため、インプラント治療を始めてから義歯を使えるようになるまで、おおよそ3ヶ月から10ヶ月かかると押さえてください。
皆さんが気にしているインプラントの耐久性は、長期間の使用例が少ないため定説になっていませんが、歯科医の指導に従い、メンテナンスを欠かさなければ自分の歯と同じくらい保たせることが可能というのが多くの意見です。とすれば、普段のメンテナンス次第で長期間の使用も問題ありませんが、ひとたびケアを怠ればすぐに歯周病などのトラブルが起きてしまうということを肝に銘じておくべきです。
いろいろな事情からインプラント治療を始めるでしょうが、治療費は総額でいくらか、深刻な問題だと思います。現実には、治療費といっても歯科医院それぞれでずいぶん違っています。なぜなら、インプラントは保険適用外がほとんどで、費用を自由に決められるのが建前です。大まかな相場はありますので、心配しないでください。インプラント一本を埋め込んだ場合、30万円から50万円くらいが一般的です。
これはインプラント治療の大きなメリットですが、仮歯を入れた後、義歯だとわかることは本当に少ないという点です。一見したところ、自分の歯と同じくらい自然な感じを保てるのでこれは義歯だと自分から言わない限り、もしかしたら義歯かと思われる心配もまずないと思って良いでしょう。費用や期間より、見た目重視の方にとって優先したい治療方法ですね。
これはインプラント治療が最適、とされるのは失った歯だけの治療で済ませたいといったケースです。ブリッジ治療で義歯を入れるとすれば両隣の歯を支えにするため、一回り削る必要がありますが、インプラント治療の場合、人工歯根を骨に直接埋め込むので失った歯だけを根元から再生する治療になります。他の歯を削って義歯を入れるのは抵抗があるという要望がある場合、歯科医からインプラント治療をすすめられるはずです。
他の歯科治療と、インプラント治療が大きく異なるのは治療に失敗した場合、再度同じ治療を行えなくなる点です。義歯の中でも、入れ歯やブリッジと違い、人工歯根とあごの骨は、周辺組織で完全に結びつかなくてはならないので万一、人工物のインプラントと自分の骨が周辺組織によってなじむことなくインプラントがしっかり固定されないというアクシデントがあれば再び手術を行ってはじめの手術時より、大きく骨を削る羽目になります。それに、埋入手術の際には埋入部分周辺の神経損傷というリスクもあるのです。
人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが治療後はほっておいていいとは言えません。特に人工歯根に異変があったら、すぐに診てもらわなくてはなりません。食べかすが歯垢となり、炎症を起こすと歯周病を引き起こすこともあるのです。残っている自分の歯と同じく、歯科医や衛生士の指導に従って、毎日のセルフケアを怠らないことが大切です。また、定期的な歯科医のメンテナンスが絶対欠かせません。
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