小鳥最強にして最弱説

February 13 [Mon], 2012, 15:59
やっとDVDで出たので、新作が楽しみでしょうがないイチャンドン製作、ウニールコント監督作品冬の小鳥を観た。
主演はアジョシでウォンビンと共演しているキムセロン。
予告編を観る限りは一昔前の少女マンガにありがちな孤児の耐え忍ぶ系の物語といった印象で、その印象を大きくはずれはしないのだが、韓国映画にしては静謐で淡々とした物語の運び方が余韻として残る。
この作品は監督の実体験を基にしているということで、観賞後なるほど、だからウニールコントって名前なのねと納得してしまうのだが、この主演のキムセロンの演技が強烈。
無言の演技がこれほどまでに説得力のある子役というのは。
アジョシではその演技力を活かし切れてないなあ。
というより、この子の演技はもっと静かにたゆたうような映画でしか発揮出来ないのではないかとさえ思う。
そういう意味では、この映画はキムセロンの演技をじっくり堪能するための映画だったか。
傑作という訳ではないが、巧みに観る側に思いを巡らす空白を編み込む味わいのある逸品だった。
しかし、私がこの映画の間中ずっと頭の中を旋回していたのは小鳥という言葉である。
勿Lムセロンの危ういくらいに繊細で健気で弱々しい姿が小鳥とオーバーラップするのは勿ネのだが、小鳥である。
しかも冬のと付くと、その弱々しさは尋常ではない。
小鳥という言葉が持つ、弱さの強さ。
禅問答みたいで申し訳ないが小鳥ことり093877が持つ妥協なき弱さに気を取られてしまった。
小鳥がどんなに虚勢を張っても全く強さをアピールすることが出来ないのではないかキムセロンがあたいだって強くなれるんだからと幾ら頑張っても小鳥という設定を与えられている以上無理だということ。
仮に小鳥にいかにも強そうだったり、恐ろしそうな言葉を付けてみても全く小鳥の弱さが揺るがない事に気づき、愕然とする。
ジャンボ小鳥ナチュラルボーン小鳥テキサスチェーンソウ小鳥21世紀の精粋ル常者小鳥小鳥ザグレートスナイパー小鳥小鳥凄い。
全ての強そうな言葉を無力にしてしまう小鳥という存在の揺るぎなさ。
脱帽である週末はこれに加えて楽しみにしていたゴーストライターにインシディアスもあるが、なんつっても待ってましたのデビッドフィンチャー最新作ミレニアムドラゴンタトゥーの女で決まり。
映画三昧だ。
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