「仮想空間」商法、ビズ社の委託会社は実態なし(読売新聞)

May 31 [Mon], 2010, 22:33
 「仮想空間」商法事件で、マルチ商法会社「ビズインターナショナル」(さいたま市)が業務実態のない新設のソフトウエア開発会社を仮想空間ソフトの業務委託契約相手にしていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 埼玉県警は、実際にソフトを開発し、ビジネスを主導したとみられるIT関連会社「フレパー・ネットワークス」(東京都港区)が、ビズ社との関係を隠蔽(いんぺい)するため、計画的に設立したとみて調べている。

 ビズ社関係者によると、仮想空間での不動産投資をうたい、ビズ社が会員募集を始めたのは2007年6月。直後にフレパー社側から「ネットワークビジネス(マルチ商法)の会社と直接契約を結ぶとまずい。間に別会社を入れてほしい」との依頼があったという。

 1か月後、フレパー社の元社員が社長を務めるソフトウエア開発会社「I.D.R」(東京都港区)を設立。ビズ社とシステム開発の業務委託を結んだ上で、I社からフレパー社に業務が再委託された。

 会員によると、フレパー社の社長(52)は、会員向けの説明会で「フレパーの名前は表に出さないで」と話したこともあったという。消費者庁が昨年11月、会員とのトラブルが急増したビズ社に対し一部業務停止を命令すると、フレパー社はホームページで「ビズ社と直接の取引・契約関係は一切なく、ビズ社の違反行為に加担や協力はしていない」などと主張した。

 フレパー社の有価証券報告書によれば、I社への販売実績は07年度で約53億円に上り、総販売実績の91・7%を占めた。しかし、捜査関係者によると、県警は「I社は事業実態がない」として、27日の一斉捜索の対象から外していた。

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神戸市職員のPC転売詐欺、損害は7千万円以上(産経新聞)

May 27 [Thu], 2010, 19:07
 神戸市環境局の男性職員(32)が公費でパソコンを購入、転売していた問題で、職員が市に7千万円以上の損害を与えていたことが21日、市の調査で分かった。市は同日、職員を詐欺罪などで兵庫県警に告訴した。

 神戸市によると、職員は平成18年5月〜今年4月、偽造した伝票を使いノートパソコン145台や商品券767万円分を購入し、転売を繰り返した。また納入業者の関連会社名義で約2300万円を市に架空請求するなどし、市の被害総額は約7300万円を超えるという。

 職員は調査に対し、「得た金は遊興費や借金の返済に充てた」と話しているという。市環境局は「市民の信頼が大前提なのに根底から覆す出来事。どう説明していいのか言葉がない」と話している。

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「望まれる在宅看取りの条件」、ケアマネらが勉強会(医療介護CBニュース)

May 21 [Fri], 2010, 15:26
 ケアマネジャーらを対象とした勉強会「在宅ターミナルケアの検討」が5月13日、東京都内で開かれた。関東圏のケアマネジャー約20人が参加し、難しいとされる在宅での看取りの現状を報告。要介護者とその家族に望まれる在宅での看取りを支援する条件を探った。

 当日は、立教大コミュニティ福祉学部教授で、NPO渋谷介護サポートセンター事務局長も務める服部万里子氏が講演した。介護サービス利用者の7割が在宅だが、要介護者が家族への負担を危惧したり、往診できる医師や訪問看護の体制が整っていなかったりするため、在宅での看取りが困難である現状を確認。こうした中で、いかに在宅での看取りを円滑に行うべきか、参加者と意見交換した。

 中でも参加者からは、医療との連携が難しいとする声が多かった。自ら看取りの現場にいなかったとして死亡診断書の交付を拒否する医師や、「家族とだけ話す」としてケアマネジャーに看取りにかかわる情報を開示しない医師の存在などが報告された。これら事例は「医師の知識や主義に左右される」として服部教授は、「医師の受診後24時間以内の死亡であれば、看取りに立ち会わなくても死亡診断書が交付できる」などの事実を告げて協力を促すことが必要とした。

 ケアマネジャーの意見や役割について、家族の理解を得ることが難しいとする声もあり、医師の指示と家族の望みが異なって板挟みになることなどが報告された。服部教授は、ここでも医師の在宅医療に欠かせない知識と実情の理解が必要と指摘。「家族から福祉用具の手配しか求められない。それでも訪問し続けることがつらい」との報告に対しては、会場から「ケアマネは『何かあったら助けてくれる』と家族に安心を与える存在でもある」との声があった。

 要介護から看取りに至る心身の状態変化をどう判断するかも難しい問題。これについても、「要介護者の思う通りの看取りができた」「病院から自宅に戻った当日に死亡してしまった」などの事例が報告された。


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<もんじゅ>試運転で酸素濃度計が不調 故障の可能性(毎日新聞)

May 17 [Mon], 2010, 17:36
 試験運転中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市、28万キロワット)で14日午前11時2分ごろ、ナトリウム火災防止のため窒素で満たしている原子炉格納容器の運転床下(1次系)の酸素濃度計が停止し約5時間半、濃度が測れなくなった。日本原子力研究開発機構(原子力機構)は故障の可能性もあるとみて調査を始めた。

 濃度計は、原子炉容器室と1次系配管室(3室)の気体をポンプで1カ所に吸い集め、酸素濃度を測っている。14日午後0時20分ごろ、濃度が0%を示しているのを中央制御室の運転員が見つけ、確認するとポンプが停止していた。同3時57分に再起動させ、4時35分に作動を確認した。もんじゅは16日未明に原子炉を停止し、1次主循環ポンプの回転数計や蒸気発生器2次アルゴンガスの圧力計などを調整する。停止中も性能試験を続け、22日に再起動する。【酒造唯】

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<掘り出しニュース>山梨県民、なぜアサリ好き? 1世帯当たり消費量は全国平均の倍(毎日新聞)

May 13 [Thu], 2010, 0:22
 【山梨】山梨県民はなぜかアサリ好きだ。国の調査によると、甲府市の1世帯当たりのアサリの消費量は日本一。山梨県民のマグロ好きはよく知られているが、アサリ好きはあまり知られていない。なぜなのか、探ってみた。【水脇友輔、春増翔太】

 全国の都道府県庁所在地を対象にした総務省統計局の家計調査(07〜09年の平均値)によると、甲府市の1世帯当たりのアサリの年間平均購入量は2014グラム。全国平均(1141グラム)を倍近く上回る堂々の1位だ。県内最多の人口を抱え、県内各地の出身者が集まる甲府市の消費傾向は、県全体の傾向も反映しているとされる。

 以下は静岡市(1611グラム)▽名古屋市(1414グラム)▽佐賀市(1403グラム)−−と続く。甲府市以外の上位は、ほとんど近くに産地を抱える地域だ。

 さらに、山梨ではシジミも好まれているようで、甲府市は全国4位(699グラム)。名産「アワビの煮貝」なども影響しているのか、同市は貝類全体の購入量でも全国4位(4603グラム)につけている。

   ◇  ◇

 甲府市中央卸売市場(同市国母6)で長年元卸を営む「山梨中央水産」は、扱うアサリの70〜80%をスーパーマーケットや鮮魚店など小売店に卸している。同社の石川和馬営業部長は「みそ汁にする家庭が多い」と話す。最近は、パスタやご飯に混ぜて食べるのも一般的だという。

 しかし、古代から山梨でアサリがよく食べられていたかというと、そうではない。

 08年に山梨の食文化に関する展示を企画した県立博物館の学芸員、植月学さん(38)によると、県内に貝塚は見つかっていない。

 ◇かつて高級品「あこがれ」の名残?/「貝はアサリ」という固定観念か…

 文献に貝が登場するのは江戸時代後期から。「馬なら静岡から一晩で甲府に運べる。産地の静岡に近い消費地として入ってきたのでしょう」(植月さん)。魚と違い、貝は塩水に浸せば生きたまま運べることも要因ではないかという。

 江戸時代以降の“貝人気”は、山梨に海がないことと無縁ではなさそうだ。

 甲府調理師専門学校(昨年閉校)で49年間、講師を務めた調理師の古山登茂代さん(83)によると、貝は元々、県内では高級品として扱われていたという。「手に入るのは、乾物や煮たものがほとんどで、祭りや祝い事の時にしか食べられなかった。新鮮な貝が当たり前のように流通する今でも、山梨の人には貝に対する『あこがれ』があるのではないでしょうか」と推測する。古山さん自身もスーパーに行くと、まずアサリに足が向くという。

 ずば抜けてアサリの人気が高いのはなぜだろうか。

 甲府市中央1の鮮魚店「一心太助」の末木竜司店長(31)は「山梨県民は海の物になじみがないから」と見る。

 同店では1日約5キロのアサリが売れるが、赤貝やハマグリなどは人気がないという。「お客さんの多くは『刺し身はマグロ』『切り身はサケ』『貝はアサリ』と決めている節がある。魚介類は他にもあるのに、なかなか目を向けてくれない」と末木さんは嘆く。そして、こう訴えている。「調理法も教えるので、ぜひ、いろいろな魚介類を食べてみてください」

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