菅総理が前原国交相に指示した7つのこと(レスポンス)

June 18 [Fri], 2010, 10:39
前原国交相は8日深夜に開かれた就任挨拶会見で、菅首相からの指示を読み上げた。そのポイントは以下の7つだ。

(1)高速道路の段階的に原則無料化し、地域の活性化、流通コストの引き下げを推進する。地域住民の移動手段を確保し、環境問題に対応するため公共交通を含め総合交通体系の確立に取り組む。

(2)時代に合わない国の大型直轄事業を全面的に見直すとともに、今後、国が行う事業については費用や効果を厳格に検証した上で進める。

(3)地方公共団体や地域住民が主役となった観光地域振興策の支援や訪日外国人観光客の増加など、観光立国の実現を総合的に推進する。その際、わが国の成長戦略の策定・実行にあたり積極的に貢献する。

(4)基地問題による沖縄県民の負担軽減を常に念頭に置きながら、沖縄の魅力や特性を最大限に生かし、自立と発展を支援する。

(5)北方領土の解決に向けて取り組む。

(6)日本航空の再建に取り組む。また、航空輸送の安定と安全の確保や航空産業の発展に積極的に取り組む。

(7)海洋政策と宇宙開発を担当させる。

鳩山内閣との違いについても語った。

(1)高速道路無料化では、地域住民の移動手段を確保するという目的で公共交通整備の視点が加わった。

(3)では、観光立国の手段を「観光地域振興策の支援や訪日外国人観光客の増加など」と、具体的に表記。「観光政策を支援する」と抽象的な表現だった鳩山内閣から一歩進んで、国土交通省の成長戦略会議の取り組みを取り入れた。

(4)は「普天間の問題で沖縄のみなさんにご迷惑をかけているので『基地問題による沖縄県民の負担軽減を常に念頭に置きながら』ということが加えられた」(前原氏)

(6)の日本航空の再建取り組みは、菅内閣で新たに追加された。

《レスポンス 中島みなみ》

【関連記事】
【高速道路新料金】菅首相から最初の指示…微妙に後退?
亀井郵政改革担当相 深夜の辞任その裏
菅新内閣発足で志賀自工会会長コメント、政治と距離を反映?
国土交通省 特別編集

はやぶさ、地球帰還=豪州砂漠にカプセル落下−小惑星の砂に期待・宇宙機構(時事通信)
菅首相会見詳報(5)「奇兵隊内閣と名付けて」(産経新聞)
父と小6次女が死亡か=店舗兼住宅で火災―愛知(時事通信)
<南アW杯>日本と意外なかかわりも…1次リーグ開催3都市(毎日新聞)
シェラトン都ホテル大阪で全館停電 トイレも停止、エレベーター閉じ込めも(産経新聞)

老朽水道管 大阪29%…全国平均の5倍 事故も相次ぐ(毎日新聞)

June 11 [Fri], 2010, 14:21
 大阪市の上水道管総延長5192キロのうち、29%にあたる約1500キロが耐用年数(40年)を過ぎていることが、市水道局への取材で分かった。大阪市は全国平均の6%を約5倍も上回っている。同市では115年前から水道事業を始めているという事情もあるが、老朽化した水道管の更新は財政難からあまり進まないのが現状だ。全国でも更新は年間で総延長の1%しか進んでおらず、各地で漏水事故が相次いでいる。

 大阪市では水道管の更新は年間平均60キロのペースで進めているが、既に耐用年数を過ぎている配水管の更新だけで25年はかかる計算だ。担当者は「事故が起きないよう地盤が緩い場所などにある管を優先的に更新している」と話している。8%の堺市では今年度約29キロ分の老朽管を更新する予定で、更新にかかる予算は24億4600万円にのぼる。神戸市では6%、京都市は13%が老朽化している。

 一方、全国では上水道管の総延長61万キロのうち、耐用年数を過ぎた管は6%超の約3万8000キロ。70年代に集中整備されたため今後一斉に更新期を迎え、10年後に2割、20年後には4割を超える見通しだ。

 老朽化が原因とみられる漏水事故も目立つ。大阪市では01年、中央区で1922年敷設の水道管から大量の水がわき出し、道が冠水。05年には阿倍野区でも70年以上前に埋設した水道管が破裂、周辺の約1500戸が断水した。

 長崎県佐世保市では昨年11月、用水路から水が噴き上がり、断水は周辺約1500世帯にのぼった。用水路下に敷設された直径25センチの管に約10センチの亀裂が見つかった。厚生労働省によると、被害が100世帯を超える漏水事故は08年度までの3年間に全国で少なくとも年間14〜19件起きた。老朽化で家庭などに届くまでに管から漏れる水量は年間供給量の7%にあたる11億トンに上る。

 水道事業は市町村などの事業者が住民からの使用料金で運営している。しかし、水需要の伸びは期待できず、経営環境は極めて厳しい。水道事業者でつくる日本水道協会は「財政事情が厳しいのに、地方の首長の中には、選挙などの際に使用料の引き下げを訴える人もいる。事業効率化は大前提だが、住民も負担の在り方を真剣に考える必要がある」と訴えている。【小林慎、佐々木洋、山田英之】

【関連ニュース】
水道管:3万8000キロが耐用年数超え 更新進まず
川崎・中原区の配水管漏水:委託業者の機器設定怠りが原因−−市上下水道局 /神奈川

盗撮容疑で国税職員を逮捕=スカートの中に携帯電話―兵庫県警(時事通信)
【虐待 救え子供の命】子育て支援充実を 根絶へ読者から反響(産経新聞)
政調復活、二元政策決定の回避が狙い(読売新聞)
チャイルドシート使用57%=死亡・重傷2.7倍の差―警察庁(時事通信)
欽ちゃんが中畑氏を激励(スポーツ報知)

“神鹿襲撃”飲食店主の浅はかすぎる動機とは…(産経新聞)

June 07 [Mon], 2010, 11:22
【衝撃事件の核心】

 《飲食店を経営している男が、「シカ肉を食べないか」と言っている》。警察にかけられた1本の匿名の電話が、事件を解決する端緒となった。奈良公園(奈良市)で今春、シカが矢で撃たれ、死んだ事件が起きた。奈良県警が文化財保護法違反容疑で逮捕した飲食店経営の男は「シカの肉を売ってもうけたかった」と供述し、匿名情報とも符合。シカ肉の入手を目的にした犯行だったことが分かってきた。だが、猟師らによると、シカ肉を売る“ビジネス”に成功の可能性はないという。国の天然記念物に指定されている奈良公園のシカを狙うという粗暴さと、浅はかな計画。関係者にむなしい怒りだけが残った。

 ■発生から1カ月で逮捕

 事件が起きたのは今年3月12日深夜〜13日未明。奈良公園の春日大社表参道で、10歳程度のメスジカが、長さ約50センチ、直径7ミリの鉄製の矢が腹部に刺さった状態で歩いているのを、13日朝に通りかかった男性が見つけた。

 腹部を貫通するほどの矢が刺さった痛々しい姿のシカは治療の甲斐なく、15日朝、死んでいるのが確認された。

 《飲食店を経営している男が、「シカ肉を食べないか」と言っている》

 悲惨な事件から2日後、1本の匿名の電話が三重県警に寄せられた。この情報から浮かび上がったのが、津市芸濃町の飲食店経営、稲垣銀次郎被告(39)=文化財保護法違反罪で起訴=だった。

 奈良県警は稲垣被告の周辺を徹底捜査し、事件当日の夜、奈良公園近くのコンビニの防犯カメラに、稲垣被告の姿が写っているのを突き止めた。

 別の防犯ビデオにも、稲垣被告が所有するオレンジや黄など、派手な色でペインティングが施された軽トラックが写っていたことが判明、稲垣被告は事件発生から1カ月後の4月13日に逮捕された。

 ■シカ肉ビジネスでひともうけ?

 「シカの肉や角は高く売れると思った。金に困っており、シカの肉を売ってもうけたかった」。逮捕された稲垣被告は奈良県警の調べに、こう供述したという。

 捜査関係者らによると、稲垣被告は昨年春に津市でラーメン店「闘魂ラーメン晴れる屋」を開店した。だが評判は芳しくなく、インターネット上でも「まずい」「環境(衛生)面が悪い」などと批判が相次いだ。必然的に経営は行き詰まり、店は昨年11月ごろから休業状態になったという。

 光熱費なども払えなくなり、50万円前後の借金を抱えた稲垣被告は、手っ取り早く金になると考えたのか、“シカ肉ビジネス”を計画。交際中の別の飲食店従業員、伊達恵被告(37)=三重県亀山市、同法違反罪で起訴=とともに、シカ狩りを始めた。

 ■野生のシカではうまくいかず

 「最初は山にいる野生のシカを狙った」という稲垣被告。野生のシカは猟師でも捕まえるのが難しいとされるが、試しにボーガンで狙い撃ったところ、簡単に命中し、仕留めることができたという。

 2人は味をしめ、別の日にも野生のシカを狙いにでかけた。しかし、思惑どおりにはいかず、失敗。次にターゲットになったのが、「いっぱいいるので、仕留めやすいと思った」と供述したという奈良公園のシカだった。

 稲垣被告ら2人は3月12日夜、奈良公園に足を踏み入れた。約500ヘクタールの公園の周辺には、約千頭のシカが生息している。だが、シカたちは危険を察知したのだろうか、2人には近づいてこなかったという。

 焦った2人は、食パンを買いに行き、「シカをおびき寄せるためにまいた」という。餌をくれると思い近づいてきたシカを前に、稲垣被告は、ボーガンに手をかけた。

 ■おなかには赤ちゃん

 撃たれたメスジカは、逃げて稲垣被告らの手にかかることはなかったものの、鉄製の矢は肺を貫通しており、2日後に息絶えた。

 痛ましいことに、メスジカは妊娠中で、おなかの中には、体長約35センチのオスの子がいたことが解剖によって判明した。

 金もうけという利欲のために、何の罪もない愛くるしいシカを狙ったとされる2人に、公園周辺のシカを保護している財団法人「奈良の鹿愛護会」の池田佐知子事務局長は「奈良公園のシカは、人が攻撃しないと信じて安心し、だれにでも近づいてくる。そんなシカへの裏切り行為で本当に許せない」と憤る。

 さらに、「今年、奈良公園で最初に生まれたのもオスジカ。あの子(シカ)も殺されてなかったら、いまごろ元気に生まれていたのにと、どうしても思いだしてしまう」と沈痛な面持ちで話す。

 ■シカ肉ブームも…

 シカ肉は高タンパクで、豚肉や牛肉に比べて低カロリー、低脂肪なヘルシー食材として、若い女性などに静かなブームとなりつつある。

 だが、奈良と三重の県境の山で狩猟を行う猟師の男性(60)は「シカ肉販売は、採算がほとんど見込めない」と話す。男性によると、シカは血液が多く、銃で撃ち、すぐに血抜きをしないと売り物にならないうえ、筋肉質で筋が多いため、筋を除去するのに手間ひまがかかるという。

 また、食肉に適した部位は、1頭あたり5キロ〜10キロ程度しかなく、「狩猟を趣味とする人が、捕ったあとに自分で食べるくらい。売るためにシカを捕るなんていう話は聞いたことがない」と驚く。

 実際、稲垣被告はシカ肉を売ってもらうよう知人に頼んだというが、出所が不明なシカの肉を買う業者はおらず、シカ肉ビジネスはあえなく頓挫。借金返済どころか、すべてを失う結果となった。

 2人が逮捕されるまで、愛護会は昼夜の別なく、時間のある限り公園内をパトロールして警戒にあたった。池田事務局長は「事件後、シカを悼む声や犯人への怒りの声などがメールや電話、手紙で50件以上寄せられた。改めて多くの人に奈良のシカは愛されていると思った」と話す。

 新聞やテレビで、連行時の様子が報道された金髪姿の稲垣被告。取り調べを受けて初めて、「神鹿(しんろく)」と敬われ、観光客にも親しまれている奈良公園のシカを殺し、肉を売ろうとした行為の愚かさに気付いたのかもしれない。

【関連記事】
妊娠→薬→堕胎 結婚控えたイケメン医師 焦燥と暴発の果てに…
ガールズバーで資金稼ぎ…女子中生が陥った“負の大麻スパイラル”
嫁不足…狙われる東北の農家 純粋な男心を弄ばれた被害者の心の叫び
指名手配犯、逃さない! 街頭に光る“眼光”「ミアタリ」
「高差」「うちこ」隠語は健在…警視庁ネットハンターが狙う闇サイトの“急所” 
「はやぶさ」帰還へ

著作権法違反容疑 「トトロ」シール偽造 33歳男を逮捕(毎日新聞)
池波正太郎生誕地で清掃 台東区浅草(産経新聞)
みんなの党推薦・元中日の岩本氏、町長選に当選(読売新聞)
口蹄疫対策、予備費96億円=損失補てん、生活支援は別途手当(時事通信)
自動車登録簡略化に大賞=刷新会議(時事通信)