いったいどれくらいあるんだ?

June 18 [Thu], 2015, 10:23
ある日、いったいどれくらい債務が残っているのかを計算してみた。

計算機を弾いてみる。

すると、計算機の数字は七桁まで行ってしまった。

もはや絶望的だと私は思った。ここまで来ると笑うしかなかった。

債務整理を行い、あれだけ財産を処分したにもかかわらず、まだ七桁もの残債務が残ってしまっている。

もう私には処分する財産は何もない。

私は再び担当弁護士と面会して今後のことを相談することにした。

当日、今回の件で私を担当している弁護士は一通り資料に目を通しながら私の話しに耳を傾けた。

「もう私には処分するものは何もありませんよ。これ以上どうしろと言うんでしょう?」私は些かヤケになっていた。

無理もない。この一週間はろくに寝てもいないのだから。弁護士は口を開いた。

「うーん、そうですか、これだけ残債務が残るとなると確かにもう厳しいですよね。どうですか?私としてはもう自己破産をお考えになった方がよろしいかと思うんですが」

テーブルを挟んで向かいあった弁護士の言葉は私が予想していたとおりのものだった。

実際、私自身もそれしか取る道は残っていないと思っていたのだ。

何より私はもう疲れきってしまっていた。

これ以上あがいたところで、もうどうにもならないところまで来てしまったのだ。

もう楽になりたい、金のことは考えず、ただ眠りたい、そう思って私は腹をくくった。

「そうします。その方向で手続きをお願いします」
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