脳科学で「お金で揺るがない信念は存在する」と実証される

April 09 [Wed], 2014, 19:28
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あなたには「どれだけ大金を積まれても、これだけは譲れない」という信念がありますか? もし、この回答が「イエス」だとしても、実際に目の前に札束がちらついたら、信念が揺らいでしまいませんか?

実は、“絶対に揺らがない信念”というのは本当に存在するのだということが、アメリカのエモリー大学の研究で明らかになりました。強い信念に基づく判断と、それ以外の判断とでは、脳のはたらきまで異なるのだそうです。

イギリスのニュースサイトDailyMailでは、信念と脳との関係について以下のように報じています。

 

脳画像診断によって、信念のなかには不可侵なものがあるということがわかりました。不可侵とはどういうことかというと、その信念だけは脳の特別な部分で処理されるのです。

時に人は信念を“売り渡す”こともありますが、核となる価値観はどんなに大金を積まれても決して手放すことがありません。

脳をスキャンした結果、たとえば国民としてのアイデンティティや信仰といった強い信念に関わることは、脳内の善悪を判断する部分で処理されていることがわかりました。一方、その他のどうでもいいことや“売り渡してもいい”考えは、別の部分で処理されるそうです。

アメリカ・エモリー大学の研究者は、被験者にお金で信念を変えるよう申し出を行い、その際被験者の脳の活動がどうなっているのかMRIスキャナで分析しました。

すると案の定、「私は紅茶が好きです」レベルの信念を覆すには、100ドル(約8,000円)もあれば十分だったとのこと。一方、政治的な信念であれば脳の反応する部分が全く異なり、“オークションで売り渡す”ようなことがありませんでした。

「オークション方式を使うかどうかは、信念の強さの指標となります」

エモリー大学の神経政策センター長で、研究を主導したグレゴリー・バーンズ氏は今回の結果について以下のように説明しています。

「もしお金をもらっても信念を変えようとしないのなら、その信念はその人にとって不可侵といえるほど重要なことなのでしょう。しかし信念よりもお金をとったなら、その信念はその人にとってどうでもいいことだといえます。

今回の実験では、宗教的信仰や国民としてのアイデンティティ、倫理感などの固い信念が、脳の特別な場所で処理されていることが明らかになりました。

信念に関して人はどのように判断を下すのか、という科学的疑問に答える糸口が見つかったといえます。また、国や文化を越えて何が人の行動に影響するのか理解するうえで重要なヒントとなるでしょう」

MRIによる脳内イメージによれば、固い信念に関する判断は、脳内の報酬に関する部位ではなく善悪を司る部位で処理されているようです。信念に関しては、政治家などから“賄賂”をもらっても、人は動かされないということがわかります。

「個々人の絶対的な信念に関わることであれば、お金をばらまいたり、便宜を図ったりすることで人の行動に影響を与えようするのは不合理だといえそうです」

とバーンズ氏。

また、今回の研究によれば、教会やスポーツチーム、楽団や環境団体といった組織で精力的に活動している人も、信念に関わる脳の部位の働きが活発なのだそうです。

「組織化された団体では、ルールや規範を通じて強く価値観を植え付けることができるのでしょう」

そう述べたうえで、バーンズ氏は以下のようにしめくくっています。

「文化の変化は脳に影響し、また脳の変化は文化に影響します。つまり両者は不可分です。脳と文化の関係については、解明が始まったばかりですが、文化神経科学という比較的新しい学問分野は、これからグローバルなステージで議論されることになるでしょう」

 

以上の通り、脳科学で人には絶対に揺るがない信念があるということが今回、明らかになりました。

もちろん、損得ばかり考えて主義主張がころころ変わる人もいますが、いくら大金を積まれてもブレない人もいるというのはなかなか興味深い発見です。身近な人々やあなた自身ははたしてどちらに属するのでしょうか?

今後、文化神経科学がさらに発展して、人の心の動きがさらに解明されることを期待しましょう。

 

【脳科学シリーズ】

※ 脳科学で「男が他の女に目移りしちゃう理由」を徹底解明

※ 脳科学的に「友情から恋愛」には発展しにくいことが判明

※ 脳科学的にも「合コンで彼氏はできない」ことが明らかに

※ 脳科学的に有効な「失恋の痛手から立ち直る」究極テク

 

【参考】

※ Some things ARE sacrED巨人倍増 正規品: Scientists find different area of brain – Mail Online

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