2009年ヒットの新人バンドについて 

December 15 [Tue], 2009, 5:34
歴史に残る大不況だったと言われる2009年がもうすぐ終わりを向かえようとしているが、そんな中で生まれたニューカマー達の音楽も歴史に残り、これからも輝き続けるものだと思わせてくれるものばかりだった。まずその筆頭に上げられるのは9mm Parabellum Bullet、マキシマムザホルモン、凜として時雨だろう。どれも今年一気にセールスを延ばし、売れっ子の道を駆け上がったバンドだ。従来のバンドと何が徹底的に違うのか。もう少し年代が上のバンドに影響を受けたバンド等を聞くと、たいていが名だたる洋楽ロックバンドの名前を挙げる。面白いのは、彼らにその質問をするとJ-POP歌手やV系バンド等を答える事だ。ご存知の通り今のJ-POPは一口にJ-POPといっても様々なものがあるし、V系というのはメタルが新しい解釈をされた事で生まれたものだ。言われてみれば思わないだろうか、この3バンドも実に新しく、様々な音を鳴らす。9mmはブルースやメタルなど様々な音楽を見事に混ぜる事でその存在を確固たるものにしているし、デスボイス等メタルの趣向を凝らしているのにアニメソングのタイアップも出来る様なポップな音楽をやるのは私はホルモン以外に知らないし、時雨は冷たくソリッドなサウンドが売りだというのにとんでもない中毒性がある。どれも現代が生んだ究極のミクスチャーバンドなのだ。さて、同じくセールスを伸ばし今年は各地夏フェスでも引っ張りだこだったバンドがいる。the telephonesとTHE BAWDIESだ。2バンドの共通点は一昔前に流行った音楽をやっている事、そしてキッズ時代はハイスタなどパンクを聞き、演奏していた事だ。そこからどうやって今の音楽性にたどり着いたかは双方異なるのだが、これがとにかくかっこいい。彼らはディスコサウンドやガレージに、パンクよりもさらに強い「熱」を見いだし、その「熱」を自分達の形に昇華して世に放っている。先人を模倣しているだけなのでは決してない。でなきゃアイアムディスコとかロックンロールパーティとか、大袈裟ともとれる表現をこんなにさらっと使いこなせないだろう。以上5つのバンドについて書いたが、これについて私はこの上ない喜びと期待を感じた。やはりロックの発祥はイギリスで、日本のロックは始まってからずっとその背中を追い、それに近づく様に努力する事で成長してきた。しかしここへ来て、いわゆる「ロック」とは違うものを吸収して育ったバンドが次々と成果を出している。これは画期的な事だ。海外を模倣するしかなかった邦楽ロックシーンがその時期を抜け、独自の発展をしていく時代が来るのはもうそう遠くないかもしれない。
P R
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