沙耶の唄 感想

March 25 [Sun], 2018, 13:55
※この記事にはグロテスクな表現があります。ご注意ください※

沙耶の唄をフルコンプしましたー!今回はさらっと感想だけ。
積んでいるゲームをくずしている最中に、「そういや、ニトロプラスのお世話になったことないなー」とふと思い立ち、入門篇といわれている廉価版をダウンロードしました。
パッケージ版を買う勇気がないからね!怖いし。

グロいグロいと評判でしたが、姉妹ブランド・ニトロプラスキラルのジャブで鍛えられていたので我慢できました。
さすがに『冷蔵庫』のCG「アカンやろ……」と目を逸らしたけど。

プレイ時間が短かったにも関わらず、物語性が薄くなくプレイヤーを飽きさせることがなかったのは、シナリオがその助けになっているからと思います。
想像力をかきたてられる言い回しは、CGのないシーンでも感情をえぐりだしてくれました。

さて感想をば。

プレイ後(プレイ中も考えてましたが)、「純愛」ってなんなんだろう。
この作品を指すときによく使われるんですけど。

愛する人の脅威になるものを全て排除することが「愛」なのかな。
脅威になりそうなものを排除するのが「愛」なのかな。
自分たち以外のものを排除するのが「愛」なのかな。

友人を殺したり、罪もない隣人を殺したり、その上食べてしまうことが「愛」なのか。
かつて愛してくれたひとたちを手にかけて、その死を陵辱する免罪符として、「愛」だとか「自分が狂人になってしまったこと」だとかは通用するか?

それを肯定することって、ずいぶん身勝手じゃないか?

確かに、主人公と沙耶(注:ヒロイン。宇宙外生命体)の視点から見ればうたがいようもなく「純愛」だった。
世界にたったひとり自分を愛してくれる存在がいたら、それは嬉しいし手放したくないと思うだろう。
その人のために尽くそうと思うだろう。

でも、気がふれているとはいえ、主人公は主人公なりに折り合いがつけられる精神状態までもどっていた。
折り合いをつけつつ、彼女と生きていくすべを見つけようとは思わなかったんだろうか。
もとの世界にいる人間は誰でも殺してよくて、傷つけてよくて、どうでもいい存在になりさがってしまったのだろうか。
いちどは愛した世界なのに。
こんなのが主人公たちにとっての「純愛」だとしたら、私はいやだな。


ヒロインの沙耶は純粋でかわいいと思いましたが、最後まで好きになれなかった。
感情移入できたのは親友視点のルートでした。


(この親友視点のルートがきっついんだよなぁー……
おかげで考察のために周回プレイしようとする手がとまる……)

誘惑に負けられず

February 02 [Fri], 2018, 2:11
ペルソナ5を買い、スイクラを買い、モンハンワールドを買い、そしてそれぞれを積んでいます。

なにもかも中途半端なんです。
不完全燃焼なんです。
萌えるところはあっても、徹底的に掘り下げて萌えたいし燃えたいとは思えないのです。

それは心理的につかれているからなのか、それとも私の燃え(萌え)レーダーに引っかかるものじゃないからなのか。

樂しんだもの勝ちというのは、ありとあらゆるものに当てはまると思います。だから面白そうなものをみつけて楽しみたいのです。
悪いところばかり因縁をつけてあれこれ書くよりも、あれが面白かったこれが萌えたというほうがハッピーでしょう?
私のこころには、長らくそういう余裕が戻ってきていません。

いつかなにかをするために、とりあえず休む

January 26 [Fri], 2018, 18:21
私はしばしば躁うつ病を患っていることを忘れて行動してしまうが、あんまりよくない。
それを念頭に入れて、将来のこと、今までやってきたことを考えてみるのだ。

あそこがだめだったから今度はああしようとか、ここは辛かったから、きっと自分には合いそうにないなとか。
きっと、そういうとってもありがちでとっても些細なことが、もしかしたら高校生までしか許されない自問自答が、今の私に必要なのだ。

例えば小説家になりたいとか。
どうだろう。
動機は3つ。
ひとつ、小説の主人公がなりたがっていたから。ふたつ、自分のほうが上手に書けると思ったから。みっつ、作文で誉められたことがなかったから。
結果は3つ。
ひとつ、6年前に編集部か何かに持ち込んでダメだしを食らった。
ふたつ、承認欲求のために書いているときづいた。
みっつ。見栄を張って同人誌なんか作っていたら、心身ともにぼろぼろになっていた。

考える。
たぶん、むいていない。
技術的に上手くはなったが、書くという行為に好意をもてないので、おそらく努力をしても辛いだけだろう。

例えば、勉強。
動機は3つ。
ひとつは、大学の受験勉強のため。
ふたつめは、こころざし半ばで挫折してしまった高校生活のリベンジ。
みっつめは、純粋に好きだから。
結果をみてみよう。
大学の受験勉強には達していない。
残念ながら、高校生までの教育をじゅうぶんに受けていない、またみずから進んで学ぼうと思えなかったため、だめだった。
おそらく、動機のふたつめになっている、「失った時間や、自分が本来あるべき姿を取り戻そう」という高いプライドが今の正確な自分の姿を見させてくれないのだ。
いや、たぶん見てはいるのだが、あまりの酷さに耐えられないのだと思う。
高校をやめるまで勉強がすべてだったのだ。私から勉強をひいて何も残っていなくて、しかもその勉強すらだめになっていたから嫌になったんだろう。
みっつめ、純粋に好きだからといって自らするもものでもなかった。
現に一年くらい単語帳を開いていない。
やっぱりなにがしか尻を叩いてくれる人や制度がないとだめなのかもしれない。
やはり中学受験の失敗と周囲への嫉妬で、性格が捻くれていると素直になれずめんどくさい。
いわゆる「学校でやる勉強(国数英理社)」はまったく進まなかったが、知らなくても良さそうな飛行機事故の資料を取り寄せたり脚本の勉強をしていたので、その好奇心をうまいことくすぐればよさそうだ。

考える。
ドクターからは勉強することを薦められている。
私も同感だ。
ただ、また勉強で辛い思いをするのではないかと、始める前からためらってしまう。
別の切り口で取り組む…というか、勉強に対する認識を変えることはできないだろうか。


数学はわからないが、算数のたし算ひし算なら生活していくうえでおおいに効果を発揮してくれるだろう。
語学の勉強も旅行や職場間のコミュニケーションといった国際交流でなにかと役に立つだろう。
簡単な英語は取得していて損ということはない。
なんか格好いいじゃん?
まだ出来ないけどさ。


数年間、認知行動療法をもちいているのに結果がこれとはなんとも捨てばちな生き方をしている。
もうちょっとあちこち手をだしたい。

次は料理とかかな?

ペルソナ5が崩せない

January 09 [Tue], 2018, 4:15
年末のアニメ告知で盛り上がっているのを見て、却ってやりたくなくなった。
パレス激ムズだし。

明智と主人公の絡みは見たいけど、正直パレスが終わらないと見られないのはキッツい。

efのほうも積みぎみです。年始は滑り出しよかったんだけどね。

たぶん鬱なんだろうな。
あと二次創作のサイトを色々弄ってるから単に余力がないのかも。

眠れないときに思うこと

January 07 [Sun], 2018, 2:35
代替機種のスマホを使っています。
どうしてもアプリのインストールが必要なときはGoogleプレイに探しにいくのですが、「あなたにおすすめ」とゴリゴリすすめてくるアプリが、リア充計画だの、なんちゃら彼氏だの、メンヘラなんちゃらだので怖い。

こりゃ前に使ってたひとがこういう嗜好だったんだろうなぁと、メンヘラ臭のするサブカル女がいかにも好きそうプギャーなどと想像していたら壮大なブーメランでした。

だって、Googleでなんでも紐づけされてるんだから、「あなたへのおすすめ」どころか、前にインストールしてたアプリと関連があるもの……

もうなんかね、いい加減自分に自信がないからって他人を馬鹿にして生きるのやめたい。

私って性格悪いなぁ

いざというときの

January 06 [Sat], 2018, 17:36
昨日、夜にけっこう大きな地震がきて怖かったです。
冬場ですし……いざってときを考えるともっと怖くなる。

スマホですが修理に出しています。
グーグルと紐づけしていたんで、電話帳とかは平気そう。
ただ、FGOとかアイドリッシュセブンとか、引継ぎコードをメモったかあいまいなやつは望み薄ですね。

まぁ、FGOは運営さんが優秀なので見つけてくれますけれど。
アイドリッシュセブンは、なぁ……正直リズムゲームが楽しくてやっている側面があるからなぁ……。
最初からやり直すのはきついなぁ。曲すくないし。

今期はアニメやるらしいから、そっちを応援しようそうしよう。

今日からリチウムを増やしました。これで一日3錠。だいぶ飲んでない?
このごろ躁(or鬱)がひどいんだけれども…………大丈夫かな。
うまくいえないけど、普通は
楽しいことがある→楽しいと認識する→笑う
なんだけど、ひとつフィルターがかかっているみたいで、
楽しいことがある→楽しいと認識する→笑う動作を準備する→笑っていいか周囲を確かめる→笑う
で、笑うのにも一拍遅れちゃう、どんな感情にも一拍間がある感じ。
自分を遠くから……十五センチくらい上から観察しているみたいな気持ち悪さがある。

なんてこったい。

January 03 [Wed], 2018, 23:50
新年早々、スマホがぶっこわれました。

はぁー。
はぁぁぁー。

いったい私のなにがいけないというの!なんかやりました!?

心当たりはなくもないけどさぁ!
朝、目が覚めたらお尻の下あたりにスマホがあったとか!
朝、目が覚めたら枕の下にスマホがあったとか!
防水加工じゃないのに洗面台の中に落っことしちゃったとか!

…………あかんやん!
いろいろあるじゃん!
でも急にこわれなくてもいいでしょお!(泣)
「やばいから修理屋さんに出すか、もうちょっとやさしくしてね!」的な警告をだして!
新年早々はきっついよ!

ある程度外部ストレージにバックアップをとっているけれど、電話帳とかFGOのデータは吹っ飛んじゃうだろうなぁ。

あけました

January 02 [Tue], 2018, 23:37

特に神社に行かないまま元旦が過ぎ、気づいたら1月2日のよるだ!がーん。

紅白を横目に、とらのあなでコミケの新刊をチェックしていたら年越ししていました。
なんて自堕落な。しかも諭吉さんが笑顔で手を振りながら飛んでいっちゃう額になったし。
ま、まあ、コミケは3日で3万くらい使ってしまうから、それを鑑みれば安くてすんだ…ゴニョゴニョ。

現在、ef-the latter tale. を崩していってます。
先ほどフリーズして、さらに音も出なくなりビビりました。
古いゲームをわざわざ好んでプレイしてるんだからそのくらいのことは覚悟してましたが、キャラクターが目パチ口パクしてくれるのにBGMも声も聞こえないというのは怖かった。
FAQページを開いたら解決法が載っていて、その通りにしたら直りました。
どうしようもなくなったら、公式サイトに問い合わせようかと思った…。

昨日はツタヤでDVDをまとめて借り、アニメ関連の雑誌も買って、居座る気まんまんでむかったコメダ珈琲が営業終了していてヘソをまげてふて寝してました。
今日は借りてきたDVDの続きをみて、本を読みながらまったりドーナツを食べました。そして1日の終わりにゲームやってます。

自堕落な寝正月ですが、おせち料理だけはきちんとたべます。
なんたって栗きんとんとか黒豆とかの誘惑がすごい。
私の胃袋は365日うまい食べ物を欲求している。

1日は、おせち料理(朝)、すし(昼)、ラーメン(夜)というローテーションでした。どこのお金持ちですか。
今日も、おせち料理(朝)、おせち料理(昼)、ラーメンで、三が日を過ぎたら普通の食生活に戻れなさそう。
……というか、さっきからお腹がいたいんですが、やっぱりそれのせいですかね。……読書がてらのドーナツは辞めときゃよかった。


今年もよろしくおねがいします。なんだか締まらないけれど。

積みゲーリスト(2018年)

December 31 [Sun], 2017, 18:39
12月も終わりますね!!もうすぐ2018年ですね!!!
積みゲーがたくさんですよ!

3月に書いた積みゲーリストも参照にしていきます。
http://yaplog.jp/purple_days/archive/77

白状します、2017年は1本しか崩せませんでした。

どれも手をつけてどれも中途半端に進んでしまうという一番やっちゃいけないことをやってしまいました。
反省から、やっぱりタイトルくらいは出しておいたほうがよいと結論を出しました。

【18禁乙女ゲーム】
・吉原彼岸花
・すみれの蕾
・黒と金の開かない鍵。

【18禁BLゲーム】
・sweet pool
・鬼畜眼鏡
・Si-Nis-Kanto ※すみません投了してました。

【18禁美少女ゲーム】
・暁の護衛
・ef-the latter tale. ※プレイ中
・彼女たちの流儀
・CROSS✝CHANNEL
・グリザイアの果実
・はつゆきさくら

【一般乙女ゲーム】
・カエル畑DE捕まえて・夏 千木良参戦!
・クローバー図書館の住人 2
・SWEET CROWN ※プレイ中ですが積みぎみです。

【一般美少女ゲーム】
・リトルバスターズ!

【一般ゲーム】
・ペルソナ4
・ペルソナ5 ※プレイ中


以上です!!
プレイ中のゲームを含めると、ひい、ふう、みい、……17本ありますね。

なんていうか、もう、攻略対象の殿方や女の子たちには本当に申し訳ない。
積んでいるゲームの多くがPCゲームなので、それほどサクサク消化できないんだ。
特に、美少女ゲームは一本のプレイ時間が平均20時間を超えるなどと言われているので、もしかしたら再来年まで持ち越すかもしれない。

いっぽう、しこたまあると思っていた乙女ゲームがちょっとしかない。いやちょっとでも積んだらアウトだと思うけど。
吉原彼岸花は去年からプレイしてたから年内にはクリアできるかと楽観視してたら3人攻略したところで中だるみしてしまった。いや殿方は悪くない。私の集中力がないんだ。

投了してしまったゲームがあります。
Si-Nis-Kantoはつかみは抜群によかったんですけれど、学園生活の描写が心に刺さらなかった。
先月買ったばかりのスイクラが早くも積みぎみになってしまっているのは、蜜原ルートでの柘榴の発言がひっかかったからです。

現在、がんばってペルソナ5をプレイしています。
アニメ化までに2週目に入りたいですね。
efもミズキ編に入ってきているので、そろそろ中盤です。発売年が年なので絵が古くて、またそこが懐古厨の私の心をくすぐってくれます。テキストもじわじわ感動させにきますし大好き。

さて、2018年は18禁の美少女ゲームの消化を中心に頑張っていきたいです。

ではでは、よいお年を。

化物語(上)感想

December 30 [Sat], 2017, 21:20
化物語(上)読了しました。
ネタバレ有りのわりと雑な感想です。

西尾維新先生の作品はデビュー作の「戯言遣いシリーズ」を読んでいたので、文体なんかはある程度予想していました。
正直、西尾維新先生と私の感性は肌に合いません。

よくこんな悪辣な文章と悪辣なストーリーを商業ベースに載せたなぁというのが素直な感想でした。
ようするに、このひとは下手だなと。
デビュー作から、そんなに進歩してないじゃん…。
例え話に漫画のキャラクターの話を引っ張ってくるのは他人の土俵で勝負をしている2次創作とそんなに変わらない。
露骨にメディアミックス化を意識した文脈も自意識過剰で気持ち悪い。
あとがきで読むかぎり本人にそういった自覚があるらしく余計にタチが悪い。

でも、なんだかんだで読もうと思ったのは、今年のはじめに「傷物語 冷血編」を見たり、8月に「終物語」のアニメ版を見て、女の子のキャラデザがかわいいなぁと思ったからです。まぁ、ただ単に渡辺明夫さんの絵が好きなだけなんですけども。

○ひたぎクラブ

私はあらかじめアニメを見ており、既におおまかなあらすじをわかっていて読んでいました。
それでも想像しにくかった…。文に癖がありすぎる。会話文が多すぎる。
おまけに誰がしゃべってんのかわからない。

っていうか、『ヒロインがバナナで滑って転んで階段から落ちました』って大真面目に書いて、仮にもメフィスト賞を受賞した作家がそんなことを書いて恥ずかしくないの?許されると思ってんの?

そうなのである。この突拍子がない展開が西尾維新が西尾維新たらしめているのだ。
っていうか、彼以外がこれをやったら読者の目に届く前に編集者の手によってシュレッダーにかけられそう。
このくだりで先を読むのがばかばかしいと思った人は多数いるだろう。ここで読者がふるいにかけられる。
デビュー作でメフィスト賞をとっていなかったら、アニメ化どころか文芸評論家の手によって地獄に落とされるまで叩かれまくっていただろう。ひたぎクラブ。

将来有望の、たとえば電撃文庫の新人賞の三次選考なんかで落ちている人を考えると悲惨な気持ちになる。
電撃がメディアに優れているかはさておいて、倍率という点においては新人賞でトップを狙えるのは難しい。そんな賞に西尾維新が投稿してたら最終選考まで残れないと思う。
みんな!メフィスト賞を目指そうぜ。この先どんなこと書いても許されるらしいから。

文体はさておき、このひとの強みは言葉遊びと豊富な知識量、そして彼がメフィスト賞をとったゆえんたる突飛なトリック&キャラクターである。
あ、あと速筆は有名かな。それくらいしか長所が思い浮かばないや。ごめんごめん。

ひたぎが行き当たった「おもし蟹」を「『想いし』蟹」とひっかけるのも面白いし、「『重し』蟹」とひっかけるのも面白い。
予め考えていた言葉遊びに、創造した名前の生き物を当てはめただけかもしれないけど、ネーミングセンスとそれにまつわる役回りは悪くないなぁって思った。
母親が悪い宗教にひっかかり、そのあと詐欺師にだまされ、家庭が崩壊した、というヒロインの設定もなかなか悪くない。身近にありそうだ。
身近にありそうで、きっと誰もがこのくらい理不尽だと感じているところはあるだろう。
その状況を「被害者ぶるな」と一蹴するメメは惚れ惚れするほど恰好よかった。
確かに自分もそこそこ家庭崩壊はしているが、あくまでちょっとだけ外の人間の手によって乱されただけであって、修正不可能じゃない。自分でなんとかできるところもある。
なるほど、身につまされる。

悪辣な文で、癖があって目も当てられたもんじゃないけど、眺めているうちに愛着がわいてくる。
テンポをつかめるとすらすら読めるようになってくるのが不思議だ。
あっと言うまに読み終わった。
あまりひたぎのことは好きになれそうにないけれど、彼女が母親のために土下座をしたところだけは可愛いと思えた。ヒロインにそんなことをさせる筆者にも引いたけど。


○まよいマイマイ

実はここが難関だった。
ひたぎクラブの『バナナで足を滑らせて云々〜』を超えるくらいイライラさせられたのは八九寺ちゃんとの掛け合いだった。
アニメじゃあんなにかわいいのに。読んでて辛い。
こっちもアニメで視聴していて、話の筋は知っていました。
話の大筋はいいんですけど、大筋からそれたキャラクター同士がキャッキャと雑談に興じているシーンが絶望的なまでにつまらない。
『実はなんでもない会話のなかにヒントがあって、それが謎を解くカギでした』、というのが西尾維新のパターンなのですが、それを鑑みても無駄が多い。

具体的には、主人公の阿良々木を八九寺ちゃんがどう呼称するかをめぐってひと悶着しているシーンだ。
以外「化物語(上)」より引用


八九寺真宵
「はあ、そうですか。なるほどです。つまり素っ頓狂という言葉みたいな感じですね。興奮すると『スットンキョー!』と奇声を発するキャラを受け入れることはできても、『頓狂な行為に身を任せる男であった……』と地の文で紹介されてしまうキャラは受け入れられないのと、同じようなものですか」
阿良々木暦
「どうかな……僕は興奮すると『スットンキョー!』と奇声を発するキャラを受け入れることはできそうにないが……」


以上、引用おわり

これはもう、文字数を稼ぐためだとか、あるいは読者に苦行を強いているのかどっちかだと思うほどだ。
そしてたぶん両方だ。
このやりとりがギャルゲーにでてきたら、おそらく即座にKOTYスレに書き込んでいる。

ライトノベルのヒロインは、はじめは受け入れ難くても、いかに可愛く描くか、いかに読者の心に寄り添えるように描くかというのが私の持論である。
そういう目でみると、八九寺ちゃんはヒロインとして微妙である。(ひたぎも微妙なんだけどさ)
まよいマイマイは八九寺真宵の名前を題名に入れてはいるけど、基本的にひたぎと阿良々木が交際に至るまでの物語の脇役みたいなものだ。
メインであるひたぎに花をもたせるとしても、八九寺ちゃんはあまり可愛く描かれていない。
というかうざったさすら覚える。

メインのひたぎの告白にしたって全くときめかなかった。
もしかして、私がハーレクイン的なレディコミとか少女漫画の読みすぎで感覚が麻痺してるだけなのだろうか?
ひたぎがどこで阿良々木を好きになったかは描かれないし、その逆も同じ。男性に性的な暴力を振るわれた女の子が、打ち解けてたかだか1週間の男に懐くかな?
なんだか納得いかない。
ひたぎと阿良々木のくだりをふくめて、読んでいるときはかったるくて何度も投げ出そうと思った。
母親の家に十数年ぶりにたどりつけた八九寺ちゃんに読み終えたとき一応の感動はした。
でも、ありがちな話だし、最初にぐだぐだと話し込んでいた描写が長かったせいで、いかんせん疲れたことしか覚えてないです。
あと、小学生の胸を揉もうとする主人公に引きました。こいつ、女と見れば誰でもいいのかよ…。


○するがモンキー

これだよ!これ!こういうのを読みたかったんだよ!
西尾維新のこういう話を読みたかったんだよ!
最初から本気だしてよ!!もう246ページも読んじゃったじゃん!

こういう一途で真っ直ぐで、自分に課した正義感におしつぶされちゃいそうで、でも辛うじてSOSの信号をわかりやすくだせる子を出してほしかったんだよ!
こんなに可愛い子がいるなら先に出しておけよ!
カッターナイフ振り回したりホッチキスを口の中に突っ込んで挟んだりするひたぎより、めっちゃくちゃいい。

もう、神原駿河はよくできている人。
彼女はひたぎのことを慕っていて、ひたぎの悩みを知っている。ひたぎに突き放されて、それがひたぎのためならと助けるのをやめてしばらくしたら、ひたぎには男ができていました。
ほんとは怒りたいけど、好きな人が幸せならそれでいいと自分の気持ちを押さえつけようとする。
でも無意識の中では気持ちの整理がついていなくて、ぐちゃぐちゃでいびつな気持ちを阿良々木に抱いてしまう。

ね、めっちゃ可愛いでしょ。

個人的に自分の気持ちを制御しようとする人とか、自分を客観視しようとする人は大好き。
タイトルに「モンキー」って入っているから、あほうなのかと思っててごめん。まぁ、一定の方向ではあほうだったけれど。
彼女が腐女子だというのも親近感をおぼえる。
カップリングの好みは偏っていないらしくて、なんでも試すのはよいものだなぁと、個人的に憧れたりする。
くわえて、自分に足りないものがあったら、できるだけ努力して自力で手に入れようとするところがいい。
得意の陸上競技だって、彼女は最初、とろいほうだったらしいし。
でも、本当に欲しいもの、ひたぎの気持ちはどんなに努力しても得られない。ものすごく切ない。
神原の気持ちになってみたら、一発や二発、阿良々木のことを殴ってもいいと思う。
彼女の阿良々木への気持ちはいびつだけど、ひたぎをかけて、まっすぐにぶつかっていくシーンはとてもよかった。

にしても、ひたぎは強欲だなぁ。
彼氏を手に入れて、後輩も手に入れようとして。
普通、袖にした女子の後輩と復縁しようとするかな。ちょっと虫がよすぎやしません。
感想をまとめながらパラパラ読み返しましたが、ひたぎの考えていることがやっぱりよくわからない。



全編とおしてみて、いちばん好きだったのは「するがモンキー」でした。
正義感が強いからこそ、いびつでぐちゃぐちゃな気持ちを背負っちゃう。そんなキャラクターがまっすぐに問題にぶつかっていくお話が好きなんだなーと思いました。
最後はむくわれてもむくわれなくても、頑張ったことはかわらないし。好きな人のために頑張れる娘は好きです。
「戯言使いシリーズ」の「クビシメロマンチスト」と同じ感じかな。

さて、ざっくりした感想でした。
実はもう「化物語(下)」と「傷物語」は読み終わっているんで、そっちも時間ができたら書きます。

西尾維新のあとに純文学を読んだら思いのほかページが進んでびっくりしたw
やっぱり文体に癖があるんだなぁ。
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