きっかけのストーブ 〜プロローグ〜 

July 07 [Sat], 2007, 15:14
 透き通るような白光の日差し、独特の乾燥した空気とそれにまとわり付くように流れる寒々しい風。いくら温暖化が唱えられていてもやはり一般の人にとって冬は寒い。春が次に控えてる以上「早く春になればいいのに」などと、冬を避けたがる人の気持ちも理解できる。
 春の温暖な気候は大きな魅力だ。それに加え「出会い」の季節でもあることがよりいっそうの楽しみを生む。出会いは時に「恋」という形に変わり、人生へ大きな影響を与える。この「恋」の可能性が芽生えやすいことが、春を「恋の季節」として見る要因となり、魅力の一部となっているのかもしれない。
 しかし、たいていの恋の始まりには「きっかけ」が必ず存在する。俺には、あの冬の悪条件とも言える状況がある時にこそきっかけというものが生まれ、そして春に成り立つからこそ、春を恋の季節として裏付けているようにも思える。
 
 俺には今、人生を共に歩もうと決め、幸せにしたいと思えるかけがえのない人がいる。この人との恋は、その冬の悪条件とも言える小さな小さな「きっかけ」から始まっていった。
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