天のブログ☆たまに詩とかも書いてます(*0艸v*☆)+゜.*
白濁したそれを
子宮に流し込んで
灰色に劣化したそれを
飲み込んでさしあげる
瞼が痙攣する
手もと不如意
吐き気がする
そろそろかしら
あたしの
可愛い
可愛い赤ちゃん
流れていかないで
あたしの赤ちゃん
お願いダァリン
もう一度
流し込んで
私一人いなくなっても
誰も気付かない…
さようなら
私は事故で死にましたと
あの人にお伝え下さい
そして
前を向いて下さいと
あの人を忘れるのは
私には辛すぎるから
私は終わります
雨が降り続けても
私を思い出さないで下さい
自分で時を止めた
当然の報いです
27時の回る頃
部屋の窓から飛び出して来たのは
それはそれは素敵な王子様でした
ピエロがコンクリートにお花を咲かせたり
空中ブランコに乗った女の子は虹を架けた
不思議なウサギは空を駆けて
ライオンは歌を歌った
王子様は私の手を取り
何処までも
私を連れ去って
いつもひとりぼっちだった私を
独りじゃないと救ってくれた
現実の王子様は王子様じゃなくて
愛してくれないならもう要らない
また今日も夢の国の王子様と愛を交わして
そうしていつまでも一緒に暮らすの
毎日僕の手首を切るカッターは
僕同様毎回心が痛んでる筈だ
と誰かが言った
不思議な人だな
馬鹿みたいだ
カッターに気持ちなんて
ある筈ないのに
思わず笑って
カッターをいつもの様に滑らせた
誰も気付いてくれない
当たりもしない肩を
見比べて
劣等感にも似た
情けなさに
涙も流せず
いつから
そうなったのかなんて
知らない
知る由も無い
気付いたら僕は
大きな交差点に
一人
佇んでた
車に轢かれそうになって
眼を瞑っても
クラクションの音一つしない
皆僕を避けて
僕は汚い
僕は要らない
僕は存在しない
赤いモノが流れてない
全てに否定されて
全てに拒否されて
唯一忘れられるのは
ビルから落ちる時だけ
毎回襲う此の恐怖を
思い出す時だけ
会いに来たよ
君に、会いに来たよ
君が寂しくない様に
一人でなんか泣かない様に
姿形は見えなくても
ずっと
ずっと、抱き締めてるから
その気持ち
偽らないで
押し殺したりしないで
君の背中を見ると
悲しくなるよ
また
拒絶されている様で
きっと怖いんだ
寂しくて
君の其れに嫉妬して
また
死んでしまいそうになるんだ
まるで
牢屋の中みたいに
空を泳ぐ手と
雨しか降らない眼から
眼を背く事が
できなかった
いつか
其の手を握って
戯言の様に
言えたら
君の不思議な観点には
さすがの僕も
理解できないよ
でもね
その眼に
虹が架かる時は来ると
信じてる
─雨 止むといいね。
Fraulein
こんな雨の中
傘も差さないで
何処へお急ぎで?
美味しそうなお嬢さん
お供致しましょう
辛く悲しい時程
貴方は居ない
ゴミ箱に捨てた
手紙を拾っては
又涙流すだけの
繰り返しで
もう
泣かないと
思っても
結局毎日
目を腫らしてる
其と比例して
手首の傷は
日毎に増えていった
彼から
日が経つのが
早くなって
内容の無い
薄っぺらい
此所一週間に成った
今斯うして
目を瞑っても
見えるのは
貴方だけ何て
如何かしてる
