嗚咽を堪えて生きて行く 

2005年11月14日(月) 14時08分
 仕方が無かったことだから。幸せに育ったはずなのに。気持ちが悪くて仕方が無い。頻度は少ない。けれど気が付けば記憶の中に空白が出来る。壊れている。分かっている。だけどどうすることも出来ないでいる。手を拱いて見ているだけ。

 律は猟奇事件が好きだ。
 久弥は僕を慰めてくれる。
 僕は僕で在りたいと願う。
 彼女はあの晴れた朝に殺されてしまった。
 お互いの利害が一致しない。
 噛合わない記憶。
 広がっていく不快感。
 容易く傷付いてしまう僕等。
 頭がおかしいんじゃないかと思う。
 医者は僕に精神異常者のレッテルを張る。
 僕は納得する。
 写真に写った彼女。
 同じ顔を持つ違う人間。
 他にもまだ居るかも知れないという恐怖。

 覚えた違和感数知れず。

倦怠感 

2005年11月10日(木) 15時10分
 何となく疲れている。良く分からない。何もしたくない。頭が痛む。僕の中の他の誰かが頭の中で暴れている。自分が自分でなくなる感覚。僕の腕は律の物になって、僕の首を力一杯締め上げる。記憶の空白があって、見たことの無い記憶や彼女が見た記憶が蘇る。その繰り返しで。虚しい日々を繰り返してる。薬漬けの日々。病院の薬は役に立たないけど、気休めにはなる。薬を飲まないと安らかに眠れない。悪夢を見てしまうから。
 どうして僕はこんな風になってしまったんだろう。彼女は幸せに育てられた。それなのにどうして僕たちを作り出したんだろう。どれだけ考えても答えは見付からない。医者に「親族に精神異常者はいますか?」と聞かれた。僕だけだ。正確に言うと僕達だけ。久弥は僕が「どうせ人間は独りだよ」と思っていたら「俺達がいるよ」と言ってくれた。
 僕の中で何が起きているのか、自分でも良く分からない。唯単純に僕は彼女ではないという感覚だけがある。僕は僕であり、戸籍名を持つ彼女ではない。唯それだけ。他人には理解されない。僕は一体何なんだろうと良く考える。でも結局分からないし、医者も何も言わないから病気なのかさえ怪しい。
 体から今にも脱け出しそうなほどの遊離感。周りが全て贋物に見えてくる。現実は非現実になり、自分は他人になる感覚。抑えられない情動。自分の物でない感情に脳内が蝕まれてゆく感覚。唯現実から逃げたいだけなのかも知れない。
 彼女は律が殺した。大量の向精神薬で。僕が律を抑えていなくちゃいけない。それも時々辛くなる。律と仲が悪いわけじゃない。共存している。だけど彼は危険だから、僕が前に居る。それでも時々意識を奪われる。一体僕は何なんだろう。
P R
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