クリスタルの星の海へ。その2

November 23 [Fri], 2012, 12:33
前回の記事の続き。
アンーグラウンド探索編その3。
今度はvsジェレミーさんアスワ、今回は苦戦した模様地下に地上にと探索は続く続編。
シャカシャカシャカと、カウンター越しにリズミカルにシェイカーを振ってくれているリムウッドさん。
リそうですねぇ。
お二人にぴったりのものとしては思案顔でリムウッドさんがカクテルグラスに中身を注ぎ。
ことん、とカウンターに出して、微笑みます。
リBarWithNightと聞こえましたで、どうでしょうしげしげと私は差し出されたグラスを眺めます。
中にはシャンパンゴールドのような綺麗な淡い金色のカクテルが入っていました。
ふどういうカクテルなんですかリBarWithNightとはね。
恋人同士の甘い夜を演出するカクテルなのですよにっこり笑って、リムウッドさんが言います。
でも、そんな名前のカクテルって、検索しても出てこなかったので、たぶん彼オリジナルのものなんでしょうね。
私がへぇと言う横で、アスワ、黙ってグラスを傾けています。
私も一口いただくと、口の中に特徴のある味が広がりました。
これはふジンジャーだ。
あと、発泡酒かな舌の上でぷちぷちと気泡が弾ける感触から私が呟くと、リムウッドさん、ぼそりと低い声で素晴らしいと呟きました。
リふふふ。
この方の知覚は相当なものですねアまぁ、だてにこいつは地球で転生繰り返してねぇからなリいくつ生まれ変わったのでア37669回、それぐらいは地球で人間として生まれてるリそれはまた古い魂なのですねア地球の原始時代から存在したツワモさ、こいつは。
超能力者だしなふあ、私、一般ピー一般peopleの略。
若者語ですリ今の所は、のようですねさくっと私のささやかな主張を流さないで下さい、リムウッドさん。
でも、三百回以上転生している魂って、古いの他の人は二千回とか生まれているみたいだけどと後でアスワに聞いたら、おまえは人生経験がヤバすぎると返ってきました。
いろいろ人から見たらヤバイ人生ばかり送ってきたみたいです。
あと、おまえ自体は銀河が生まれる前からいるからなとかそういえばブログを書きだした最初の頃に、フィルハームント恒星レベルの意識存在が言ってたね。
私は星とか大きな宇宙レベルの意識体から生まれたんだって。
じゃあ宇宙全体で見ると、と聞いたら、二千とか二万とか軽く超えてるだろ一千万は軽いなと。
その数字おかしくないかい、アスワ。
それじゃOldSoulじゃなくてAncientSoulになってしまうよ。
他の人が恐竜なら私は地球で言うアマロカリスだよ。
そうこう言っている間に、アスワがカクテルを飲み終えて、カウンターの上にコンッとグラスを置きました。
アふっ。
行くかふあ、うんぐびぐびと残りを飲み干して、ごちそうさまですと私もグラスをカウンターに置きます。
リいえ。
大変うちの二人がご迷惑をおかけしましたふあれアーサーさんとジェレミーさん振り向くと、いつの間にやら背後で伸びている人が一人増えています。
ていうか、ジェレミーさんと一緒に誰かに改めて伸され直されてるリ先ほどお嬢様に無体を働きましたのでね。
軽く折檻をばきゅっきゅっとグラスを拭きながらリムウッドさんがさらりと言いました。
アおし。
じゃ、舟に乗るぞいつの間にやら、舟の中にアスワが立って、岸に足をかけて呼んでいます。
ふあ、うん。
それではぺこりとお辞儀してから、アスワのところまで小走りに駆け寄ります。
って、あぐにっとした感触ぐぇと声も聞こえました。
踏んじゃってごめん、アーサーさん、暗がりでよく分からなかったんだアスワに手をとられて舟に乗りこむと、舟はひとりでにするっと岸辺を離れて、水窟の奥深くへと進んでいきました。
始めは暗い中を静かに進んでいるだけでしたが、次第に、ふっと、水面の奥に蒼白い光が揺らめき始めました。
んと思っている内に、光は次々と増えて行って、深い水の中にはおびただしい数の光があふれ始めます。
ふう、わぁすごい本当に、星の海だ舟から身を乗り出して、夢中で水の中の幻想的な光景を目に焼き付けます。
よく見たら、クリスタルのクラスターがあちこちに生えていて、それがほんのりと白く光っているようです。
イラストはチャラっと描いたので汚いですけどね。
うわぁ、うわぁ、と言っていると、アスワが呟きました。
アここはエネルギーに満ちた場所だこの水、かなりきついな。
良い酒ができそうだ水を一すくいして、アスワはそれを口に含みました。
アうん、強い水だそれから、ちょっと舟の中で姿勢を変えて、足の間を示します。
アほら、こっちに来い私はんと答えて、アスワの膝の間にすっぽり収まって、彼にもたれながらぼんやりと星の海を眺めていました。
いやぁ来て良かったなぁ。
しばらくして、ごっつん、と舟が揺れました。
どこかに着いたようです。
島とん、と降り立つと、舟は音もなく岸辺を離れて行ってしまいました。
ふボート行っちゃうねア大丈夫だろう。
行くぞえどこに手を繋いで歩いていくと、足元気を付けろよと声をかけられます。
かなり足元がごつごつした濡れた石でいっぱいで、滑りやすいようなのです。
ふうんっわ言ったそばからぐにっと足をひねってしまい、私はずるっとお尻から落ちて転びそうになりました。
寸でのところでアスワが素早く受け止めてくれました。
な、ナイスキャッチ。
アっと。
言わんこっちゃねぇな、おまえふスミマセンアったくうううう。
呆れられた。
そのまま前進していると、前方に灯りがついているのを感じました。
通路何か、階段みたいなものがある。
アスワがクリーム色の壁を触って確かめました。
ア城に通じているようだなふうんと、そのまま手を引っ張られハンコック エロ画像て登っていきます。
入っちゃうんだ。
中はらせん状の階段になっていて、登っていくにつれて、ほんのりとした暖色の明かりから、外の太陽のような白い光に周りの光の様子が変わって行きました。
階段も終わって外に出ると、白い大理石造りの大きなホールに出ました。
まんま、大広間というよりは、大ホール兼謁見の間のような感じです。
テラスの手すりに隠れて、赤いカーテンや、その間からちらりと覗く豪華な絵画のようなものも見えます。
よく来たな声がかかったので振り向くと、長い階段を上った先にある玉座に、ルシフェルさんが腰かけていました。
黒い長い髪に、紫色の瞳って、これ、桂蓉さんの知覚バージョンふこんにちはールおまえ、姿形が違えば別人と思うなよお辞儀したら呆れ声が返って来ました。
あれ、中身は私の知ってるルシフェルさんのようです。
ル深星海に行ってきたのか。
どうだったふうん。
なんか、アスワがすごくエネルギーの強い場所だって言ってた。
水が強いって。
私は飲んでないけど綺麗だという事は誰が見ても明らかだったので、それ以外の事を私は答えました。
ル飲まねばもったいないぞ。
飲めと、宙に水が入ったグラスが出現しました。
受け取って口に含むと、あっさり、きっぱりとした飲み口のくせに、ひどく舌に絡みつくように重い水でした。
この重さがエネルギーの質を表しているようです。
ふ重い水。
力パワーあるねぇ。
強い力。
薬の水だよルアレ桂蓉も飲めば、かなり体内の毒素の浄化に役立つのだがなふ健康体が飲むとル精力がつくふへぇー。
元気水だね勝手に適当な名前を付けてしげしげと水を眺めました。
ふふむ。
じゃ、裏手の花畑に行ってみよっとぽいっとグラスを宙に投げてどこかへ消えますので割れません、私はホールの横についている小さな木のドアを潜りました。
ル達者でなふうん、ばいばいこのドア、異次元ドアなのかな。
開けた途端にすぐに花畑に出ました。
見回していると、小さなドレス姿の女の子が花畑をきゃいきゃい言いながら走っています。
って、あれ、もしかしてこっちのお姫様の桂蓉さんの姿かな彼女がこっちにアクセスしてない時もいう風に走ってるんだそしてフォーカス中の私、特に疑問に思う事もなく、あ、桂蓉さんだ、と思っていました。
思いながら見ていたら、お姫様、あっとつまずいて、小さな体が宙に浮きました。
危ないと咄嗟にテレポートで移動して、姫の手前に出現して受け止めます。
ふっとセーフ。
姫あれふゆさんふ桂蓉姫、危ないよ姫ふゆさーんっぎゅと満面の笑顔で抱きつかれ。
あれ、何この状況姫さん、走ったらあん誰か、男の人が向こうからやってきました。
焦げ茶色の短い髪に黒っぽい瞳の、乗馬服姿の王子様のような格好をした男性が、驚いたようにこちらを見ています。
しかし、すぐにとても嬉しそうな顔をして走ってやってきました。
私の顔をじっと一心不乱に見つめながら。
ここで、彼の表情が驚きから歓喜の笑顔に変わっていく様子が、まるで現実のようにリアルに迫ってイメージとして浮かびました。
前にも一度、こんな風にリアルにイメージが浮かんだ事がある。
あの時は、桂蓉さんのガイド拝見の時だったけど。
これは、何しかも、私はいつの間にか、小さな姫を膝の上に抱いたまま、華やかなドレス姿の、亜麻色の髪をシニョンに結い上げた女性の姿になっていたのです。
え、何これ。
きょとんとしたまま彼がやってくるのを見ていると、ざっとアスワが彼と私の間に立ちふさがり、いつもは持っていない大鎌を前に突き出して、無言で男性に制止をかけました。
ア下がれ。
手を出すな。
これはおまえの求めている人間ではない普段とは違う厳しい口調で、警告のように男性に告げます。
え、何何なの私に近づくのを止められた彼は、一転して悲しそうな顔をして私をアスワ越しに見つめました。
ア戻るぞ、ふゆふあ、うん困惑しながらも、姫を膝から降ろしました。
ふじゃあね、姫姫うんばいばい姫が小さく寂しそうに手を振ります。
それに振りかえして、私とアスワはその場から立ち去りました。
もう、私は元の現実世界での格好に戻っていました。
にしても、あの男の人、誰だったんだろう花畑を歩いていくと、湖が見えてきました。
ん何かここ、見覚えがある。
見回すと、遠くに見える山の稜線といいこれは、ひょっとして、ミスティックガーデンの近くにしてはものすごく晴れ渡った青い空が見えるけれども。
アよく見ろよふアスワが遠くを示すので見てみると、遥か遠くに、薄紫色の結界に覆われたミスティックガーデンらしき建物と庭園の様子が小さく見えました。
霧が晴れるとこんな感じに見えるんだ。
ふ霧が晴れるとこんな感じなんだへぇーすごい青空の下を、草原をアスワと歩いていきます。
ふどうして今日はこんなに晴れてるのアそりゃ、晴れる日だってあるだろ晴れなきゃ洗濯物が乾かねぇしなと、ぼそっとアスワが呟きました。
どうやらミスティックガーデンのレストランなどで使うウェイターの制服やナプキンなどを洗って、外に干して乾かす事があるようです。
ふ向こうでも干すものがあるんだそこが驚きだよ。
ふなるほどね。
じゃ、帰ろうかアおうという訳で、浜辺に戻り。
ふそういえば、ジェレミーさんとの戦いって、星の海でやってたのア。
洞窟中駆け巡って来た。
かなり骨が折れたな、ありゃふそう。
お疲れ様なんて会話を交わしてから、カウントウンが終了して、私は現実世界に意識を戻していったのでした。
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