高杉夢 

August 14 [Tue], 2007, 2:43
銀魂高校3年生。


学生にとって、最高の休暇期間。
そう。今は夏休みの真っ最中なのだ。

夏休みと言ったら、
友達と海に泳ぎに行ったり、花火をしたり・・・
バ-ベキュ-をしたり、夏休み終了前日に友達の宿題を丸写ししたり。
この上無い程の思い出が作れるだろう。

そんな蒸し暑い真夏の日。


銀魂高校3年Z組、私のクラスは。
そのささやかな期待を裏切るかの様に、夏休みが始まる。
あまりにも成績の悪い生徒達が集まっているので
夏休みに、全員補習。という期間を設けられた。

勿論、勉強出来ない。したくない。
と言う、私達にとって最悪の展開。

担任の銀八先生の野郎も・・・
普段は生徒の成績なんてど-でも良い。なんて言ってる癖に、
何だかんだ言って、学力向上を図りたいらしい。


蒸し暑い日の蒸し暑い学校の教室の中は、蒸し風呂状態だった。
今、ここに集まりに集まった 史上最強の馬鹿共。
一部の生徒は、分からないなりに 机の上に置かれた問題集と真面目に睨めっこしている。
だが。一部の生徒を除いた輩達が 補習しろ と言われて素直に聞き入れる訳も無く。

隣の沖田君は、堂々と机に足を起いて 愛用ヘンテコアイマスクを着用して仮眠。
斜め前の退君は、問題用紙をほっぽって 荒んだ目であたしに話かけてくる。
その隣の妙ちゃんは、自分でやる気は0です。と主張するかの様に、あたしに解答を要求してくる。
その逆隣の土方君に至っては、最早 問題集どころか、携帯に夢中になっている。


見張ってた先生も 何時の間にか熟睡してるし・・・
一体何しに来たってんだ。
この糞暑いのに・・・・・ほんとは今頃 誰かにアイスでも奢らせてるって所に!


窓際の最後列、沖田君が居て その隣があたしの現在地だ。
実はこの場所、結構あたしのお気に入りの場所なんだあ-。
この位置は、色んな景色や背中が見える。
皆が、態々あたしと喋る為に後ろ向いてくれたり・・・
寝てる沖田君を起こす日課が 何時の間にか とても楽しみになっていたのだ。


先生の目も消えた と思えば
悪知恵の働く生徒達は、早速立ち歩いては騒ぎだした。

あたしは、ふと思い出す様な形で 教室の隅に移動し 携帯電話を開いた。
慣れた手付きで 新規メ-ルを作成し 短文を打ち、簡単に送信した。


数十秒後、携帯のバイブが静かに唸った。
相手は勿論分かっている。
こんなに早く返信してくるのは アイツ位だからね。 

修悟夢 

July 12 [Thu], 2007, 1:18
織姫と彦星が。離れ離れの2人が。
1年にたった1度 再会を交わせる日。



七夕の名残が有るのだろう。
三星学園の野球部部室には、七夕から4日経った今も短冊が所狭しと飾ってある。
こう見ると、本当に皆は只の高校球児だ。
野球に対する只管な思いが、痛い程伝わってくる気がする。

部室の中は、今にも消えかかりそうな電気がチカチカと反射している。
辺りは真っ暗。
頼りはこの 曖昧な電球だけ。

その中で私達は、2人で笹に架ける短冊を握り締めながら
私は暗い窓の外の風景を見つめるフリをして、彼の横顔を目でなぞった。
同時に、彼の手の中の短冊を見つめて。

「修悟は何て願い事するの?」

そう。
七夕が過ぎた今でも、皆と一緒に笹に願いを燈す事が出来なかった私達。
今更。そんな事は分かっている。
でも、どうしても今日に2人で架けたかったから。

「俺は・・・・やっぱ野球かなぁ-」
ずっと良いピッチング出来るようになっ!と笑顔を私に向ける。
思わず抱きしめたくなるのは・・・・・私だけでしょうか。

「そう言うお前は、何て願い事したんだよ」
修悟の目が私の目を捉えて言った。
その只管な視線がただ、微かな光と重なって、眩しかった。

「私は・・・・・・秘密-」
「狽なのずり-だろ。見せろ!」
「嫌です-。あ、修悟!あたしケ-キ持って来たんだよ、食べよう!!」
「話反らしてんじゃね-よっ!」
「何、いらないのぉ?」

欲望に逆らえる筈も無く、修悟の口は尖ったまま言葉を飲み込んだ。
反抗しない彼の頭を くしゃくしゃに撫でてあげると、
流石の修悟でも 不満そうな顔をした。
甘くほろ苦い ビタ-チョコケ-キ。2人で食べるとあっという間に無くなった。
何時もなら、夜中にケ-キなんて考えられなくても。
今日は気にしない。只、2人で隣同士で。一緒に1日を超えられたら。
チョコの付いた皿を、2つ重ねて 傍に有ったパイプ椅子の上に置く。


「お前・・・眠くね-か?」


壁にもたれて座っていた修悟の口から 軽く言葉が出た。
口にチョコ付いてる・・・・隣で眺めながら返答を考えた、私。

それもその筈。
時刻は夜の11時50分。
未成年が外出したら補導される時刻は、とっくに過ぎている。

総悟夢 

July 08 [Sun], 2007, 16:01
7月8日。

江戸の空は今日も雲一つない、真っ青。
快晴とでも言っておこうか。
とにかくただ、青すぎて。
雲と雲の狭間から差し込む光に 目を眩ませた。

日光を浴びた花が 風に靡かされ揺らいで、
横目で見えた光景にも、私は覚束ない態度で ただ 歩いた。

カッチリした服装、真選組の隊服を纏って いつもの河原へと。
役人なんて、のんびりしてられないイメ-ジだけど、
私は何時でもマイペ-スに仕事をサボる。

何時から こんなに不真面目になってしまったのだろうか。
何時から こんなに精神不安定になってしまったのだろうか。

アイツと出遭ってからだ。
アイツだ。そうだ。アイツと出遭っからと考えて・・・全て辻褄が合う。

私が仕事を平気でサボっちゃう不真面目ちゃんになったのも。
こんなにも 誰かに依存するのも。


「お腹・・・減った」


何時もなら。こう言ったら賺さずアイツが食べ物をくれた。
まぁ、ただくれるだけとは行かないけど。
みょ-ちくりんな態度で、からかう様に空腹で不機嫌な私を宥めたアイツ。

考えると無性に腹が立つ。つ-か腹が減る。
グミ食いたい。二酸化・・・いや違う。炭水化物とりたい。

イライラしながらも、顔には絶対出さない。
ストレスを溜めるとハゲる、って言うけど、
ストレスを溜めない様に気を配るとそこで又ストレスが溜まるんだよね。
大丈夫。私は髪多い方だし、大丈夫大丈夫大丈夫・・・・。


色々と考えている内に 私は目的地の河原に着いてしまった。


「くっそ・・・・何処行きやがった・・・総悟・・・・・・・」


先客も何も、人影一つ無い河原を見回して 呟いた。
絶対居る、そんな私の勘をアッサリと裏切った、居る筈の人がいない河原。
只佇んでるだけでもアレだし、私は人気の無い草原の上に腰を下ろした。
心地よい風に打たれ 目を閉じて 横になった。

そうだ。昨晩は、色々と考えすぎて寝てないんだ。


真っ黒の隊服の中に手を突っ込んで取り出した物。
それは、何処からどう見ても、何の変哲の無い、茶色い藁人形。
と、我等が副長★土方氏の写真。に五寸釘が打たれている物。


「今日って・・・総悟の誕生日じゃん。
        コイツ等はきっと忘れてる。でも私は覚えてる」


写真に向かって吐き捨てた後、軽く写真土方にデコピンを打った。

「何で、何処にもいないの・・・・・・絶対此処だと思ったのに さ・・・」
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ショボショボ夢小説・・・ぶろぐです。
いや、適当に妄想載せただけですので。
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