命の零れる音。 

2004年09月06日(月) 21時40分
そうっと、袖を割って忍び込ませた指先で辿る。
骨の浮き出た様な、決して抱き心地の良くないそれ。
仮にも一角の剣士だから…そしてそれでなくても、自分には女の様になだらかな起伏も無い。
彼は、この身体を何を思って抱いたのだろう。

女は、強かだ。
伴侶の子を生むのは彼女たちの務めであり。
故に静かに男の生涯を添い遂げる、見届ける、その強かさが在る。
しなやかな白い柔肌も、絹のような髪も、全て相違える身体を受け入れる為に。

下腹部に、包み込む様な掌の温もり。
ああ…如何してだろう。
如何して、この身体は。

人の命が、想いで成就するものだったならば。
抱える想いが、せめて半分でも良い、此処に形として在れば良いのに。
止め処無くこの身体の最奥から溢れ出す愛しさを、惜しみなく注げる事が許されるとしたら。
どんなにか楽になれるのだろう。
彼がその指先で慈しんだ、けれど女ではないこの身体が内包する思いの丈は残酷なほどに甘美で。

内包する人ひとり分の想い。
例えば子を孕むと言うのはこんな感じなのだろうと、そうっと其処を撫でた。

溶け切らない、だけど足りない。 

2004年09月05日(日) 23時33分
とりあえず、何が起こるか分からないけれど書き続けられるだけは日記にしようと思う。
書きたいことだけ書いていこうと思う。
2004年09月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:primaryjunk
読者になる
Yapme!一覧
読者になる