ナギと津野

April 12 [Tue], 2016, 9:29
技術の低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が手術してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は明らかです。万一に備えて保証してくれるかどうかは前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療はデメリットよりもメリットの方が大きいんです。保険がきかなくて費用が高くても、治療期間が1年を超えても、外科手術の必要性があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは自分の歯と同じように噛めるという機能を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、食事がとっても美味しくなります。味だけではなく、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまでしっかりと感じることができます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、控えていたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が効かないので、費用は高額になります。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外にも請求される場合や、安全性に問題のある製品だったりという場合もあります。インプラント選びで重要な事は、第一に信頼できる歯科医かどうかを気にすることです。
インプラントは1本から手術できますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが大半です。インプラントを希望するのは高齢の方が圧倒的に多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の高度な技術です。今までの方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを意識しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科クリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。サイナスリフトなどの骨造成を行う場合は更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、完了後には以前と比較して生活の質がガラリと変わります。
インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、外見上では歯が揃っているようには見えます。けれども実のところは見た目だけの話で、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。見た目だけを気にするのか、それとも歯の機能自体を気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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