2004年10月
« 前の月    |    次の月 »
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:powertrain
読者になる
Yapme!一覧
読者になる
TRW社が2種類のステア・バイ・ワイヤについて講演 / 2004年10月21日(木)
 カーエレクトロニクスのカンファレンス「Convergence 2004」2日目の講演では、米TRW Automotive社のDieter Heitzer氏が故障許容型のステア・バイ・ワイヤ機構などについて解説した。

 同社が製品化を目指して開発中のステア・バイ・ワイヤ機構には2種類あり、1つは機械的なリンクを残したタイプで、もう一つが機械的なリンクのないタイプだ。いずれもステアリング部の「HWA(Hand Wheel force feedback Actuator)」とラック軸の「FAA(Front Axle Actuator)」という二つのアクチュエータでステアリング操作をタイヤに伝え、逆に路面のインフォメーションをドライバーに伝える。

 機械的なリンクを残したタイプは欧州のカーメーカーと共同研究中で、二つのアクチュエータ間に通常のステアリング機構と同じくコラム軸がある。ただしクラッチにより普段は断絶されており、システムに異常が起きたときだけにコラム軸が有効になる。現在の電動パワーステアリングをベースにしており、性能にもよるが14Vでも駆動は可能で、技術的には近い将来にも実現可能だという。アクティブステアリングと電動パワステの組み合わせが将来的に一般的になれば、このタイプは代替技術として有望だという。

 コラム軸をなくしたタイプでは電気的なシステムをすべて2重に配置した。フロントアクスルには二つのアクチュエータがあり、普段は両方が70%ずつの出力で稼働する。どちらか一方に不具合が起きた場合に、残りのアクチュエータだけで動作する仕組みだ。

 ただし、エンジンルームに主要な機構を置くため、熱の影響を大きく受けてしまう。また、電源も二重化する必要があり、現在の電動パワステを超える出力が必要になる点から、電圧の42V化か、14Vの場合でも昇圧することが必要になる。コラム軸を残すタイプのアクチュエータの技術はコラム軸をなくすタイプにも応用が可能。ただしすべての機構を二重にするコラム軸をなくすタイプはコスト的な難点が多く、機械的なリンクがないという特長を生かした特別な機能が実現できない限り、実用化は難しいという。
 
   
Posted at 20:17 / ステアリング / この記事のURL
コメント(0)
P R
最新コメント
 
 
Powered by yaplog!