はじめの体験D 

2005年05月29日(日) 22時47分
その日はゆっくりと質問する時間がなかった。
ただ不思議さをそのままにしておける性分でもない。
一週間後にまた治療を受ける予約をとりつけ
その日は帰ることにした。

帰り道の間もいま起きたことの「不思議」を考えていた。
どうにか自分なりに納得できる理屈をつけなければ
消化不良を起してしまいそうだ。(次回は質問攻めを
させてもらおう)、そんなことを考えた。

翌日、会社の部下に昨日の話をした。
部下は「それは暗示かなんかでしょう、俺は信じません
ね、そういうのは」と言う。一般的な意見だろう。
「じゃ来週お前も一緒にいくか?インチキかどうか
お前の目で確認してみろよ」私はそう言った。
(部下にも治療を受けさせそれを客観的に観察させて
もらおう)そんな計算もあった。

「いいですよ、行きましょう」部下は快諾してくれた。
そして予約していた日がやってきた。

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はじめの経験C 

2005年05月28日(土) 21時45分
「これはなんですか?」と私は聞いた。

てっきり体を揉んでもらうものと思っていた私は
先生がなにをしたのか解らないでいた。
「気功・・・・ですか?」と聞いてみた。
鍼灸、カイロ、整体の治療は受けたことはあった。
しかしどれも長続きしない。思ったほどの効果を
感じられないでいたからだ。だが気功の治療は
受けたことがない。これがそうなのかと思って聞いてみた。

「それも含まれるでしょうね」と先生は言った。
「含まれるというと?」と聞くと「一部はそうかも
しれませんがすべてではありません」と答えが返ってきた。
私は俄然興味が湧いてきた。元来、好奇心だけは
旺盛なほうである。もっと知りたいという思いが
こみ上げてきた。

そこにそのお店の女性のオーナーが入ってきた。
「どうでした?びっくりでしょ?」オーナーが笑いながら
そう言った。「いや、、実はマッサージをしてもらえるもんだと
思ってきたんですよ。Tさん(私の友人)もなにも言わないから」
そう言うと、そのオーナーが「言ったら気味悪がって来ないでしょ?」
と笑った。たしかにそうかも知れない。指一本触れるわけでもない、
ただ横になっていればいいだけで治療と言えるのか?と思った
だろうし、そんなもんにお金払うなんて・・・と敬遠したかもしれない。

だが来た時より体が楽になっているのは事実だった。
一瞬「暗示にかけられたか・・?」とも思ったが先生は暗示らしい
言葉など一言も発していない。というよりほとんどなにも
しゃべっていなかった。
「不思議ですねえ・・・」そう言うしかなかった。

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はじめの経験B 

2005年05月27日(金) 18時31分
しばらくして私は目が覚めた。
(何分寝たのだろう・・5分かな・・10分かな・・)
そう思いながら起き上がろうとすると先生が
「あ まだ起きないでください」と言った。
「まだ細胞は眠ってますから細胞が起きるまで
待ってあげてください」と言う。

(え?細胞が眠ってる???)はじめて聞く言葉
だった。「あの私は何分寝てたんでしょう」と聞くと
「45分ですよ」「え??45分も??」
私は少し体を動かしてみようと試みた。
しかし金縛りにでもあったかのような感覚と
でも言えばいいのだろうか、体を動かすことが
できなかった。

5分もすると「細胞が起きて」きたのだろうか、ジンジンと
まるで正座の後の足の痺れのような感覚がまた体中に
広がってきた。

10分くらいたってようやく起き上がれそうだと思えて
きた。ゆっくりと体を起こしあぐらをかいて体の感覚を
確かめた。けだるい感覚ではあるものの、たっぷりと
熟睡した朝のような心地よさがあった。
(こんな感じは久しくなかったなぁ・・・・)
そう思いながら先生の回りを見渡した。たぶんなにかの
機械でも使われたんだろうと思った私はその道具を探した
がそれらしきものはなにもなかった。  <次へ>

はじめの経験A 

2005年05月26日(木) 10時04分
挨拶が済むと先生は「そこに横になってください」
と言った。私がうつぶせになると「いや 仰向けで」
と言う。マッサージというのは普通うつ伏せになるもの
だと思っていた私は「え?」と聞きなおしてしまった。

「仰向けでいいですから」先生はそう言い直した。
「わかりました」私は仰向けに姿勢を入れ替えた。
すぐにでもマッサージが始まるものと思っていたが
なかなか先生は私の体に触れてこようとしない。
「あの・・・マッサージは?」と聞きたくなっていたが
聞くのも失礼かと思い目を閉じて黙って待っていた。

5分ほどたっただろうか、まだマッサージは始まらない。
(なんだろ・・・なにかの機械でも準備してるのかな・・)
そう思っていると「フッ・・」と息の音が聞こえ、先生の
方向からなにやら「熱い」ものが伝わってくる。
(遠赤外線の機械かな・・・?)そんなことを思っていると
体がジンジンと痺れたような感覚が出てきた。
(なんだこれ・・・)と考えているうちに私の足がぐりっ・・ぐりっと
勝手に動いている。(なんだなんだ・・??なんでこうなる??)
そうこうしてるうちに私は強烈な睡魔に襲われた。     
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はじめの経験@ 

2005年05月26日(木) 1時54分
10年ほど前、私は不思議な体験をした。

その頃の私は夕方になるとしゃがみこんでしまう位スタミナがなく
「疲れやすい」体だった。一度首と腰を痛めたこともあり立ってるのが
辛く又、肩こりもひどくて時には吐き気や頭痛までする始末。
ある時、友人の紹介で「マッサージ」をしてもらうことになった。

指定された場所は治療院ではなく民家をお店に作り直したところで
その店の地下にある和室だった。6畳ほどのその部屋には敷布団
だけが一枚敷いてあるだけであとは治療器具みたいなものは何も
なかったのだ。

お店の人と10分ほど談笑しているところへ中年の男性がやってきた。
人当たりの良さそうなにこやかな笑顔をしたその男性が治療をしてくれる
先生だと店の人が紹介してくれた。   <次へ>
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