バナタイム 

2005年02月23日(水) 23時08分

GINZAに掲載されていた吉本ばななさんのエッセイをまとめた本です。

雑誌で読んでいたから、買わなくてもいいか・・・と思っていたけれど、
昨日、古本屋さんにポツンと置かれていたので、
やっぱり手元に置いておくべき本なのかな?
と、買って帰ることにしました。

ちょうどこの連載が始まったとき、
いろいろと思い悩むことがあり、
心身ともにかなりまいっていました。

そんなときに、
なんだか肩のちからがふわっとぬけて、
風がさらっとふきぬけていくような気持ちにさせてくれたのが、
この本におさめられている、ある1つのエピソードです。

もともと吉本さんは、現代作家のなかでは
ベスト3に入るくらい好きで、ほとんどすべて読んでいるし、
心の拠り所にしているようなところがあったけれど、
そのときのエッセイは、あまりにもタイミングがよすぎて鳥肌がたちました。
目に見えないつながりというか、不思議な縁を感じました。
それゆえに、いつもに増して、深く心に染み入ってきました。

思春期のころ、家族旅行で行った沖縄に
ばななさんの【哀しい予感】を持っていって、
キラキラ輝く青い海にも、抜けるように爽快な空にも
目もくれず、ひたすら本を読み耽っていたわたしを
両親や弟はいぶかしげに見ていたけれど、
あの時のわたしには、綺麗な風景よりも
もっと切実に求める何かが、きっとあったのだと
今になって思います。

バナタイムは、ばななさんの本の中で
格別に好き!というわけではないけれど、
わたしのターニングポイントに
大きな影響を与えてくれたという点で、
必要不可欠な1冊なのかもしれません。

SLY 

2005年02月23日(水) 23時06分

いつの日か、誰にも平等に訪れる「死」の瞬間。
絶対にやってくるのに、みんな目を瞑っている。

この物語では、いつかやってくるのだろう・・・
とおぼろげに思っていた「死」が、
もしかしたらすぐそこまで来ているのかも??
という事態になってしまった喬。
さらに彼と深いつながりのある男1人女2人。

正確に言うと・・・。
旅先でもう1人の女が加わるのだけれど、
みんながみんな、優しくて暖かくて、
たまらなく懐かしい雰囲気を持っている。

なかでも好きなのは、日出雄。
名前がまず好き!日から出ずる雄!!
すごく身勝手なところもあるんだけど、
心が曇っていないというか、
お日様に照らすと透けて見えてしまいそうに
まっすぐなんだよなぁ。
大好き!

High and dry (はつ恋) 

2005年02月23日(水) 23時04分

14歳の少女のはじめての「恋」の物語です。
淡くて純粋で清潔ですが、ある意味、ツルゲーネフの「はつ恋」よりも
かなりディープな恋であります。

主人公の夕子は、ずっとずっと年上のキュウちゃんが好き!
その苦しい気持ちはもはやどうしようもないから、
変な駆け引きも何もなく、ダイレクトに気持ちを伝えてしまいます。

ゆっくりじっくりとお互いを知っていく2人を見守るような気持ちで読みました。

ちょっといつもとはトーンが違っていて、
徹底してほのぼのとした雰囲気が漂っていましたが、
単なる「淡い恋」でないところが、吉本ばななだなぁという感じです。

恋愛のきれいなところも汚いところも、包み隠さず描かれていて、
もし、自分がいま14歳の少女だったら、
理解不能な部分も多いのではないかと思います。

が、とても瑞瑞しい青春小説で、晴れやかな雰囲気に満ち溢れていました

パイナップルヘッド 

2005年02月19日(土) 14時12分
















あ〜面白すぎる!
昨日は電車で泣いたおセンチなわたしでしたが、
今日は何回も吹き出した怪しげなわたしです。
それにしても、この手の「笑い」が好きだ、好きです、大好きです〜。

今日はかなりご機嫌で仕事ができました。
やっぱり「笑い」は必要ですね〜〜〜。

中でも爆笑だったのは、”コアラのことなど”の章。
これは是非読んでください、書きませんから。
絶対に誰でも経験があると思いますよ。
ナタデヒロココさん(ばななさんの秘書)、最高です。
ちなみに”穴に落ちる女”の章もナタデさん大活躍です。

それから、すごく共感できたのが、”日本の翼”の章。
わたしが通っていたアレンジメントのスクールの同じクラスに
スチュワーデスさんがいたのですが、
本当に彼女は全ての所作が「スチュワーデス」でした。
立ち振る舞いからユーモアから気遣いまで、プロであり、美しい人でした。

ハードボイルド / ハードラック 

2005年02月19日(土) 13時58分

















わたしの愛する奈良美智が挿絵を描いてます♪

「ハードボイルド」
これまた懐の深い、素敵なおばちゃんが出てくる。
こんなおばちゃんに守られて添い寝したいなぁと思う。

「ハードラック」
電車の中で読んでいて、
涙をこらえていたら、鼻水が垂れてきて大変だった!
(花粉にやられている素振りで危機的状況を回避したけれど)

死にゆく”くにちゃん”の面影が
”妹”を
”婚約者の兄”を
”両親”を
”同僚”を
通して、少しずつかたちになって、浮かび上がってくる。。。

ちょっとメルヘンで
情熱的で
恋愛至上主義で
大胆で
優しくて
可愛くて
頑張り屋で
さっぱりして

そんな”くにちゃん”の最期を
彼らと一緒に看取ったような気がする。

MDウォークマンのイヤホンを片方ずつ耳に入れて
好きな彼の家の窓を見上げに夜のお散歩に行く姉妹の姿、
愛犬が死んだときと同じように、淡々と深い悲しみを受け入れる父の姿、
いつか、その季節が来たら恋人になろうと約束する未来の恋人たちの姿。

何もかもが現実で、どんでん返しも何もない。
来るべき”くにちゃん”との別れと真摯に向き合った彼らに
いつもと同じように新しい冬が無事に訪れてよかった。
2005年02月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28
最新コメント
アイコン画像Hillary
» SLY (2008年06月20日)
アイコン画像Helga
» SLY (2008年05月31日)
アイコン画像Helga
» SLY (2008年05月19日)
アイコン画像Bill
» SLY (2008年05月16日)
アイコン画像Bush
» SLY (2008年05月14日)
アイコン画像Helga
» SLY (2008年05月14日)
アイコン画像Bill
» SLY (2008年05月12日)
アイコン画像Britney
» SLY (2008年05月12日)
アイコン画像Helga
» SLY (2008年05月12日)
アイコン画像Bush
» SLY (2008年05月11日)
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:porenar
読者になる
Yapme!一覧
読者になる