ドイツで学んだこと
2011.08.15 [Mon] 14:25

ドイツで花屋さんで働いたころ、私は学生ビザしかなく労働許可証は持っていなかった。
だけど、どうしても花屋で働いて勉強したかったから、働けることになったときにはホントにうれしかった〜。もちろん言葉の問題など不安もいっぱいあったけど、初日からたくさんの花材に囲まれていろんなものを作れることがとっても楽しかった。もちろん花屋は寒いし、単調な作業や雑用も多いしそれは花屋なら当然のことだし、お店の人の言っていることは今思えば10%もわかっていなかったかもしれない。。だけど、何を言われているか、何を求められているかを必死に察知(野生の感!?笑)しながら同僚の作るものを見て学んで、周りの状況を見て次の作業に先回りする気を利かせ、たぶん同僚や、シェフ(ボス)が初めに思っていた以上には役に立てたはず。お店で働かせてもらえただけでもラッキーだと思って頑張った。
おかげでクリスマスまでの忙しい間だけ、という最初の約束があったにもかかわらず、クリスマスには『私たちの愛する同僚、Yumikoへ』と書かれた大きなブーケをもらった。そしてそのブーケにはもらえるはずのなかった報酬までついていた。。。
もちろん、労働ビザのない私はお給料はもらってはいけないし、もらえるなんてはじめから思ってもいなかったからびっくり!そして明日からも働きにきてね。とも言ってもらった。
それから毎日、午前中は語学学校へ、お昼からは花屋への毎日が始まった。
もちろん、お給料は基本もらってはいけないので、1週間働いて50マルク(当時の2500円弱)くらいをそれからも頂いていたけれど、それをコツコツとためて貧乏旅行へ行っては、花屋を見て回ったりした。
1週間働いてたったのそれだけかと思うかもしれないけれど、技術を見せてもらえることがありがたかった。(何か教えてもらおうなんて厚かましいと思ってた。技術やセンスは見て盗むもの。これは音大時代に染みついたものかもしれない)で、乾ききったスポンジのようにいろんなことを吸いこめた。ような気がする。)

懐かしい。
そのころに見たり、作ったりしたものが私の『今』を作っていると思う。


花屋への通勤の道。この景色見ながら寒い石畳の上を歩いてた。

さあ!気持ちも原点に戻って明日から何作ろうかな。。。



あれから10年がたちました。。。
2010.10.11 [Mon] 18:37

私がヨーロッパへ渡ったのがちょうど10年前の3月。そしてその年のちょうどこの季節、私はオランダで過ごし、ほんの短い間だったけれど一生忘れないたくさんの出会いを経験し、たくさんのことを学び、今でも昨日のように思い出せるたくさんの思い出を得たのでした。。。ちょうど10年。あの日最後の日アムステルダムで10年後のこの日またここで皆で会えますようにって約束したけれど、実現はしなかった。。。
でも、その中でも一番の大きな存在のMartin。彼が先週私のところへ来てくれた。
10年たった今もほとんど毎日メッセンジャーで挨拶を交わし、悩みがあれば相談し。。。これが不思議で毎日同じように『Hi』 や『GoodMorning』とはじまる会話。活字を送るだけなのに、なにかあった日や元気がない日にはわかってくれる。何か話したいことがあるんじゃない?ってすぐに返ってくる。そんな風にずっと家族のように支えてくれる大事な友達。この人と話していると言葉って必要ないんじゃないかって思うほどお互いに理解しあえる。ほっとする。。。
それにしても香港と日本。毎日気軽に机を並べているように気軽に会話ができる。すごいことですよね。
で、今回彼は仕事で東京、名古屋、大阪と寝る間もないくらい人と会い、農場を訪れ、市場へ通い、そして最後に奈良へ。今年の夏は私自身も体調を崩したり、母が入院したり、とかなりくたくただったけど、マーティンが来てくれていろいろ話せたおかげですっごく楽になった。
彼はイギリスで育ったので英語はなんの問題もないけど、私がほとんどできないから余計にくだらない話じゃなく深い深い話になる。お互いの人生のこと、大事にしたいこと、仕事のこと。。。あ〜。10年前と何も変わらない。あっ。私の英語のレベルも変わらない。。。泣
さあ!今週は木津の2周年。そして月末には富雄1周年!そしてハロウィン、クリスマス!またあっという間に今年も終わりそうだけど、また頑張れる気がする!
ありがとう、Martin ! 明日はMartinの誕生日。 HappyBirthday!!! これからもずっとよろしくね。

今回すっかり写真を撮るのを忘れてたので前回私が香港へ行った時の写真です。



そのときMartinがプレゼントしてくれたブーケ。



P.S 今日、市場へ行ったら何人かの人からスタッフ募集してましたね〜って。早!昨日アップしたばかりなのに。
みなさんお早めにご応募お待ちしています。

新しい夢!
2006.10.25 [Wed] 16:41

先日も書いたようにマーティンが来て、土曜・日曜は奈良で、月曜は花市場で会って色々とお互いのことを話したのですが、一番のビッグニュースは私が香港を訪れた時にマーティンが紹介してくれたGaryさん。すごくキュートな女性なのですが、仕事はパワフル!私が行ったころにはペニンシュラホテルでスワロフスキーのための装花を手がけるということで、こんなのを考えているの。と言いながらカフェでさささっと絵を描いてくれたのが印象的でした。年齢は知りませんが、若かったのに、お店も持ってスタッフもたくさん抱えていて素敵だなあと思っていました。今回Garyはどうしているの?と聞くと、『アルマーニ知ってる?』との質問。もちろんと答えると、今彼女はアルマーニのフラワーデザイナーを任されているとのこと。『え?すごいね。香港の?』と聞き返すと、『世界中の!』との答え!!!ビックリです。アルマーニ本人からの希望で、ミラノでのショーをはじめ、今アルマーニがヨーロッパやNYに展開しているホテル、ショップに至るまですべてGaryがお花をプロデュースしているなんて!ビックリと同時にとてもうれしい気持ちになりました。
マーティンと今回話して一番強く思ったのは、花に敬意を払って、お花にオーダーされたお客様の気持ちをこめて、送り先のお客様のことを思っての花選び、商品作りをしていくために、いつも100%に近い力を使っていかなければいけないなあということ。もちろん今までもそうしてきたつもりだし、その思いや気配りがあるからこそお客様にもご満足いただいているのだと思うけれど、それを常に保ち続けることは本当に難しいこと。だけど、今回話していてまた同じ思いで花に接している人が居るのだと確信して自分の信じていることは正しいのだと改めて感じたのです。
そして、今回互いに約束した一緒に仕事をする大きな夢・・・・。本当に大きな夢だから内容は今は言わないでおきますが、それが実現するかどうかよりも、いつそのチャンスが来ても良いように自分を高められるようにこれからも毎日がんばろうと思っています。遠く離れたところにいても花を通じてお互い刺激し合って、同じ夢を持っていける友達がいることを誇りに思います。ところでその夢、何だと思います??10年後にその夢はかなうかなって言ったらマーティンは『May be in 5years?』 なんて言っていました。え??それって結構すぐじゃん!がんばらないと!!!

マーティンと英語
2006.10.23 [Mon] 16:16

以前にもブログに書いたこともあるかもしれませんが、オランダの学校で出逢った大切な友達の一人、マーティンが、先週末日本にやってきました。東京で行われていた見本市に仕事で来たのですが、まだ私の店を見たことがなかったので、わざわざ奈良へも来てくれました。6年前にオランダで出会って毎日一緒に花の勉強をした仲間です。以来何度か、ドイツ、香港、日本で会ってはいるものの今回は3年ぶりの再会。久しぶりだし私の英語もひどいし・・・でも会って見ればとっても自然、久しぶりといった感じもしないし、こういった何も言わなくても通じる友達って言うのは本当に貴重で、こういう出逢いこそ神様に感謝したくなるのです。彼は、香港で2番目に大きな花市場をしているお父様の元で働いていて最近では日本から切花を輸入したりもしています。なので、今どういった花が日本で市場に出ているか教えて欲しい!Yumikoは日本での切花のコンサルタント役だからね!なんていう役目も与えられているのですが・・・。久しぶりに会ってもすごく落ち着く気分でいられるのは、いつもメッセンジャーでつながっていることが大きいかもしれません。PCを開けば同時に立ち上がるようにしているメッセンジャー。ここに登録しているのは、ドイツやオランダ、ロンドン、香港、日本の友達たち。誰かがPCの前に居れば会話が始まります。こんな風に手書きの文字でもないPCの上での会話なのに、なぜか元気がないとかいろんなことがわかっちゃうんですよね。。不思議。そのメッセンジャーでいつも近況を報告しあっているからなのかなあ・・・。時差もあるし、すごい距離なのに近くに居るように話したり、写真やデータを送ったり本当に便利な世の中ですね。そうそう、話題をマーティンに戻して・・・彼は小さい時からイギリスに行っていたため英語はもちろん行動もジェントルマン!いつも会うたびもっと思うことが伝えられればなあ・・・と自分の英語力がもどかしいのです。毎回、今回こそは英語を勉強しよう!と思うのですがもうこれで6年目。また今回こそは・・・・と思っているここ何日かです。。。
写真は、前回マーティンが日本に来た時に香港の花事情をインタビューされ雑誌に掲載された時の写真です。

花屋での研修スタート。
2005.12.07 [Wed] 16:25

5年前、私のドイツでの花屋研修が始まりました。街はクリスマスで賑わいもちろん私の働く花屋でもクリスマスの準備で大忙し。研修とはいっても一応花屋の仕事が一通りできた私は早速花束やキャンドルアレンジ作り。作業場にかわいい資材がたくさ〜んあって、どれを使ってもいいから作りなさい。と。もうワクワクドキドキというか、楽しくて仕方ありませんでした。手はモミや松のヤニだらけ、顔や服はデコレーションのラメだらけ。(笑)日本とは違った花束やアレンジ。日本の感覚で控えめのデコレーションにはもっと付けて、もっと付けて。といわれながら、空間や間を大切にする控えめな日本の感覚とは根底から違うのだと実感しつつ、どんどんその感覚に染まっていくのでした。お客さんが来てもパンをかじりながらの接客だとか、もうカルチャーショックの連続!でも楽しい研修のスタートでした。とにかくこの頃は午前中に語学学校へ行き、昼ごはんを食べてすぐに花屋へ、というハードな生活。はじめはクリスマスまで、というつもりで雇っていただいたようですが、その後どうなっていったのでしょう??
続きはまた今度。

すずらん オランダ花修行
2005.09.23 [Fri] 15:42

ちょうど5年前の今ごろ。
世界一の花市場があるアールスメールにホームステイして花の学校に通っていました。
今頃はもう卒業試験が迫っていて放課後も庭のテーブルで花束の練習などをしていたなあ。。。
23日がクラスメイトのお誕生日だったので何をプレゼントしようかって迷っていた頃でもありました。
結局思いついたのは、彼女の一番好きな花『すずらん!』でもこんな時期にスズランなんてと思いつつ、
香港から来ていたマーティンがすかさずアールスメールの花市場で働く友人に電話。
はじめは『今頃スズラン??』っていう感じの返事だったようだけど、
しばらくしてかかってきた電話ではスズランを見つけてくれたとの返事。
さすがは世界中の花が集まるといわれる花市場とはいえ、この時期のスズランなんてどこから来るのでしょう?。
スズランを受け取りに行くと思った以上にしっかりとした根つきのもの。
当日みんなで綺麗に束ねて
ラッピングして彼女に差し出すと本当によろこんで、
驚いて涙があふれていたのを思い出します。
もうあれから5年。早いなあ。
私はドイツに残り花屋での研修先を探し、みんなはそれぞれ国へ帰って店を開いたり教室をしたり、ブライダルのお花を手がけたり・・・。
今度ひょっとすると東京の見本市で5年ぶりに再会できるかも!
香港やドイツや日本でそれぞれはたまに会っているのだけど、みんなで会うのは本当に5年ぶり。
みんなの予定に都合が付けば。の話ですが、楽しみです。