【腐女子ホイホイ】ちちんぷいぷいのゆるさ

April 14 [Thu], 2011, 17:47
TBSの大阪ローカル局はMBS、毎日放送と言う。
ここで午後に放送されている情報バラエティ「ちちんぷいぷい」という番組にがっちり心を掴まれている。
ぷいぷい廃人状態だ。ていうか廃人だ。

MBS「ちちんぷいぷい」公式→http://www.mbs.jp/puipui/
番組の魅力は多々ありすぎて語れない。
空気感、出演者の「かしこくゆるい/またはゆるくあほな」キャラの立て方、解説の分かりやすさ、全部「ゆるーく下から入ってくる」。
解説用パネルにレジュメを流してそのまま読んでいるスタイルに、当初手抜き感も感じたが、ある時「これは板書か」と納得したら見方が180度変わった。
そこはさておく。
その魅力の一つに、解説パネル内に花を添える「モチーフイラスト」の存在がかなり大きいと感じている。

実例を上げられない。…とりあえず「そのイラストレーターさんのイラスト」を列挙。






(画像はぱくりました…すみません。引用元は「リアル気温くん」で画像検索掛けてください)

写真は番組の冒頭で天気予報時に紹介される「リアル気温くん」のパネル。
「気象庁の定点観測ではなく、実際に人が活動している場所の大人目線(150cm)と赤ちゃん目線(50cm)で気温を測ってみよう」という目的のパネルで、毎日関西の各地で「リアル気温」を観測している。
大人目線の人物のモデルがメインパーソナリティーの角淳一さん(おじいちゃんです)だが、3種並べた時点でよく「遊んでいる」感が分かってもらえると思う。普段はいちばんの上のものが各地に出張している。

で、このイラストがスタジオのニュース解説パネルの余白を「ゆるーく」埋めるのだ。
角さんを始め、他のアナウンサーやコメンテーターがイラストでニュースに絡められて毎日展開されている。
コーナー担当者が運動をテーマにすればその人物がパネル内でコミカルな表情で運動をしていたり、明るいニュースの前振りの余白ではその日のゲストがにこにこ集合しているイラストが挟まっている。小難しいニュースでも、雰囲気を和らげるアイキャッチの役割を果たすことがある。
イラストの存在が場を見事に和ませているのだ。
正直に思う。「この使い捨ては贅沢過ぎる!」。

しかし何故かこのイラストレーターが誰なのかがはっきりしない。
公式HPにもこの人のイラストは(タレントの肖像権?)載っておらず、調べても出てくるのは番組マスコットのイラストレーター「アランジアロンゾ」ほうだけ。
結局「かわいいなあ」と思いながら時事問題やグルメ情報を見ていたりするのである。

さてここから本題。お待たせの腐女子ホイホイいくぞー。といいつつ関西フィルターに涙目。
あの(いろんな意味の)感動を全国の皆さんにお分けしたくて仕方ない。

ここから腐女子ホイホイ

このちちんぷいぷいの木曜日のコーナーに「昔の人はえらかった」というのがある。
木曜レギュラーの楠雄二朗(くっすん/DJ名U.K.)とアナウンサーの河田直也(公式の出演者紹介参照)の2名が、関西の街道を「昔の人が踏破したように」歩く(1回20〜40km/日の出から日没まで/翌週にゴールからスタート)というコーナーで、今日めでたく近江路を踏破。ゴールの京都醍醐寺でたくさんのおばちゃんから拍手をもらっていた。
と説明するより「水曜どうでしょう」の旅を歩いてやっている、と想像してもらったほうが多分早いな。

このコーナーの趣旨は「歩きながら地元の人々や街道の歴史・文化に触れながらその日のゴールを目指す」ものであり、2010年10月のコーナースタートより好評を博している。
ジャージにリュック、背中に編み笠をぶら下げて(「く」と「河」の字を入れているので、後ろからのショットでも二人が判別できる)時に楽しく、ときにへろへろになりながら歩く「オトコノコ(おばちゃん視点)」の珍道中に非常に好感が持てるのだ。
この魅力をトリガーになっているのがくっすんの純粋さである。

体力スペックが河田アナより低く、毎回のように置いて行かれる。引き離してから戻ってみると、疲労しきってのびている。それを反省して次回冒頭で意気込んだコメントをするが、結局gdgdになる。
最初のうちは「くっすんの空気読まなさすげえ」や「河田アナ今イラってるなあ」と思いながら見ていたのだが、途々の会話を聞くにつれくっすんの正直さや素直さがどんどん浮き彫りになってきた。
「この子、ただのいい子や…」
というのがくっすんという人間だった。

とにかくよく泣くのだ。情に脆すぎる。
めちゃくちゃ泣く。
泣きスイッチの入りが異常に速い、というか敏感すぎる。

「もうすぐ2次の父になるから、しっかりせんとあかんって思うんですよ」と泣き、
(コーナースタート時、くっすん第二子の安産祈願もテーマにあった)

「このわんちゃん見てたら、飼い主さん見つかってよかったなあって思って」と泣き、
(山道で飼い主とはぐれた犬と遭遇し、飼い主を探して回っていた、その後見つかった飼い主宅で)

このVTRが空けたあとのスタジオは、ジャージ姿のくっすんが「VTRに感情移入して」泣きで始まる。
ホントに泣いている。ピュア過ぎる。

このピュアさがおばちゃんの母性本能をくすぐるのだ。途々のおばちゃんは必ずと言っていいほどくっすんに「泣いてばっかりおったらあかんで」と声をかける。そういう存在になっていた。「DJのUK」やってるの時はええ声してはるねんけど、おばちゃんには彼は「泣き虫くっすん」なのだ。

ここまでは良かった。泣き虫くっすんとしっかり河田アナの男二人珍道中だった。

しかしこのあたりから、くっすんのピュアに河田アナがオープンハートし始める。
コーナー開始当初は、テンポの合わなさにイラつき半分だった河田アナが徐々に歩み寄りを見せ、くっすんを気遣う言葉が多くなり、旅を脱線することに余裕を見せるようになったのだ。
「くっすんくっすん、無理したらあかんよ」
「いや!大丈夫です!大丈夫ですから!」
(数km歩く。かなり後方のくっすんに)
「くっすん大丈夫ー?」
的な、またくっすんのボケに冷静につっこむ役割だったはずの河田アナが、くっすん並みのボケを見せるようになる。

河田アナ、くっすんに感化されてる…!

とうとうくっすんの第二子誕生の折には、くっすんと新生児の第二子と河田アナの病室3ショットが披露されるほどの仲に発展していた。(スタジオでは「なんで河田くんも写ってんの?」の嵐)

(佐伯チズさんより第二子誕生祝いの手紙を河田アナに聞かせながら)
「僕はもう母を亡くしていて、このお手紙をもらったときに、お母さんからもらったみたいで」と泣き、
(この時は河田アナももらい泣き)

ここまで関係が変化していた。

いや、まだここまでは「熱い友情で結ばれた男達」だ。

そして、
そして近江路最終日の今日。
無事にゴールを果たしたあと、くっすんが河田アナにあてて書いた手紙が発動した。
全部覚えてないのが非常に悔しい。

「僕ね、河田さんに手紙書いてきたんですよ」
「って毎週会ってるのに?」

『拝啓 お元気ですか?僕も元気です。
(略)
僕はみんなの足を引っ張って、もう僕なんかいないほうがいいのかなあと思ったこともありました。
一生懸命励ましていただいて、ゴールすることができました。
(略)
ここは居場所がなかった僕にとって、大事な居場所になりました。
(略)
ありがとうございました』
(かなり脚色入っています。っていうか細部まで覚えてません。ここ忘れてどうするんだ私!)

この手紙で披露された全ての文章がBL書法に基づきすぎて噴飯した。いやまだご飯食べてなかった。

くっすんあかん!
「もう僕なんていらないかも」も、
「居場所がない僕の居場所」も、それ全部BLフラグや!

そして…河田アナも泣いていた

なんだこいつら、
なんだこいつら!
香ばしすぎるぞおまいら!
と思いつつもらい泣き。泣ける純愛を見させてもらいました。

空けたスタジオも当然泣きスタート。近江路踏破ということで、次回からまた新しい街道に挑戦するらしい。
僕の生きる道です!」と気持ちのよい声でコーナーを締めくくってくれたジャージ姿のくっすん。

そっちの道にいったらあかん。
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