過去からのメッセージ(仮) <前編-A>

November 13 [Sun], 2011, 19:13

過去からのメッセージ(仮) <前編-A>


A --- 「想定外だ」



過去からのメッセージ(仮) <前編>

November 13 [Sun], 2011, 19:06

過去からのメッセージ(仮) <前編>


「という事で、今回は運が悪かったんです」
「何がと言う事なのか分からないが、どんな言い訳をしたところでお前は補習だがな」
そらそうだ。
貼り出された複数枚ある紙が全てを物語っていた。
一番上には"成績優秀者"として上位20名の名前が記載されて、赤点で補習が決定した下位のメンバーの名前が記載されている。
私立月ヶ岡学園ではそういった恒例行事が年に5回行われているのだ。
もちろん、話の流れから分かるように自分の名前が記載されているのは補習行きの方だが。
「しかし、お前・・・全教科ギリギリ駄目な男はそうそういないぞ」
そうなのだ。
2学期の期末テストを終えて、まもなく訪れるクリスマスを楽しみにしている学生にとっての鬼門、成績発表は結構終業式間近になってようやく発表される。各教科ごとに貼り出されて、さらには総合結果も貼り出されるため、廊下はこの機会だけ満員御礼なのだ。
「お褒めに預かり光栄でございます」
「褒めてねぇよ。つうか、担任の受け持ち教科の保険で満点を取るとは何事だ」
「お褒めに預かり光栄でございます」
「だから褒めてねぇよ」
「なんで!?」
今のは褒めてもいいところじゃね?
「他の教科も保険みたいにもっと勉強すれば良い点が取れただろうに・・・」
「いえ、保険も勉強してません」
「実力かよ!! なお悪いわ!!」
「だからなんで!?」
どうも、自分のテストで良い点を取られたくないようだ。どうしてだ?プライドなのか?
「まぁ、いい。補習は24日だから忘れるなよ」
よりにもよってクリスマスイブを補習日にするとはさすがだとしか言いようが無い。それでも、別に丸一日拘束されるわけじゃない。夜になれば街に友人と繰り出してみるのも手だな。毎年の恒例行事みたいなもんだ。
ん?
「東堂先生、ひとつ質問が・・・」
「どうした。今更命乞いか?」
命に関わるのか?補習は。
「いえ、俺、全教科が補習なんですが一日で足りますか?」
「大変だろうな・・・」
「え? まさか」
「補習に関してはうちの学園は贔屓はしない。平等に量と期間は与えられる」
「う、嘘だろ・・・」
補習の期間は一日。課題を渡され、それを解いて提出する。ただそれだけなのだ。補習の始まりは9時と決まっている。そして、終わりは決まっておらず終わり次第帰宅しても良い決まりがあるのだ。そう、終われば帰ることが出来、終わらなければ帰ることが出来ない。単純明快。涙が出てくる・・・
しかし、考えてみればかなり寛大な処置だと思う。普通に考えて、補習ひとつで赤点が免除されるのだから嬉しい限りだ。そもそも、普通にしていれば受けなくていい補習、補習受講者に優しくする必要はない。自分の撒いた種、まさに自業自得。
東堂先生が去っていくのを見ながら、今回の試験を振り返る。しかしながら、今回の試験は自分でも驚いた。全ての教科で赤点ギリギリを取るなんて・・・・・・・・・


@ --- 「計画通りだ」
A --- 「想定外だ」

叶わない約束を忘れない <前編>

November 13 [Sun], 2011, 18:55

叶わない約束を忘れない <前編>

お世辞にもおれは優等生とは言えない。
成績は常に中の下。友達と呼べるような間柄は皆無に等しく、まして恋人なんていた試しがない。作ろうとも思っていないが。
教師からも親しく思われず、むしろ避けられていると思えるほどに誰もよってこない。
それもそうだ。
おれは意図的に距離を、そして壁を置いているのだ。
自分だけがよければ、自分だけが無事なら、自分だけが、自分だけが。
自分で言うのも変な話だが、自分の世界は狭いのだ。
狭過ぎて、浅過ぎて、それでいて、自分からは動かない。
午前の授業は何気なく受けて、休み時間は誰も居ない校舎裏のベンチに座り昼食をとり、午後の授業はなんとなく受ける。
放課後は部活に入っていないので、いつもは真っ直ぐ帰るだけなのだが、この日はいつもと違った。
普段は立ち入り禁止のテープが貼られている屋上へ続く階段。しかし、今日に限ってそのテープは切れていたのだ。自然に切れたとは思えない切り口を見つめながら、おれはひとつ湧き上がる感情があった。
屋上に行けるのではないか、と。
このとき、誰かが居るとか考えず、ただ単に一度も行ったことのない屋上への憧れだけが心を動かしていった。
誰にも見つからないように駆け上がったおれの目の前には一枚の扉しかない。
鍵が掛かっているのかも、そう思ったがすんなりとドアノブは回った。
開け放つ扉の向こうは、なんてことは無いただの屋上だった。
風が少し強い以外はなかなかに快適な場所だった。
11月の初頭。
コートが欲しくなるような北風の中、ゆっくり歩を進めていく。
屋上の周りは取り囲む様に金具の網が設置されている。
その一角だけ網が壊されていた。
数年前・・・
「ぉゃ? 誰だい?」
回想シーンに入ろうかと思ったのだが、意外なところから意外な声が聞こえた。校舎内へ続く扉の上、給水塔のすぐ近くに人影が見えた。長い髪の女子だ。
「誰だ?」
「私が先に聞いたんだけど?」
おそらく初見だろう。ややつり目、透き通る声、リボンの色から学年は一つ上って事しか分からない。
「お」
「別にいいけどね」
名乗ろうとした途端、横槍を入れられた。プッツンと。まさかの聞いといて取りやめ。
給水塔の側は屋上から約3m程度の位置にある。凄く高いわけではないが結構見上げる形になる。だからだろうか。彼女がそこからストンと難なく降りてきた事に驚いたのは。
そして降りてきた彼女は一気におれとの距離を詰めてきて、自然な流れでおれの両肩に両手を置いた。そしてその状態でまじまじとおれの顔を見つめてきた。
「ふぅ〜ん、なかなか・・・」
なかなか・・・・何さ!?
「ねぇ、名前は?」
「・・・名前を聞くときは自分の名前を「いやよ」・・パクパクパクパク」
言葉が続かなくなった。会話をぶった切りやがった。容赦なく、さり気なく、躊躇なく。さてどうしよう。
「まぁ、そうね。ハルとだけ名乗っておきましょうか」
「ハル・・・」
結局名乗るんかい。
(だが、しかし・・・)
偽名か、はたまた本名の一部か。ハルカ、ハルナ、ハルヒ、あとはシンプルにハルか・・・ 何にしても偽名だったら考えようが無い。
「名乗ったわよ。じゃあ、あなたの名前は?」
「名乗ってないだろ」
正直面倒だった。
関わりたくないのが本音なのだが、しかし、どうやら俺はすでに関わってしまったようだ。その証拠に、
「カイだ。それ以上は名乗らないぞ」
一目惚れをしてしまった。


本名を名乗らなかったのは、対等になるためだ。
仇名同士。友人間では当然の立ち居地。もっとも、それ以外は何も知らない。
クラスも、趣味も、家も、そして本名も。
ただただ立ち入り禁止の屋上で偶然出会った二人。
似たもの同士でも、ましてや正反対でも無い。
なぜなら、お互いを何も知らないんだがら。
そんな非日常が始まった。
たった3日間と言う短い秋の物語。




≪あとがき代わりに≫

突発的短編。

全3話的な。

だが、たぶん。

今年で完結しない。

はぁ。。。
我ゆえ我あり
  • ニックネーム:YOU
  • 性別:男性
  • 誕生日:1987年1月16日
  • 血液型:B型
  • 現住所:神奈川県
  • 職業:大学生・大学院生
  • 趣味:
    ・ゲーム-PC GAME
    ・読書-ラノベ・漫画
    ・音楽-B'z,POARO,アニソン,ゲーソン
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ブログのタイトルは、B'zのPleasureと、美少女ゲームメーカーAUGUSTの某ゲームの主題歌のタイトルを組み合わせて決めました。
後日加えた"I H8 YOU"とは、美少女ゲームメーカーminoriのTシャツに書かれていた文字です。hate=嫌い ⇒ ヘイト≒h+eight=H8 という具合に。
どうでもいいか。そうですかそうですか。

YOUを名乗ったり
雲雀 悠を名乗ったり
シャルを名乗ったり
ラジアンを名乗ったり
●●●●と名乗ったり・・・・ etc.
"永遠の少年"を志してます。
17歳教を秘かに狙っていたりいなかったり


ラノベとラジオが私の生甲斐といっても過言じゃありません。いや、過言だ。
アニスパ最高!!
超らじ最高!!
ARTIST ZONE 2h最高!!
ねぶら最高!!
ほめのびPP最高!!
みぞラジ最高!!
いた黒最高!!
ラジオ最高!!

好きなラノベは、まぁ、ブログ内に書いてある通りだし、別にいいや。


NO RADIO,NO LIFE.
NO RIGHT NOVEL,NO LIFE.
NO MOE,NO LIFE.
NO NEGATIVE,NO LIFE.
NO POSITIVE,NO LIFE.

自由人です。
できれば、愛をください


インターネットラジオのパーソナリティもやってます。興味がありましたらお聞きください。
Radio (Cubic)3 labo 〜ようこそ運命研究所へ〜
(2010/3/31を持って引退)

mixiもやっています。
ブログよりもmixiの方が本気です。
そちらは日記重視でありますが、毎日くだらない戯言を綴ってます。目指せ戯言遣い!! そちらもどうぞ。
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