先日は、「事業承継」についての某セミナー会に
行っていたのだ。
「事業承継」については、地元の研修会でも話が
でている。
そこで、現段階における、何か新情報でもあったらと
思い、先日はここに顔をだしてみたのだ。
(東京の、知っている先生方も数人参加されていた!
お久しぶり、ご無沙汰しております
)T先生(仮名)と一緒に、お昼はラーメンも食べて
しまったよ
北海道ラーメンの白味噌ラーメンをね)******************
以下、あくまでも、「外枠」的な話のひとつです。
ケースによる個々の違いがありますし、現段階での
話です。
以下の記述だけで突っ走っていかないように、よろしく
お願い申しあげます

なお、「事業承継」について、以前書いたものはこちらから
大変哀しいことだけど、どんな人間でも必ず、「死」
というものがやってくる、これはみんな「平等」だ。
ただ、「命」には寿命があるとしても、自分が生涯かけて
築きあげてきた、「事業」「ビジネス」についてはどうか?
自分が生涯かけて築きあげてきた「事業」「ビジネス」に
ついて、自分が生きてきた「証」として、後世に残したい
という気持ちも、人間当然、湧いてくるものだ。
そこで、自分の「事業」について、「後継者」に引き継がせ、
末永く存続を、という話になってくる。
ところが、この「事業承継」。
後継者に対し、いきなり突然、「お前が明日から社長
だ!」と一言言えば即、事業の引き継ぎができるとい
うわけではない。
事業の後継者に承継させるためには、前もって各方面
準備をしていかないとならないのだ。
(取引先やメインバンクに挨拶を入れる、後継者の教育
をする、人脈に対する顔見せを、ということだけでなく、
各方向入れた「グランドプラン」が必要になってくるのだ)
また、オーナーさんの死後、「相続」の一環というこ
とで、「遺産分割」としてやればいい、ということで
は遅すぎる。
自分の事業を後継させたい人以外に「相続人」が
いた場合だと、こういうご時世。
財産相続をみんながみんな、「放棄」してくれる
とは決して限らない。
展開によっては、後継者に会社の財産が集中せず、
会社の株も分散してしまい、後継者が経営を指揮
できない、掌握できないということもありうる。
会社財産や株が分散した結果、同じような力を持つ
「最高指揮官」が数人いて、しかもみんなバラバラ
となってくると、会社の運営だって不安定になる。
相続問題を収拾するのに数年かかる、なんてことに
なると、さらに不安定。
取引先やメインバンクにしても、「あの会社は何やって
んだっぺ?」ということになるだろうし、取引や融資に
も影響がでることもあるだろう。
トップがゴタゴタしていると、従業員達もどう動き
べきかわからないし、不安定、この点もビジネスに
影響してしまう。
こうなると、せっかく自分が築いたビジネスが、後継者
に巧く承継できず、一代で崩れてしまうという場合も
決して否定できないのだ。
この点、後継者が取得した株について、「遺留分」算定
から除外を、という話になれば、経済産業大臣の確認と
家庭裁判所の許可もいるし、これも事前に準備しない
とならないし。
株を後継者に集中させて、後継者の経営権を確固たる
ものにするために、「議決権のない株式」だの「拒否権
付き株式(黄金株)」といった種類株式を作っちゃおう!
ということでも、いきなりやれるわけじゃなし、その
準備は必要だ。
会社株を相続した相続人からその株を売ってもらおう
ということで、「売り渡し請求」をするとしても、
定款の定めはいるわ、株主総会の特別決議はいるわ、
この点、もろもろ事前準備も必要になってきちゃう。
これも、オーナーさんの死後、何の準備もなく慌てて
いきなり動くというのでは大変なことになってしまう。
また、以上の「相続」にまつわることの他、次の後継者に
会社財産や経営を引き継ぐとなると、「税金」の問題もで
てくる。
この点、株の引き継ぎにあたり、相続税や贈与税の
納税猶予をもらうということになれば、経済産業大
臣の確認をという話にここでもなる。
この確認を外せるケースにもっていくにしても、ケース
によっては公正証書を作ってということもありうる。
もろもろ、事前にやらないと、オーナーさんが死亡
した後で動くのでは間に合わないという事態もある
のだ。
そして、なんといっても、まず第一に、そもそも
めぼしい「後継者」が周囲にいるか?ということ
を考えないとならない。
身内・親族・一族の中の誰かが後継するのか、
会社内にいた一族以外の者が後継するのか、
それとも、会社とは全く関係ない第三者に
「売却」し、全く別会社となってリニューアル
となるのか?
それぞれ、準備しないとならないことが違って
くるし、法的なことや税金のこと以外でも、考え
ないとならない「人間模様」も違ってくるのだ。
(「お家の引き継ぎ」という問題は、これに限らず
どこでもデリケートな人間感情も絡むものだ)
特に、昨今は、どの業界も「後継者がいない」と
いう事態に陥っている傾向もあるし、早いうちに
「これわ!」という人材が周囲にいれば、確保し
ないとならないしね。
(この点、中小企業庁関係でも、「事業承継マッチング
支援」という企画もやっている。後継者を探している
方と、起業をしたいという方の「お見合い」も斡旋し
ている、いち参考までに)
それと、めでたく後継者がみつかったとしても、
その「後継」が済んだ後の、現オーナーさんと
「後継者」の関係はどういった関係になるのか
ということも考えないとならない。
全権を後継者に譲るのか、一定のことについては
引き続き現オーナーさんが会長等として決定権を
持つのか、会社財産を双方、どのぐらい持つのか、
債務についての引き継ぎとその返済はどうやって
いくのか等、これも事前に考えないとならない。
オーナーさん、特に、一代で築きあげた「創業者」
さんというのは、エネルギッシュでタフな方が多い
傾向にあると思うのだ。
そして、その「創業」そして事業を軌道にのせるまで
の期間というのは、何かが「のりうつって」いたかのよ
うな、さらにエネルギッシュな状態で、ものすごい
パワーの元、「大いなる戦略」で動いておられたの
ではないかと思う。
このときと同じぐらいの、エネルギーと「大いなる戦略」
が必要なのが、この「事業承継」なのだ。
「後継者」に引き継がせることによって、「新しいビジネス」
をいまいちど、という感覚と綿密な準備が必要なのだ。
だから、特に「創業者」さんは、その人生において、「大い
なる戦略」を、「二回」やらないとならないという、エキサイ
ティングなことになる・・・・・
また、これから何か事業をやりたい、とか、店をやりたい
という人にとっても、この先の先にある「事業承継」の
ことも視野にいれて、立ち上げの段階から念頭に置いて
動く、「逆算して」考えないとならないという場合も
ありうるのだ。
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