命と使命 

March 28 [Wed], 2012, 1:17
 思春期、命を粗末にしていた頃。
生ける全てのものが
眩しくて苛立たしくて憎かった。
全部ぶっ壊しても足りないくらい、明日が恐ろしくて昨日が憎くて
自分も周りも傷つけて。
 
あの頃からは創造できないくらい
今は全てが愛しいと思う。
それはきっと子供たちと関わりはじめてから。
途方もない希望と可能性があんな小さな体に秘められている。
 
甥っ子が初めてこの腕に触れたとき感じた
新生児のパワー。
ただありがとうとしか言えなかった。
この子だけは命にかえても守る。
親でもないくせにそう思った。
その瞬間確かに、自分の命の重さも感じたんだ。
フワフワ漂うほど軽くて
いつ投げ出しても構わないと、
私が死ぬから神さま世界の哀しみを一掃してくれと願っていた。
その命がずっしりと。
 
今日、暗黒時代、
いつも暖かく厳しく正しく
手を握ってくれていた友達が母になった。
妊娠が発覚した後、彼女が親となって送られたメールに私は泣いた。
 
そう、
妊娠が発覚したときも
生まれてくる前も
生まれてからも
妊娠する前ですら
みんな同じように
望まれ愛され待ち焦がられ。
 
親も兄弟も
叔父さんも叔母さんも
じいちゃんもばあちゃんも
友達も知り合いも
誰もが笑顔になったんだ。
泣いちゃうくらい喜ぶ人がたっくさんいたんだよ。
 
「私の命、私がどうしようと勝手だろ」
部屋をめちゃくちゃにしながら叫んでたあの頃の自分に
超特大スペシャルローリングラブパンチでぶん殴ってやりたい。
その言葉だけでも罪だ、
侮辱罪だ、
生命への冒涜だ、
裏切りだ。
 
一つの命が失われる度
その何十倍もの心が
音もたてずに悲鳴をあげ
目をはらし
喉は枯れる。
その叫びは更に何倍もの人の心を痛め、涙を誘う。
哀しみは二乗、三乗で
まるで水面に広がる波紋のように。
 
自分の命は自分だけのものじゃない。
「死んでもいい」そんなちっぽけに思えるような命なら、存在なら
許可なく人を哀しませる権利など誰にもない。
 
死にたいと思うことはある。
でもそれでも生きるのは
愛しいからだ。
 
明日が昨日が空が風が。
嫌いない人も 大切な人も
弱虫も 強がりも
泣いた顔も 怒った顔も
無関心も 自意識過剰も
生けるもの全てが
愛しくて愛しくて気が狂いそうだ。
 
 
 
生きろ。
それだけで美しい。
眩しい 愛おしい。
 
傷だらけ 泥にまみれて
這いつくばって生きろ。
 
生きろ生きろ生きろ。
 
私は生きる。
いつか子供たちが私の思春期の頃のような気持ちになったとき
誰かたった一人だけでも愛してくれていたという事実を思い出し
思い止まれるように。
私は生きる。
呆れられうざがれ
「愛してくれなんて頼んでない」と
叫ばれるくらい。
私の親が愛してくれたみたいに。
私は愛する。
この手に届く子供たちを。
人たちを。
 
生きる。生きていく。
 
 
 
 
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