書籍:楽しく脳を鍛える遊び50
2012年01月27日(金) 11時30分
今回ご紹介するのはボードゲームを取り上げた書籍。
多く出回っているのはカタログ的な本で、たしかにこの本も多数のボードゲームを紹介していますが、少々毛色が違います。
私が読んで、特に印象に残った段落を引用してみます。
“「遊ばせる」ことと「遊ぶ」ことは違います。大人の都合に合わせて、無理に遊ばせても、自己決定力や計画する力、主体性は育ちません。やはり、子ども自身が、自ら遊びに取り組んでいくことが大切なのです。遊びは、子どもにとって大切な時間なのです。”
肝心の書名は「楽しく脳を鍛える遊び50 遊びが苦手な子どもも楽しめる」、筆者は鳥居深雪教授とあります。分類としては育児書とかに位置づけられるのでしょうか。
本書は100ページ程度の薄い本で、大きく2部構成になっています。
第1部は小テーマにわけられ、ゲームを紹介しています。テーマと紹介ゲームについては目次で確認できます。
[1]まず、楽しむことから始めよ
坊主めくり/ウサギのニーノ/パーキングゲーム/黒ひげ危機一発/にじいろのへび/ぶたのしっぽ/ヤギのベッポ/ジェンガ/ヴィラパレッティ
[2]ばばぬきは「心の理論」で大人のゲームになる
ばばぬき/はげたかのえじき/レースギャロッポ/ツィフツォフ/ニムト/スコットランドヤード
[3]記憶力が活躍する!
神経衰弱/ガイスタートレッペ/ゆうかんな仕立て屋さん/ザーガランド/にわとりの追いかけっこ/プルンプザック
[4]プランニングが活躍する!
7ならべ/大富豪/カルタヘナ/オセロ(リバーシ)/セブンブリッジ/ナポレオン/ヒクタス
[5]柔軟な思考って大切だよね
UNO/ラビリンス/アメリカンページワン/ダイヤモンドゲーム/立体四目/コリドールキッズ
[6]人生楽ありゃ苦もあるさ
人生ゲーム/海賊船ゲーム/ビバトッポ!〜ネコとネズミの大レース〜/ダイヤモンド
[7]ゲーム上の小さな旅
電車でGO!/日本一周旅行ゲーム/チケット・トゥ・ライド
[8]勝ち負けばかりが人生じゃない
クラウン/キャッチ・ミー/果樹園ゲーム/アンゲーム
[9]数の力を鍛える
LOBO77/宝の滝/勝利への道/ミッドナイトパーティー/ハリガリ
おまけ:ゼロトゥテン
それぞれゲーム毎に、「基本のルール」「おもしろくなるためのヒント」「さらにチャレンジ!」で構成されます。
「基本のルール」では厳密なルールというよりも、子どもと遊ぶことを想定したシンプルなルール。時には実際と異なる内容もあります(ダイヤモンドでコマを使わずに洞窟から帰るか進むかをひとりずつ宣言する、とか)。「おもしろくなるためのヒント」ではゲームの手ほどきを、「さらにチャレンジ!」では基本のルールで紹介したシンプルなルールからステップアップして、段階的に本当のルールに近づける内容になっています。
この第1部で紹介した具体的なゲームとその小テーマを踏まえ、第2部では本題となる CIP(Cognitive Intervention in Play/遊びを通した認知支援)に入ります。が、その紹介はほんの10ページ程度。本書では入り口というか、表面をなぞるだけ。それでも多少得るところはあったのですが、少し物足りないのは事実。
参考分文献が国内書籍ばかりなので少々不安ですが、書かれている内容はそれなりに受け入れやすい内容でした。
目次詳細の他、導入となる「はじめに」は明治図書ONLINEで読むことができます。
本書は、良くお題目に挙げられる「ボードゲームの効能」みたいな側面について、いくつかの示唆を与えてくれます。
個人的にはゲームは面白いから遊ぶのであって、教育的な側面を目的にゲームを遊ぶのは感心しません。しかし、それでも一緒に遊ぶ他の家庭(特にお母さん層)には「いいわけ」としての「お題目(規範を守る、など)」を掲げてあげた方が心理的に納得しやすい面はあるでしょう。本書は体系立てた内容でそのあたりの多少の知識を補ってくれるものになります。
2010年出版の本ですので現在でも入手は容易です。蔵書しているようであれば図書館で手に取ってみるのもいいかもしれません。
興味ある参加者さんが多そうですので、今月のゲームパーティ@練馬おやこボードゲームの会で閲覧できるよう受付脇に置いておきますね。
関連リンク
・Amazon.co.jp: 楽しく脳を鍛える遊び50
・楽天ブックス: 楽しく脳を鍛える遊び50
多く出回っているのはカタログ的な本で、たしかにこの本も多数のボードゲームを紹介していますが、少々毛色が違います。
私が読んで、特に印象に残った段落を引用してみます。
“「遊ばせる」ことと「遊ぶ」ことは違います。大人の都合に合わせて、無理に遊ばせても、自己決定力や計画する力、主体性は育ちません。やはり、子ども自身が、自ら遊びに取り組んでいくことが大切なのです。遊びは、子どもにとって大切な時間なのです。”
肝心の書名は「楽しく脳を鍛える遊び50 遊びが苦手な子どもも楽しめる」、筆者は鳥居深雪教授とあります。分類としては育児書とかに位置づけられるのでしょうか。
![]() | 楽しく脳を鍛える遊び50―遊びが苦手な子どもも楽しめる 鳥居 深雪 千の葉教育科学研究所 明治図書出版 2010-02 by G-Tools |
本書は100ページ程度の薄い本で、大きく2部構成になっています。
第1部は小テーマにわけられ、ゲームを紹介しています。テーマと紹介ゲームについては目次で確認できます。
[1]まず、楽しむことから始めよ
坊主めくり/ウサギのニーノ/パーキングゲーム/黒ひげ危機一発/にじいろのへび/ぶたのしっぽ/ヤギのベッポ/ジェンガ/ヴィラパレッティ
[2]ばばぬきは「心の理論」で大人のゲームになる
ばばぬき/はげたかのえじき/レースギャロッポ/ツィフツォフ/ニムト/スコットランドヤード
[3]記憶力が活躍する!
神経衰弱/ガイスタートレッペ/ゆうかんな仕立て屋さん/ザーガランド/にわとりの追いかけっこ/プルンプザック
[4]プランニングが活躍する!
7ならべ/大富豪/カルタヘナ/オセロ(リバーシ)/セブンブリッジ/ナポレオン/ヒクタス
[5]柔軟な思考って大切だよね
UNO/ラビリンス/アメリカンページワン/ダイヤモンドゲーム/立体四目/コリドールキッズ
[6]人生楽ありゃ苦もあるさ
人生ゲーム/海賊船ゲーム/ビバトッポ!〜ネコとネズミの大レース〜/ダイヤモンド
[7]ゲーム上の小さな旅
電車でGO!/日本一周旅行ゲーム/チケット・トゥ・ライド
[8]勝ち負けばかりが人生じゃない
クラウン/キャッチ・ミー/果樹園ゲーム/アンゲーム
[9]数の力を鍛える
LOBO77/宝の滝/勝利への道/ミッドナイトパーティー/ハリガリ
おまけ:ゼロトゥテン
それぞれゲーム毎に、「基本のルール」「おもしろくなるためのヒント」「さらにチャレンジ!」で構成されます。
「基本のルール」では厳密なルールというよりも、子どもと遊ぶことを想定したシンプルなルール。時には実際と異なる内容もあります(ダイヤモンドでコマを使わずに洞窟から帰るか進むかをひとりずつ宣言する、とか)。「おもしろくなるためのヒント」ではゲームの手ほどきを、「さらにチャレンジ!」では基本のルールで紹介したシンプルなルールからステップアップして、段階的に本当のルールに近づける内容になっています。
この第1部で紹介した具体的なゲームとその小テーマを踏まえ、第2部では本題となる CIP(Cognitive Intervention in Play/遊びを通した認知支援)に入ります。が、その紹介はほんの10ページ程度。本書では入り口というか、表面をなぞるだけ。それでも多少得るところはあったのですが、少し物足りないのは事実。
参考分文献が国内書籍ばかりなので少々不安ですが、書かれている内容はそれなりに受け入れやすい内容でした。
目次詳細の他、導入となる「はじめに」は明治図書ONLINEで読むことができます。
本書は、良くお題目に挙げられる「ボードゲームの効能」みたいな側面について、いくつかの示唆を与えてくれます。
個人的にはゲームは面白いから遊ぶのであって、教育的な側面を目的にゲームを遊ぶのは感心しません。しかし、それでも一緒に遊ぶ他の家庭(特にお母さん層)には「いいわけ」としての「お題目(規範を守る、など)」を掲げてあげた方が心理的に納得しやすい面はあるでしょう。本書は体系立てた内容でそのあたりの多少の知識を補ってくれるものになります。
2010年出版の本ですので現在でも入手は容易です。蔵書しているようであれば図書館で手に取ってみるのもいいかもしれません。
興味ある参加者さんが多そうですので、今月のゲームパーティ@練馬おやこボードゲームの会で閲覧できるよう受付脇に置いておきますね。
関連リンク ・Amazon.co.jp: 楽しく脳を鍛える遊び50
・楽天ブックス: 楽しく脳を鍛える遊び50
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