プラジャーク・クヮルテットwith山碕智子

December 07 [Wed], 2016, 23:55

リュカ・ドゥバルグ ピアノ・リサイタル

December 05 [Mon], 2016, 23:26

ホキ美術館名品展

December 03 [Sat], 2016, 20:10
梅田阪急のギャラリーで観てきました。

ホキ美術館は千葉県にある写実絵画専門の美術館。ホキは館長の保木さんの「ホキ」です。地名だと思っていましたが違うのですね。

いわゆるスーパーリアリズム絵画には実はあまり興味がなく、お決まりの「なんで写真じゃダメなのですか」という意地悪な疑問をどうしても抱いてしまってました。技術ばかりに目が行ってしまう気がするし、極端に言えば、如何に写真そっくりに描くかに価値を置くとすれば、楽譜通りに指が廻ればよしとするTV番組のピアノ対決みたいやなあ、と。
でも、観てみると、ああやはり写真とは表現しようとするものが違うんだなあと思いました。
たとえば、これ。

胡蝶蘭が本当に浮き上がって見えます。これは、場内のキャプションにもありましたが、一つのレンズでとらえるカメラと、二つの目でとらえる人間との差なのだとか。なるほどなあ。

そして何よりも大事であろうもう一点。
一言でいえば、写真は対象の瞬間を切り取るもの。その一瞬間がすべてです。それに対して、写実主義絵画は対象の時間的持続を描いている、ということ。作品に近寄ってよくよく観てみると、筆触がわずかにわかります。「切り取る」のではなく、延々と丹念に作業して「作り上げ」ていることが伝わってきます。そのせいなのでしょうか、出来上がった作品には、なんとなくスローな空気の流れを感じる。生きているような、という陳腐な表現を使いたくなりますが、風景や静物さえも作品に何かが…たぶん空気が、時間が流れている。しかもとてもゆっくりと。

蛇足。
これらの作品(作者は異なる)は、構図や光の取り入れ方が、そこはかとなくフェルメール。


もう一つ蛇足。
私個人としては、たとえば私が何かとても嬉しくて笑っている顔を、写真で撮られたいか、写実絵画に描かれたいか、と聞かれれば、写真で捉えられたいように思います。その瞬間の爆発的な感情を、その場で丸ごと掬い取られたい。でもそれは、描き上げる過程のなかでその感情が去り行き、もしくは喪われてしまっていることが怖いからかもしれません。

メアリー・カサット展

November 28 [Mon], 2016, 21:27
観光シーズンで大混雑の京都。昨日は朝から本降りの雨だったので、空いているかなと思って岡崎の国立近代美術館に出掛けました。
思った通り、ちょうど良い程度に空いていて、ゆっくりと観まわってきました。

日本では35年ぶりの大回顧展だそうです。母子像をたくさん描き、明るい色彩を用いる印象派画家。日本人が好みそうな画風ですが、それほど知名度が高いわけではなさそうです。
予想よりたくさんの作品が来ていて、とても見ごたえがありました。いくつかメモ。

子どもが描かれた作品については、足の描き方にとくに惹かれました。大人が絶対しないような無防備な足の角度が、子どもならではの関節の柔らかさを感じさせ、皮膚の質感の柔らかさと相まって、とても可愛らしい。つい頬が緩んでしまいます。

全体の傾向としてブルーが多く用いられているのも印象的です。
ブルー系ではありませんが、この作品もとても美しくて気に入りました。


なにげない母子の触れあいを描いているなかで少し異色だったのはこちら。

母子像といえば聖母子像ですが、他のカサットの作品ではあまり感じなかったキリスト教的な雰囲気を感じてしまいました。とくに女の子が持つカーネーションは、一目見て気になりました。なんだか暗示的。キャプションによれば、カーネーションはキリストの受難の寓意として描かれるのだそうで、なるほどなあと思いました。背後に描かれる大きく曲がった坂道も何かの寓意でしょうか…?

カサットはドガと深いかかわりを持っていたそうですが、それ以外にも色々な画家の影響を受けているようです。なかでも浮世絵にインスピレーションを受けたと思われる作品群は、こんなにもあからさまに現れているのは珍しいと思うくらいでした。舟遊びや合わせ鏡を題材にした作品もそうですし、たとえばこのドライポイント作品は、明らかに紅摺絵の影響を受けていますね。


生涯にわたり画風が変化するのを観るのも回顧展の楽しみ。そして、関係する画家たちの作品を併せて観られるのも興味深いですね。エヴァ・ゴンザレスやベルト・モリゾの美しい作品も素晴らしかったです。とても満足度の高い展覧会でした。

京都市交響楽団 第607回定期演奏会

November 26 [Sat], 2016, 22:03
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