「太平記」の舞台となる南北朝はまったく知識もなく興味もありませんでしたし、知っている名前も、足利尊氏・後醍醐天皇・楠木正成くらいなものでした。
たまたま知人から「新太平記」を借りたので読み始めたのですが、これが読んでみたらとても面白かったんです。
話の流れをざっと説明しますと、北条氏の専横を憂いた後醍醐天皇は北条氏打倒の計画を練りますが、それが北条方に漏れ後醍醐天皇は都を脱出する憂き目に合います。
その後、笠置山に立て篭もって戦いますが多勢に無勢で陥落、何とか脱出しますが結局は捕まり隠岐に島流しになってしまいます。これで一件落着と胸を撫で下ろした北条方でしたが、後醍醐天皇の皇子の一人である護良親王や楠木正成らが各地で挙兵し、後醍醐天皇自身も様々な人の手助けにより隠岐から脱出しあらためて北条氏打倒の兵を起こします。
そして、北条方の足利尊氏や新田義貞も北条氏を見限り、護良親王や楠木正成を討伐するために手薄になった鎌倉を新田義貞が急襲し北条氏はあっけなく滅亡しました。
これで後醍醐天皇の悲願が達成し平和な世が到来するかと思われましたが、後醍醐天皇主導の俗に言う建武の新政(教科書で習いましたね)は効果の実を上げず、そして公家方と足利氏を始めとする武家方が次第に対立し、遂に足利尊氏は後醍醐天皇と袂を分かち争う事になってしまいました。
一進一退を続ける戦いは足利尊氏が後醍醐天皇とは別の天皇を擁立するに及んで大義名分同士の戦いになり、戦いは泥沼の様相を呈していきます。
後醍醐天皇側は次第に劣勢になり楠木正成や名和長年らが命を落とし、そして新田義貞が戦死した時点をもって物語は終わります。
話はこれで終わりですが、実際はこれ以後何十年と戦いは続くらしいです。
話は後醍醐天皇側に重点が置かれているので、どうしてもそちらに肩入れしてしまいがちでした。
まるで三国志を初めて読んだ人が劉備の事好きになるのと同じでしょうか・・・。
学校で日本史を勉強して最終的な勝利者は足利方だと言う事を知っているので読んでいてもせつなかったですね。
まるで三国志の劉備や諸葛亮の蜀が魏に滅ぼされてしまう心境でしょうか・・・(しつこいですね・笑)。
それにしても楠木正成がカッコイイですね。千や二千の寡兵で数十万の相手と渡り合い、しかも翻弄してしまうんですから。
彼の起死回生の策を公家どもの横槍や新田義貞の意地とかで採用されなかった時は悲しかったです。
そして、彼が自らの死を悟って戦場に赴く様は粛然とさせられました。
比較的知っていた源平合戦や元寇、それと戦国時代の間にこのようなドラマチックかつ悲惨な時代があったとは知りませんでした。
これは山岡荘八氏の味付けが施された「大平記」ですので、今度は別な作家の味付けのされた物語を読んでみたいです。
そうしたら、きっと違った感想を抱くかもしれませんね。
最後に一言、地元のヒーローの宇都宮公綱(きんつな)も初めの方に登場し楠木正成と戦います。
もっとも話では楠木正成に翻弄されてしまいあまり良い所はなかったですけど・・・。
でも、彼は戦上手として知られてましたし、その楠木正成も宇都宮公綱の武略を恐れてたとありますからちょっと嬉しいですね。

たまたま知人から「新太平記」を借りたので読み始めたのですが、これが読んでみたらとても面白かったんです。
話の流れをざっと説明しますと、北条氏の専横を憂いた後醍醐天皇は北条氏打倒の計画を練りますが、それが北条方に漏れ後醍醐天皇は都を脱出する憂き目に合います。
その後、笠置山に立て篭もって戦いますが多勢に無勢で陥落、何とか脱出しますが結局は捕まり隠岐に島流しになってしまいます。これで一件落着と胸を撫で下ろした北条方でしたが、後醍醐天皇の皇子の一人である護良親王や楠木正成らが各地で挙兵し、後醍醐天皇自身も様々な人の手助けにより隠岐から脱出しあらためて北条氏打倒の兵を起こします。
そして、北条方の足利尊氏や新田義貞も北条氏を見限り、護良親王や楠木正成を討伐するために手薄になった鎌倉を新田義貞が急襲し北条氏はあっけなく滅亡しました。
これで後醍醐天皇の悲願が達成し平和な世が到来するかと思われましたが、後醍醐天皇主導の俗に言う建武の新政(教科書で習いましたね)は効果の実を上げず、そして公家方と足利氏を始めとする武家方が次第に対立し、遂に足利尊氏は後醍醐天皇と袂を分かち争う事になってしまいました。
一進一退を続ける戦いは足利尊氏が後醍醐天皇とは別の天皇を擁立するに及んで大義名分同士の戦いになり、戦いは泥沼の様相を呈していきます。
後醍醐天皇側は次第に劣勢になり楠木正成や名和長年らが命を落とし、そして新田義貞が戦死した時点をもって物語は終わります。
話はこれで終わりですが、実際はこれ以後何十年と戦いは続くらしいです。
話は後醍醐天皇側に重点が置かれているので、どうしてもそちらに肩入れしてしまいがちでした。
まるで三国志を初めて読んだ人が劉備の事好きになるのと同じでしょうか・・・。
学校で日本史を勉強して最終的な勝利者は足利方だと言う事を知っているので読んでいてもせつなかったですね。
まるで三国志の劉備や諸葛亮の蜀が魏に滅ぼされてしまう心境でしょうか・・・(しつこいですね・笑)。
それにしても楠木正成がカッコイイですね。千や二千の寡兵で数十万の相手と渡り合い、しかも翻弄してしまうんですから。
彼の起死回生の策を公家どもの横槍や新田義貞の意地とかで採用されなかった時は悲しかったです。
そして、彼が自らの死を悟って戦場に赴く様は粛然とさせられました。
比較的知っていた源平合戦や元寇、それと戦国時代の間にこのようなドラマチックかつ悲惨な時代があったとは知りませんでした。
これは山岡荘八氏の味付けが施された「大平記」ですので、今度は別な作家の味付けのされた物語を読んでみたいです。
そうしたら、きっと違った感想を抱くかもしれませんね。
最後に一言、地元のヒーローの宇都宮公綱(きんつな)も初めの方に登場し楠木正成と戦います。
もっとも話では楠木正成に翻弄されてしまいあまり良い所はなかったですけど・・・。
でも、彼は戦上手として知られてましたし、その楠木正成も宇都宮公綱の武略を恐れてたとありますからちょっと嬉しいですね。

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