からだのpHの意味 

March 27 [Wed], 2013, 0:50
私たちの体液は、常にpHが七・三五〜七・四五の範囲の微アルカリ性に保たれている。

この範囲内に保たれることが、恒常性の維持(ホメオスタシス)である。

この範囲を逸脱した場合は、死を意味する。これは、生きている限り、健康人でも、病態にある人でも変わらない。

違うことは、健康な人の場合には、ホメオスタシスに負担がかからないのに対し、病態の人は、ホメオスタシスに大きな負担がかかることだ。

加藤勝著『ホメオスタシスの謎』には、次のように書かれている。

どんな食事をしても、人の血液の組成は常に一定に近く、ほとんど変化しない。

このように、ある基準を常に保とうという生命の回復現象が、恒常性の維持=ホメオスタシスである。

このホメオスタシスは、生理的レベルだけではなく、環境の変化を見越して予見的に働く、スケールの大きなものである。

私たち生物のもつ多様性と揺らぎは単なる変動ではなく、安定性を求める生物のたくましい生存力の証しでもある。

体を構成している細胞は、血液に依存して生きているから、血液の組成や状態が不安定であってはまずい。

体内の組織・細胞に接している血液は、内部環境とみなせる。

この内部環境に変化を与えるような外的条件が働くと、組織・細胞が、それまで通り安定した状態で生きていけるよう、この内部環境を直ちに調節する仕組みが働く、この仕組みをホメオスタシスと呼ぶ。

正常ではない、とはどういうことか。

内部環境を調節するのに、大きな負担がかかることである。

激しい運動をした後を考えてみよう。

まず、一時的に筋肉が硬直する。

これは、嫌気的(酸素のない)条件下で、エネルギーとしてのブドウ糖が大量に分解されて、乳酸に変化するためで
ある。

筋肉組織に乳酸が溜まると、一時的に筋肉組織が酸性になり、硬直するわけだ。

休養すれば、筋肉組織に溜まっていた乳酸は汗や尿中に代謝されるから硬直はほぐれる。

運動や労働という負荷による筋肉硬直のような一部組織の酸性化は、あくまでも一過性のものである。

しかし、いつも一部の組織が酸性化している場合には、何らかの病態に陥っている疑いがある。

たとえば、ガン化した組織は、グルコースが分解する異常な解糖作用によって大量の乳酸を生産し、酸性化している。

これが血液中に流れ込むと、耐を維持するために大きな負担がかかるわけだ。

その結果として、腎臓で血液が液過されて尿になった時に、大量のアミノ酸や有機酸を含んで出てくると考えられる。

たとえば、痛みを伴う症状として、肩凝り(肩痛)、腰痛、筋肉痛がある。

これらは、血行不良、一部の組織水の一様性の喪失が原因になるが、血行を当たり前に戻し、組織水の状態を一様
にすれば、痛みは和らぐ。

組織水を一様化する方法には、マッサージやお灸などがある。

尿のpHは食事内容で変化する。

これもホメオスタシスの反映である。

野菜中心の食事をすると、尿のpHは七以上になる。

一方、肉中心の食事をすると、七以下になるから、尿のpH変化は気にせずに、尿中成分を気にしてほしい。

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