GW、その後

May 21 [Mon], 2012, 17:56
終わったやっと終わったよ、GWってやつが。
GWとはすなわち、世間一般では連休が重なるGoldenWeekの略なのは周知の事実。
家族総出でディズニーランドやらなんやらで遊び狂い、ミッキーマウスなどと撮ったお茶目なスナップなどを眺めながら後々の思い出にする、国民的大型連休だ。
だがな、これだけは忘れないでほしい。
お前たちがキャッキャッと戯れたネズミの中の人は。
連勤が重なるGoodWorking真っ最中だったんだ、ということを。
俺は声を大にして言おう。
あのネズミのコスプレの中身は労働者だ下手すれば時給いくらで雇われたバイトだ今年も終わりましたねぇもうクタクタですよとか言いながらビールも飲んじゃう人間が入ってんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお誤解なきよう言っておくが、何も俺は某ディズニーランドを否定したいわけではない。
確かに幼少の頃に行った際、STAFFONLYと書かれた扉に侵入した先に、タオルを巻いたオッサンの首をしたチップだかデールだかがいたのは強烈なトラウマになっているかもしれないが、ディズニーランドは非現実的なまさに夢の国だと思う。
ただ俺が言いたいのは、大型連休があれば、その裏で大型連勤をしている人もいるという事実なんだ。
お前らが恋人と眺めて愛を語り合うきれいな夜景も、何千人ものビジネスパーソンの残業で作られていることを知れ。
そして俺もその一人であり、この一週間強はまさにGoodWorkingだった。
一瞬で過ぎ去ったという唐ゥらすればGoodbyeWeekだったとも言えるかもしれない。
しかしこうした時、すなわち追い込まれた時こそ人間の真価が問われるのも疑いようがない事実、真実なのである。
余裕があるうちは人の真価までは見えないものなのだ。
かつて遠い中国の地に二人の儒教家がいた。
そう、孟子と荀子である。
彼らはそれぞれに性善説性悪説を唱えた。
人は生まれながらにして善であり、後天的に悪行を覚えるという前者と、人は生まれながらにして悪であり、後天的に善行を覚えるという後者が真っ向から対立している格好だ。
しかしながらこれは、突き詰めると人は良いことも悪いこともするよという唐ナは同義であり、100良いことしかしない聖人君子は存在しないということを表している。
かくいう俺ももちろん人間であり、悪行ももちろん重ねて生きている。
人間とは所詮浅ましい生き物なのだ。
あの愚かで浅ましい出来事はいつのことだっただろうか。
時は大学時代に遡る。
あの日は何の帰り道だっただろうか。
おそらくは当時在籍していた軽音楽部の打ち上げの帰りか何かだったと思う。
同期の友人1人、そして後輩1人と一緒に帰っていた明け方の出来事だ。
酔いも覚めかけた俺たち御一行は、大学までの帰り道をてくてくと歩いていた。
すると右前方に何か小さな黒い固まりを発見した。
それは少し厚みのある四角い板のようであり、遠目にはよく分からなかったが、近寄ってみるとそれが財布である事が分かった。
俺たちはすぐさま中身を確認した。
中身は数十円くらいしか入っておらず、その他はどこぞやのポイントカードやらキャッシュカードしか入っていなかった。
書類やらなんやらめんどくさいから放っとこう、などと議dねたが、結局俺たちは警察に届け出ようという結至った。
警察に着き、中身が数十円の財布を拾ったという事を全くやる気が感じられない抜け殻のような警官に話した。
そして予想通り、その抜け殻のような警官は遺失物の拾得届けを書くように言ってきた。
代表して俺がそれを書くことになり、残りの二人は後ろの椅子に座ってそれを眺めていた。
どこで、どのように、何を拾ったかを事細かく書くその作業は、打ち上げ後の早朝にはなかなかの重労働だった。
そして黙々と書き連ね、ペンを置いた。
すると抜け殻のような警官はこう言ってきた。
えーもし落とし主がですね、現れなかった場合ですね、あなたが替わりに受け取れるんですが、ここに名前を書いて頂けますかあぁ、結構です。
僕はいりませんので。
俺はそんなつもりで拾ったんじゃない、見返りを求める善行など善行ではない。
とでも言わんばかりに言い放った俺は、自分が聖人君子に近づいたかのような気持ちになり、心は秋空のように澄み渡った。
しかしながら。
孟子と荀子の教えを思い出してほしい。
この世には聖人君子など存在しないのである。
抜け殻のような警官は、いい気に聖人面をした俺に向かい、こう続けてきた。
あぁそうですか例えばですね、落とし主の方がお礼をしたい、と言われた際にですね、あなたに連絡することもできるんですがあぁ今なんと心の声と俺は抜け殻の発した言葉に内心が揺れ動いた。
しかし一度要らないと言った手前、じゃあなどと書き出すのは聖人君子としてあり得ない。
おそらくは数秒間であろうが、俺は悩みに悩んだ。
名前を書くかどうかをではない。
どうやったら自然に書けるか、をだ。
当然一連の流れを聞いていた後ろの二人も固唾を飲んで俺を見守った。
島田は、島田さんはどうするんだろう、と。
そして審判の時は訪れた。
いや、書かなくても大丈夫なんですけどね。
じゃあやめとかれますかあカリカリカリカリ俺は恥ずかしさでいっぱいだった。
後ろの二人は吹き出すのを必死でこらえた。
そして抜け殻は、あぁ、こいつは見返りなど求めない、あたかも聖人君子ような考えからではなく、人の財布をもらってもしょうがないし、ましてや数十円などいるわけもない、が、それではないお礼が貰えるなら書いちゃおうという利益第一主義の思想が産み出した醜い人間だったんだなと思ったに違いない。
後日、落とし主が現れたようでお礼の電話がかかってきた。
お礼の電話だけで十分なはずだ。
しかしこの時ですら、何かさとう遥希貰えるのではなかろうか、とほのかに期待しながら電話に出た自分に愕然とすると共に、どこで俺は道を踏み外したのかと落窒ケずにはいられなかった。
自分はなんと浅ましい、うすら汚れた人間なのだろう、と。
父さん母さんごめんなさい。
あなたの子供はとっても小物に育ってしまいました。
しかしながら今週末は久しぶりのhomme企画ライブ。
この日ばかりはあなたたちの期待に答えます。
是非とも見返りを求めてライブに来て下さい。
7つの最高のアーティストが全力でお答えしますから。
最高のGreatWeekendGWを共にしましょう。
お待ちしてますアディドス20120512土at松江canovahommepresentsDeepImpact2012Thomme2012年第一弾singleレコ発CASThomme浅野毅と歌うヴォルケー大阪ロマンチップス大阪CB名古屋DriveAwaySUGARFUELFAVORITECOLLECTIONSOPENSTART17001730ADVDOOR¥1500¥2000D別Lコード69054
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