春も近いので徒然なるまま

February 28 [Tue], 2012, 23:24

岩手県花巻の温泉宿に行った帰りの盛岡ICにて。
岩手県内の高速道路が全車種終日無料ということもあって、結構な交通量だった。
そしてその結果、渋滞の緩和に役立つ筈のETCレーンの方が渋滞しているというパラドックス。


青い森公園を歩いていると、気分はシャイニング。
斧を持ったニコルソンが追っかけてきそうな雪の回廊だが、途中でオッサンがカラスに囲まれていたのが恐怖だった。
何だったんだあれは・・・




雪に埋まっちゃって、何だか大変なことになっている車を見ると、エベレストの登頂ルートに点在するという登山者の死体を思わせる。
それは、雪の中打ち捨てられた無残さと、第三者にはどうすることも出来ない無念さがある種の神聖さを感じさせるからだろうか。
ワタクシはこの種の埋まった車を「青森の冬の聖餐」と名づけたい。




「わいは、どんだっきゃの、車とば粗末さして。まんずだらしねえ人だんだべの」


写真を撮っていたら婆さんが独り言のように呟いて行った。

お、おう・・・

西目屋の乳穂ヶ滝

February 20 [Mon], 2012, 22:39
西目屋村の乳穂ヶ滝に行ってきた。
過去何度か訪れた時には時期が悪かったのか、上から前立腺肥大症的なチョロチョロとしたショボイ滝が落ちていて、ワタクシ的にはかなりなガッカリスポットなのだが、今年のこの腹立たしいfuckncoldぶりに、こりゃあ絶対凍っているだろうと思い来たのだが、時速30キロで走る地元の軽トラにブロックされながら到着した。



案の定凍っていた。なるほど、大迫力という訳ではないが、鍾乳洞のように固まった滝はそれなりの神々しさみたいなものもあり、昔の人が崇め奉ったのも解る気がする。滝の裏側へ回れるというのも、ちょっと得した気分?!

この滝の凍り方によって、その年の豊年満作・無病息災を占うんだとかなんとか。
別に民間伝承にいちいちケチつけてもしょうがないのでこれは別にいいのだが、第一次産業がメインだった昔から、現在の社会状況を鑑みて、少しバージョンを変えてみるというのはどうだろうか?
村人が稲わらを掲げて豊年満作・無病息災の言葉を待っている時に、「あ〜景気回復・株価安定!」とアドリブでサラッと言っちゃう猛者はいないだろうか。きっと、「お前の財テク動向なんて知るか!」と稲わらでバッコンバッコン殴られて終わりだろうが。

なんてことを滝の裏側で独り夢想していたら、この滝が無性に愛おしくなってしまった。


酔っ払いオヤジのラプソディー

February 19 [Sun], 2012, 0:15

消え行く風景、懐かしいあの日、昭和の思い出、、、
人は誰でも心にそんな思い出を持っているものである。
そしてそれは時代を象徴するような大きな出来事ではなく、日常の断片のほんの一瞬の出来事だったり、音だったり、臭いだったりするものである。

プール教室の時のビニール鞄の合成樹脂の臭い、駄菓子屋のサッカリン味の駄菓子、空き地に捨てられていたポンコツ車、泣かしてしまった女の子、夏の田んぼの眩暈するような青さ、近所に駐車してあったコスモスポーツのかっこよさ、キンチョールのブリキ看板、、、、


道端のゲロ、、、干からびて白くなった犬のクソ、、、、


そんなアナタの思い出を毎週特集記事とミニチュアセットで綴る。
週刊「あの日あの時」創刊号は、干からびて白くなった犬のクソ のミニチュアセットが付いて特別価格490円で、、、

と、ディアゴスティーニから発売されないだろうか?もしくは明日の朝刊の折込チラシで、みたいな。


子供の頃には見たけど、今は見ないな、こんな風景。というものには上記のゲロ&クソの他に、真昼の千鳥足の酔っ払いオヤジというものがある。
ワタクシの親や祖父母の時代にはわりとポピュラーだったらしい酔っ払いオヤジだが、ワタクシの記憶でも小学校に上がる前に数度見たことがあるという程度で、ワタクシの世代でギリギリ記憶にあるという風景だろうか。
まるでドリフのコントのように絵に描いたような「THE酔っ払い」という千鳥足で道行く主婦や女学生に「うっせーい馬鹿野郎!」と誰かれ構わず絡んでゆく大迷惑ぶりや、ちょっと屈強な男に「何だコノヤロー!」と凄まれると「あぶっ、、、しゅ、、%&’#$、、、」と一気にトーンダウンするヘタレぶりが記憶に残っている。真昼の超日常の風景に千鳥足の酔っ払いオヤジというのは、やはり子供心にも異質で。何かショッカーが我が町を歩き回っているような恐怖を覚えた記憶がある。すると、道すがらの人々は「嫌だねえ〜酔っ払い来たよ〜」とまるで童話の一節の定型文であるかのようにヤレヤレと顔を顰めて酔っ払いが通り過ぎるのを待っていた。

アウガ裏手のニコニコ通り、小雪のちらつく氷点下の昼下がりの路地裏でそんな昭和の風景を久しぶりに見た。
「”#$%&%$!!んだばってがーっ!!」かろうじて津軽弁の断片が残る意味不明の言葉を発し、あのドリフコント丸出しの千鳥足でヨロヨロと歩いているオヤジを見かけた。見た瞬間に脳みそが混乱し、デジャブーのような悪夢のようなノスタルジーのような奇妙な感覚に襲われたが、混乱が収まった後「ああ、子供の頃に見たなこんなオヤジ」と記憶に刻まれた過去の風景にたどり着いた。ただ、私の記憶の酔っ払いオヤジはツンツルテンのズボンにランニングシャツの赤ら顔のオヤジだが、今回のオヤジはイージーパンツにダウンジャケットといういわば普通の格好だった。こんなところからも日本の経済発展の軌跡が見られる(そうか?)ワタクシはつい「ああ、いたなァ〜こんな酔っ払いオヤジ」と感慨に浸ってしまい、生暖かい目でこのオヤジを見てしまっていたのだが、残念?ながら「なんだあゴルアァ!」と昔のように絡まれたりはしなかった。それは冷たくにやけながら凝視するデブ中年に歪んだ狂気を感じたからか、絡むタイプの酔っ払いじゃなかったからか。「$%&$###!!!!」相変わらずの意味不明の言葉と酒臭い口臭を発しながらワタクシの前を通りすぎていった。

良い風景でもなければ、ノスタルジーでもないし、酔っ払いを肯定するわけでもない。
ただ、ふとあの頃を思い出してみると、強い拒絶感情と相反する寛容さのようなものは無くなってしまったなと思った。愚かしき者を罵り、障害者を嘲り、それでも地域の構成者として受け入れてしまうみたいな寛容さだ。人権の擁護や福祉の発展は当然必要なことだったし、それによってのプラスの方が大きいのは理解できる。しかし、制度の充実と共に、人間のドロドロしたパンドラの箱の中に光っていたような寛容さも同時に失ってしまったのではないかと。

遠い昔の「嫌だねえ〜酔っ払い来たよ〜」の複雑なニュアンスが、酔っ払いオヤジの酒臭い口臭と共にまどろんでいった。

ドリームタウン・アリーが本格的に終わっている件

February 15 [Wed], 2012, 20:28
オープン当時はドンキホーテ北東北初出店やらで賑わっていた

青森市のドリームタウン・アリーが、まるでエンタ芸人のごとき凋落ぶりを晒していた。ゴ☆ージャス!!

物凄く近所に住んでいながら、ショッピングモールには全く用事がないため行く機会が無かったのだが(二階のスポーツジムには数ヶ月通った)野暮用で立ち寄ったところ、、


フレッシュネスバーガーが消えていた。


1階のテナントも壊滅状態、、、


2階だなんて三分の一しかテナントが入っていない。


なぜこんなことになってしまったのか。目的が違うとはいえ数ヶ月このテナント施設に通ったワタクシが、独断と偏見で分析しよう。


・入っているテナントにイマイチ魅力が無い。

田舎者のお洒落心をくすぐるような、分かりやすい「東京」っぽさを持ったショップが無い。ドンキ以外は青森の郡部でもゴロゴロ見かける店ばっかり。フレッシュネスバーガーは圧倒的に知名度が足りないし、ドンキにしたって、この店はいわば都会の田舎っぽさみたいなもので、分かりやすい「知的・ハイセンス」感は皆無だ。せめてスタバくらいは入れられなかったものか。


・買い物のし難さ。

テナントそのものに魅力が無いため、店を流して見て回るだけで楽しいという事が無い。なので本当に用事がある時でないと来ることはないのだが、駐車場の混み具合から目的の店からかなり離れた場所に駐車しなければならないことの方が多かった。ユニクロにしたって浜館にあった頃の方がはるかに便利だった。この季節の地吹雪の中では更に強く実感する。


・そもそも設計ミスじゃねえのか、この建物?

とにかく、入り難い&出難い。出入り口が実質一箇所しかないため、常に渋滞とクラクションの嵐である。それだけならまだしも、混雑を避けようと屋上駐車場に駐車すると、(モール街にも屋上駐車場は有るが)奥のゲームセンター側に駐車させられ、目的のモール街まで行くには、室内→野外→室内→野外→店 という高血圧者には発作を誘発させるような頻繁な温度変化に見舞われる。更に屋上までのスロープが凍結していて、あわや前車に追突ということもあった。(これはモール街側の駐車場も同じ)融雪くらい設置しろよ・・・ あと、全体的に作りがチープだ。このドリームタウン・アリーを見ると、金木の選挙大好きオヤジの城を思い出す。



おそらく安くはないであろうテナント料を支払ってここに出店しようという店は多くはないだろう。
正直ここに出店するくらいなら、すぐ近くのカネサ味噌跡地のモール街の方がマシではないだろうか。
今現在は、ドンキとユニクロで持っているような状態だろう。

何というか、あまりにも安易でチープなこういう施設、目新しさで人を呼べるのは出来た直後だけだ。

マイナス6度のチェットベイカー

February 11 [Sat], 2012, 22:00

世情を反映してか、はたまた自分が年をとって感心が無くなったからか。
それほどバレンタインというものに世間が浮き足立っている感が無いように感じる。
良いも悪いも色々あるが、ネットの普及でマスコミに踊らされる人が少なくなったのはとても良いことだと思う。

「がはは!やっぱりなんだかんだ言ったって女の子から貰えると嬉しいからいいじゃないか〜ムハア」
などという団塊・バブル世代の「楽しきゃいいじゃん」論理をいまだ鷹揚な態度と思っているジジイ連中は、エコなハイブリット車であちこちドライブに出かけ、もったいないけどエコ家電に買い替え、そのくせクリスマスにはイルミネーションで自宅を飾り、みんな同じ味の韓国食材を買い込み、福島の農家を支えるため福島県産の農産物をガンガン食って鷹揚さに磨きをかけて欲しい。何だかんだ言ってあんた等が日本経済を支えている。ガンバレ旧世代!


さて、チェットベイカーである。←強引
端整な顔立ちとクールな演奏、甘いボーカルで50年代のアメリカでアイドル的人気だったジャズトランペッター。
以前紹介したジョンコルトレーンとは正反対の冷めていてる演奏&歌だが、ワタクシはどちらも好だ。どちらもワン&オンリーというか、彼らだけの演奏(チェットは歌も)だからである。
中性的とも取れるチェットの歌だが、ワタクシには男のロマンチックというか、ワイルドな男とは違う男の一面である退廃・虚無が表れていて、意外とチェットの歌は男っぽく感じる。
ベットの中で、この曲のように、「変わろうなんて思うな、そのままでいい。俺には毎日がバレンタインデーなんだ」なんて女に向かってバレンタインデーに囁いてみたいものである。





2月で徒然なるまま

February 05 [Sun], 2012, 23:21
アメリカ人に生まれたかった・・・、、、 理不尽な校則にがんじがらめにされていた田舎の中学生時代。TVや映画に映し出されるアメリカの学校の自由さに憧れ、そんなことを思っていたこともあった。それがなぜか年を取るにつれてアメリカという国に憧れを持たなくなった。カルチャーの面ではいまだ創造性や革新性に溢れる国だとは思うし、それを好んだりもしている。だがしかし、アメリカの自由とは、覇権のためのイデオロギーにすぎないという気がしている昨今では。年を取るにつれ肉より魚を好むようになってくるように、好き嫌いという感情よりもアメリカという国そのものに感心が無くなってきている。昔は「こんな音楽を生み出す文化ってどんななんだろう?」「こんな遊びを考えつく連中が居る国ってどんななんだろう?」と文化からその国(アメリカ)を知りたいという願望があったのだが、今では殆んど無い。嫌いなのではない、ただ「ああiphone作っている会社の国ね。ありゃ良いね!あめりか?いやそれはどーでもいいよ」という。好きの反対は嫌いではなく無関心。この言葉に意味が解った気がする。




それとは反対に、政治的には脅威であるかもしれない中国をワタクシは昔からどうにも仄かな好意を持っている。
海外旅行中に出合った中国人が良い奴だったからという単純な理由も仄かな好意を持続させている理由のひとつだが、本質的には間抜けなほどの寛容さと持っている連中だと思うし、ジャンクな民度も究極の自立者だと無理やり思えなくもない。ただ実際関わるとブチ切れる自信はあるが・・・
よく言われる、中国は90パーセントの馬鹿と10パーセントの天才の国という←だったっけ? 表現の10パーセントの部分をワタクシは見過ぎているのかもしれないが、どうにも中国にロマンを感じてしまっている。


韓国は究極にどうでもいい。


色々と思いを馳せると、グローバル化って人間を薄っぺらにするだけの観念のような気がする。
消費という行為の結果が人の意思決定だとする観念は、人間をアメーバやら虫やらと同じとする、「馬鹿は俺らの手の平で転がってろ」みたいなエライ人の薄ら笑いが透けて見える。

積雪量130cm越えの青森市内で自転車を爆走させる大人についての考察

February 03 [Fri], 2012, 19:12

イライラさせる渋滞だった。
今日の時点で積雪量130cmを越えている青森市内は、除雪の雪が道路の脇に堆く積まれ。二車線道路の左側車線を潰しているなどは当たり前で。少しわき道に入ると車のすれ違いすら容易に行えないという有様である。だがしかし、人口比率では積雪量世界一という良いのか悪いのか分からないレコードホルダーである青森市では、それもこれも仕方の無いことではあった。

だがしかしだ。前方を見渡しても、除雪のブルトーザーがその巨体をもてあまし渋滞を作っている訳でもなく。
ボロい軽自動車に高齢者マークを貼った動くブービートラップこと、年寄りの運転する自動車が、メガ・セーフティードライブで渋滞を発生させている訳でもないようだ。
ワタクシの前を走っている某社の営業車などは、70年代の暴走行為よろしく、イライラを募らせ激しく対向車線にはみ出し前方の様子を伺っている。パパラパ!パパラパ!とヤンキーホーンが聞こえてきそうなほど、ほぼ蛇行運転状態にイライラ度合いが見て取れる。
かくいうワタクシも原因がわからないまま10分以上歩くスピード以下の速度で運転を強いられた状態では、血圧の上昇、心拍数の増加、脳内でのノルアドレナリンの増加、同じくコルチゾールの増加によって股間がメッチャ痒くなり、「むおおおおおお!」と雄叫びを上げ車内で自らの股間を掻き毟るという「もう誰も愛さない」での吉田栄作ばりのストレス反応を示してしまっていた。

それから数分後、ワタクシの前方数台の車が遠くからでもわかる敵意むき出しの運転で「それ」を追い越したとき。
「それ」の正体が判明した。
40〜50代と思しきホームセンターで上下込み980円で売ってそうな防寒着を着た中年男性がヨロヨロとミラーバーンと化したでこぼこの激しい雪道を我関せず状態で自転車で走っていたのだ。

どこかで拾って来た様なオンボロ自転車といい、あちこち黒ずんだニット帽といい、後姿からも負のオーラが全開で感じられるその男だが、ワタクシが「コイツにハレー彗星でも直撃しねえかな・・」と嫌悪感情むき出しで追い越した時ふと覗いた男の表情は、人間からポジティブという感情を一切削いだらこんな顔になるんじゃね、といった根暗で卑屈な顔だった。つうかコイツ去年も同じところ走ってたな・・・

小汚い格好の見ているだけで気が滅入る中年男
友達のいなそうなオタクっぽいデブ
頭のねじが緩んでいるような独り言が多いオバサン
完全に認知症の年寄り
よくわからんMTBで物凄いスピードで走るテンパの不細工男

ワタクシが雪道を自転車で走りやがる連中を見て思うのは、社会から浮いている、もしくは必要とされていないような連中が多いということだ。
積雪のため傾斜した凍結路面を交通の妨げに自らがなるという自覚や転倒時には重大事故になるという自覚を一切持つことも無く、通学途中の小学生を押しのけてノロノロ走る無神経さは、社会を構成する一員としては判断能力が低すぎて何処に行っても通用しないだろう。そんな連中故に車を持つことも出来ず、平日の昼間から自転車でウロウロして一般人の憐憫を買うという愚かしい自己表現を負のオーラ全開で行っているのである。テンパのMTB男にしたって多分会社でも嫌われ者だ。

ワタクシはこいつらの前方に回ってフルブレーキングでもしてやれば多少の気は晴れるが(やらねーよ)
ただでさえ凍結や傾斜で危険な道を雪藪に片足突っ込んで登校している子供たちには、こいつらを蹴り倒す権利を与えて欲しいと切に願う。

P R
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