節電、節電、節電、節電、、、、
田舎のボンクラ男には、本当のところの電力事情は知るすべも無く。ただ止めようの無い不信感から原発停止に賛同している以上は節電の掛け声に反対する理由も無い。
ただ、TVCMで、「不必要な電力消費はやめましょう」などという物凄い自己矛盾CMを垂れ流しているのを見るにつけ、もはや節電という言葉だけが独り歩きをしていて、言葉自体に軽薄さが漂うようになってきている。
石田純一が説く節電。韓国スターがたどたどしい日本語で「ゼツデン、シマジョ−」
イタリアンスーツを着た節電伝道士、ナカタヒデさんがサングラスを揺らしやってくる。空港には500人のファンが!みたいな。←んなもん無いけど
「本当に節電するんだば、今すぐTV消さねが!」
寺山修二が健在ならば、TV画面いっぱいの津軽弁の男のアップでこんなアバンギャルドなCMを打ったかもしれない。
とかく役所というものは、民間への啓蒙活動の意味も有るのだろうが過剰にこういったものに反応しがちである。
役所が率先したカジュアルフライデーやらクールビズやらの歯車がかみ合ってない感じ(オッサン職員のダサさ&若い連中の妙に力の入ったお洒落w)がまた役所っぽさ満点で馬鹿馬鹿しいやら憎たらしいやらである。
そしてこの節電ブームでの役所の過剰反応は、机上の論理と、言われたからやるんだけど何か?という、オマエそれを世間じゃ馬鹿って言うんだぜ、という反感感情を増幅させる行為を利用者の利便性というものを一切無視して行われるのである。それをワタクシは今日ある公共施設で体感した。
ワタクシは最近おしっこの出が悪い。
昔は出初式の消防団の如き威勢の良いおしっこを放出して世間をアッと言わせたものだが、最近は「無名観光地のガッカリスポットのショボイ滝」の如きしょぼくれた垂れ方で、隣に並んだオッサンのジャーという威勢の良い放出音に諸行無常の思いである。
オッサンに先を越され、便所に一人ぼっちになったワタクシは黄昏を懐きながらチョロチョロとおしっこを続けていた。
すると突然プッという音と共に電気が消え便所が真っ暗になった。何事か、誰かの悪戯か、と思ったが、ふと便所の入り口に、「一定時間、人の動きがない場合、自動的に照明が節電のために消えます」という張り紙があったのを思い出した。
ちょっとまて、、、、
俺は今、前立腺肥大症の器官から健気におしっこを搾り出しているのだ。
膀胱内の尿を一滴たりとも残さず搾り出すために一点集中状態だ。 要するにだ
動けるかボケが!
だがしかし、漆黒の闇の中でチョロチョロおしっこをする不便さと、何より誰かが入ってきてパッと電気が点いた時に悲しい笑いを浮かべた中年男性がエヘへと小便器前につっ立つている図が間抜けすぎる・・・
これは何とかして電気を点けねばなるまい。しばし思案した結果、この小便器につっ立った状態で唯一自由に動かせる場所である頭を動かしてスイッチを入れることにした。
とりあえず、「ダンカンこのやろ」とビート的に頭を左右にコキコキと動かしてみた。
駄目だ、ウンともスンともいわねえ・・・
「いいないいな〜人間っていいな〜♪」まんが日本昔ばなし的に左右にゆっくりと大きく動かしてみた。
くそ!人間なんてなんて無力なんだ!電気の点く気配もねえ!
ならばしょうがない。元メタラーの意地を見せてやろうじゃないの。 いくぜ!
Master !
Master !
Just call my name, 'cause I'll hear you scream
メタリカ・Master Of Puppets を頭で奏でながら、ヘドバンだこのやろ!
うおおおおお!テンション上がって来た!
Master
Master !!!!
あ、、、
パチ という音と共に電気が点いて便所が明るくなった。
そして、それと同時にワタクシの目に入ったのは、激しくヘドバンし過ぎて前立腺肥大症のチョロチョロとしたおしっこがジョップリ手に引っ掛けちゃった悲しい光景だった。
それはMaster Of Puppets の後半ギターアルペジオになる泣きの箇所とシンクロした。
とりあえずあれだ
何でも、過ぎたるは及ばざるが如しだ。便所の改装だって税金からだろう。
そもそも便所で踏んばっている時に電気が切れるって何なんだよ?クソ踏んばっている最中に踊れってか!
そんなに節電したかったら、コールマンのランタンでも便所に置いとけ!
と、心中で悪態をつきながら人に見られないうちにと涙目で急いで手を洗った。
悲しかった・・・