しょっぱいドライブ/文藝春秋 

2005年02月25日(金) 13時40分
申し訳ないけど、この本はダメだった
2003年の芥川賞を受賞した作品だけど、
ワタシにはこの本の良さが分からなかった。

どのストーリーの主人公も感情がいつもない感じがする。
冷たい感じ。何が言いたいのかも分からなかった。
だから何?というストーリー。
救いもないし、明るさもないし、どちらかと言ったら暗い

淡々とした雰囲気の本は好きだけど、この本の淡々さとは種類が違う。
人生の描き方がすごく他人事のような、
人生を退いたような目線で書かれているのが特にイヤだった。
辛口ですみません。。。

☆☆☆☆☆☆

卵の緒/マガジンハウス 

2005年02月22日(火) 20時26分
瀬尾まいこさんにはまりそうだ
この人の書く文章の分かりやすさが好き。
心の変化が本当に自然に描かれている。
その自然さにやられる

『卵の緒』も、もうひとつのストーリー、『7's blood』も、どちらも良い
どちらのストーリーにも人と人とがつながっていることがどんなにいとおしいことか、
どんなに大切なことか、どんなに幸せなことかが自然な流れの中に描かれている。

出会いも別れも繰り返されていく中で
1度つながった事実は、絶対に変えられない。
それはとても幸せなことだ。

読んでいて、心がふっと温まる一冊だった
じわじわと後からくる温かさがあった。
じわじわとくる方がずっと心に温かさが残ることを知った。

★★★★★☆

ホリーガーデン/新潮文庫 

2005年02月17日(木) 20時00分
過去と共に生きている果歩と妻子のいる男と付き合う静枝のストーリー。

この本を読むと、なんだか寂しくなる
人を好きになる感情は自分自身にしか理解できないし、
親友でいくら心が知れている同士でもわかることはないのだ。
それが寂しい。孤独だなぁと思う

失いたくないから最初から所有しない。
その果歩の気持ちが痛々しい。
裏切られたくないから期待しないのと同じように
誰でも自分を守る為にしてしまうことなんだよね。

でも、中野という存在のおかげで果歩は
少しだけ過去から現在へと生きることができた。
たとえ、理解できなくても、影響しあうことはできたんだと思うと、
ちょっと嬉しくなった

今、ある江國ワールドが確立される前の作品だけど、
人物像が目に思い浮かぶような表現がされているので、読んでいて楽しい
本当に彼女たちが存在している気がしてくるのが不思議だ。

★★★★★☆

しゃべれどもしゃべれども/新潮社 

2005年02月17日(木) 11時30分
相手の気持ちがすんなり分かったら、これほど楽なことはない。
そこがウソっぽかった。
また、人物像がはっきりと分かっているようで、
ぼけていて、性格が分かりづらいところもあった

でも、全体のストーリーとしてはウソっぽくなくて良かった
まだまだそれぞれが抱えている問題は解決していないけれど、
出会えたことにより、お互いにいろんな影響を受け、
気持ちの上で少しでも変えられたことは、すごく励みになったと思う。

一期一会良い言葉。
ストーリーは終わったけれど、どこかで彼らが試行錯誤している姿が思い浮かんだ。

★★★☆☆☆

天国はまだ遠く/新潮社 

2005年02月09日(水) 11時49分
うん、良かった
ストーリーが読めた本だったけど、さりげない文章の流れの中に、
気持ちの変化が自然と表れている。
自然だからこそ、気持ちがよく伝わってくる。
この人の書く文章の魅力はそこだ。
主人公自身も自分の心境の変化に気づかないほど、自然に変わっている。
読んでいる私もいつの間にか、自然と気持ちを変えられている。

うまいなぁ

具体的に、気持ちが描かれているわけじゃないのに、
気持ちが如実に表れている。
この本はもう1度読みたいと思った本です。
元気をもらった

★★★★★☆

イッツ・オンリー・トーク/文藝春秋 

2005年02月07日(月) 14時22分
何が言いたいのかよく分からなかった。
よく分からないままに、え?もう終わりなの?という感じ
歯にものが挟まった状態って気持ち悪いけど、そんな感じ。

『イッツ・オンリー・トーク』じゃなくて、もうひとつのストーリー
『第七障害』の方が良かった。

★☆☆☆☆☆

美人画報/講談社 

2005年02月02日(水) 22時22分
文句ナシに楽しい本だった
あっという間に読んじゃった。

6年前に書かれたエッセイなので、ちょっと時差があるんだけど
それでも面白かった。安野モヨコ氏がちょうど27〜8歳のときに
書いた本だから、そのときと私が同じ年であるというのも
共感のひとつの理由であろう。

美しくなりたいって思った。
たぶん、そう思うことが大事なんだなと思った。
結果がついてくれば、何の問題もないんだけどね。

でも、みんなそれぞれコンプレックスがあって
それを持ちながらも、試行錯誤してるんだなと思ってちょっと安心した。
それで安心して、そのまんまじゃダメなんだけどさ

でも、美しくなるために日々がんばろうと心に誓った今なのでした

★★★★☆☆

黄色い目の魚/新潮社 

2005年01月28日(金) 12時33分
私は、口語体で書かれた本が不得意だ。
この本は、主体の立場で書かれた文章なので、口語体になっている。
だから、初めはちょっと読みづらかった。

でも、読み進めるうちに、この本は口語体だから良さが伝わるのだと思った。
面白かった。面白いというのはちょっと語弊があるかも。

これは、何度か読みたい本。
それくらい、私の心に伝わるものがあった。
あとがきを読んだら、10年越しにできた単行本らしい。
だから、最初と最後では文章の勢いが違うんだと納得。
でも、それもまた、主人公の心境の変化の結果と捉えられるので
いいスパイスになっていると思う。

って批評家めいたことを言ってしまったけど
ただ単に、私のお気に入りの本になるってことです。

★★★★★★

さいはての二人/角川書店 

2005年01月25日(火) 20時09分
切ない物語だった

この人はアタシだと思ったのは
実は「この人」がアタシに合わせてくれていただけなのかもしれない

切ないと思う。
でも、そうだとしても、過去のことは変わらないから、真実は変わらない。
それでいいじゃないか。

少なくとも、この人のおかげで美亜は生きる希望を見つけたのだから。

でも、私自身は、恵まれた環境で育った人だから、
本当のところは分からない。想像でしか分からない。
それがちょっと悲しかった。

★★★☆☆☆

ツ、イ、ラ、ク/角川書店 

2005年01月24日(月) 19時55分
初めて、姫野カオルコさんの本を読んだ。
正直、私はこの人の書く文章があまり好きではない。
比喩がまどろっこしいというか、回りくどいというか、
説明が長いというか、例え方があまり好きじゃないんだと思う。

でも、ストーリーには吸いこまれてしまった。
変わった恋愛小説だ。子供から大人になるまでのそれぞれの恋。
狂喜に溢れたちょっと恐い恋愛小説。
でも、多かれ少なかれ、人を好きになるという感情の誰しもにある感情だなと思った。
中学生の時の小さい狭い世界で繰り広げる人間関係は、大人になった今は
ばかげたことなんだけど、その世界ではそれが全部。

昔に戻ったような気分にもなれた。
でも、たぶん、この人の本はしばらくいいや

★★☆☆☆☆
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