春の雨 

April 25 [Wed], 2007, 22:39
手が震えるのは、雨のせいで冷えたからだ。
温度の無い指先が震えるのは、夜の寒さのせいだ。

「ルリ」
「な、なに」
「ほら、拭けば。タオル」
投げてよこされたのはグレーの柔らかなスポーツタオル。受け取って額を拭くと、叶の匂いが鼻を掠めた。
雨が降って来たのだった。ルリは傘を持っていなくて、そして。
「なんで、」
叶がなんだか怒っているようで、ルリは体を強ばらせる。
「なんであんなとこで立ってんの。傘無いなら雨宿りとか、できただろ」
幼い頃、三人で遊んだ公園だった。
思い出す。昔を。感傷に心があふれて、ルリは泣きたくなったのだ。だから公園に立っていた。高校生になってしばらくたって、従兄弟も、叶も、自分も、ちゃんと成長しているはずだった。
(でも)
(なんで、こんなに)

「叶は、いいよ…」
「…は?」
「叶は、がんばってるもん、野球とかっ、か、かっこいいしさ、レンレンだって、ふ、ふたりしてがんばっちゃってさ、わ、わたしだって…」
ああなにを言い出してしまったんだろう、と思って、ルリの頬は紅潮した。叶の手がタオルに伸びて、ルリの頭をバサバサと拭く。

「わるかったよ」
「ちっとも悪くないじゃない!叶は悪くないじゃない」
「わるかった」

ぎゅう、とタオルごと抱きしめられて、ルリはいよいよ涙をこぼした。
叶が強く抱き締めるので、ルリはなにも言えなくなって、叶の肩に顔を埋める。濡れちゃうよ、と言うと、もう遅いよ、と笑われた。

(さびしかった、さびしかったんだ)

ルリは自分の幼い嫉妬心が恥ずかしくて、もう顔を上げるのは無理そうだと思った。
叶の腕はあたたかくて、涙がまた溢れた。

かずさんだ〜い好き! 

October 01 [Sun], 2006, 23:42

準太→和己



好きです!好きです!
と告白をしたら受け止めてもらえるのだろうか、いや無理かなさすがに…でも和さんのあの器量だったらもしかしてうっかり受け止めてくれんじゃなかろうか、とぼんやり思いながら菓子パンを頬張っているとタケがあきれ顔で向かいに座った。
「何度も言うようで悪いが、」
ごくん、パンを飲み込んでタケを見る。
「パン食いながらニヤニヤしてるのおかしいから、端から見ると気味悪ィから」
「えっ、おれニヤニヤしてた?」
「してる」
タケは牛乳パックにストローを差すと、仏頂面のままズズと吸う。
「準太ひとりでいるときは口隠しとけよ」
え、おれそんなに?そんなににやけてるか?なあタケ〜
妄想するのは自由だけどな、とため息をつかれて、やっと黙る。
おかしいな、別に大した想像をしていたわけじゃないのに…ああでもそうだな、考えてるだけで幸せ〜な気持ちになるっていうか楽しい気分になるっていうか、うーん、おれって単純だな〜〜ふふふ あ〜和さん…

「準太、だから口隠しとけって」






どうしょうもない……。

水栄千代その4 

March 03 [Fri], 2006, 13:44
続き>



はっ、として篠岡は慌てて左目を拭う。
正確には泣いたわけではなくて、瞳が潤んだだけだったようだけれど。それでも水谷は篠岡の涙に少し慌てて、しのおか、後で話聞くから着替えたらいっしょかえろ、と言って肩をポンポンと叩いた。
「ごめんね、水谷君。ごめん、ありがとう」
篠岡はへらりと笑うと、着替えてくる、と力なく言った。



「すぐに断ればよかったのに、あたし、できなくて」
赤い傘の柄をぎゅっと握って、篠岡は言う。
渡して欲しいと頼まれた栄口へのいわゆるラブレターは、篠岡のカバンの奥でその存在を部活中ずっと主張していたのだった。激しく降っていた雨が少し弱まって、ボタボタと傘を伝う。
「好きな気持ち、わかるから邪見にできなくて、つい受け取ったのがいけなかった」
あたしがそんなの頼まれても、渡せないに決まってるのに。邪魔するに決まってるのに。あさはかだった、やな女だ、でも。
「もし栄口くんがその子のこと好きになっちゃったらどうしようって、あたし、そういうことばっかり考えちゃって」
一気にそこまで捲し立てて、篠岡は息を吸った。
次の言葉を言おうとしたが、嗚咽と共にボロボロとこぼれた涙にかき消されて、篠岡は肩を震わす。

ずっと黙って聞いていた水谷は、篠岡がかわいそうで、なにか言ってやれる言葉はないかと一生懸命考えた。考えたけれど結局何もいい言葉が浮かばず、泣いてしまった篠岡を慰めたくてそろそろと背中を撫でてやった。
どうしよう、どうしよう、と洩らして泣く篠岡の肩をさすることしかできずに、水谷は途方に暮れて、篠岡の想いに気付かない栄口を少し恨めしく思った。











水栄千代のつもりだったのに千代→栄→水みたくなってしまいました…(あれー)

水栄千代その3-Side 水谷- 

March 01 [Wed], 2006, 8:57
続き>



篠岡が俺の前で涙を零すのは、初めてのことじゃなかった。

篠岡といえば、印象に残るのはふわふわと笑う明るい表情。決して弱音を吐かず、チームメイトに不安を与えることは言わず、みんなが力一杯野球ができるように努めているマネージャーらしいマネージャーだったし、俺たちもそんな篠岡に感謝してるし大事なチームメイトだと思っている。

―みんなかっこいいなあ。
そう言って笑うふわふわ髪のやさしい彼女は、俺の親友に恋をしていた。


7組の前の廊下で、篠岡が隣のクラスの女子と話をしているのを見たのは放課後。部活に急ごうとして俺たちは、篠岡に先行ってるなあと呼びかけて教室を後にしたのだった。そのとき篠岡はいつもどおりにニコリと「はーい」と返事をしたのだ。

雨が降り始めたので、グラウンドではなく屋根の下での基礎トレに練習が変更になったときに初めて、篠岡の姿が見えないことに気付く。おにぎりを作りに行ってるんだろうと思って深くは気にしなかったけれど、モモカンが「千代ちゃん遅いわねえ」と心配そうに調理室の方向を見やるのを見て、俺は花井と顔を見合わせた。
「俺、運ぶの手伝いに行って来ますよ」
と花井が申し出たので、俺もついていくことにした。
篠岡は、きちんとおにぎりを用意していた。俺たちが行くと、申し訳なさそうに「遅くなってごめんね」と謝って、いつもよりも20個ほど多いおにぎりを運んだ。
数の多さに気付くと、篠岡は泣きそうに顔を歪めた。全然気付かなかった、ああーと嘆く。モモカンが笑って慰めていたが、篠岡はしばらく落ち込んでいた。
俺らとしては、イッコ多くおにぎりが食えて万々歳だったんだけど。



俺は、篠岡が栄口を想っていることを知っていた。
だから、そのときも篠岡が何か言いたそうに栄口のことを気にしている様子を見て、思わず篠岡に寄っていってしまったのだ。
「し、の、お、か!」
「わっ…み、水谷くん」
栄口行っちゃうよ、話しかけなくていいの?と言うと、篠岡はなんとも微妙なかおをした。

「なんで、水谷くんにはわかっちゃうの」

えっ、篠岡、なんで泣くの。

水栄千代その2 

March 01 [Wed], 2006, 7:21
>続き

用事って、篠岡だったのか。あれ篠岡、泣いてたよね?どうしたんだろう。水谷が泣かせた…わけじゃないのかな、なんか慰めてるっぽかったし。じゃあなんだろう。ていうかなんで水谷なんだろう。あ、いや、水谷と篠岡って仲良いしべつに変じゃないか。ていうか、
「アンダー忘れてんじゃん…」

随分学校から離れてしまってからそのことに気付くと、栄口はなんだか情けない気分になった。
意味のない往復で得たものは忘れ物のアンダーではなく、できれば得たくなかった光景の映像。
嫉妬、と言ってしまうにはあまりに曖昧な感情で、それが当てはまるいちばん近い言葉は、言うなら寂しさというものかもしれなかった。
篠岡の細い肩も、水谷の腕も、自分に向けられるものではないことを知って、栄口は胸を痛めた。

水谷の気の抜けたような笑い顔がすきだった。栄口ーと間延びしながら呼ぶ声も、子どもみたいにじゃれついてくる懐こさも、ついさっきまで一身に受けていたはずなのに、もう手に入らないような錯覚に陥った。

(ちがうだろ、その考えはちがう)
慌てて思考を改める。水谷は水谷だし、篠岡は篠岡だ。
あの二人が親密だったとしても、俺に対する態度が変わるはずない。
水谷と篠岡。ああ、そうだったのか。
なんだよ、俺に黙ってそういうの、ずるくない?
落ち着け、落ち着けと思いながら栄口は傘の柄をぎゅっと掴んだ。


だけど篠岡は、どうして泣いていたんだろうか。

水栄千代その1 

March 01 [Wed], 2006, 6:35
みずたに、
掛けようとした声は、横を通り過ぎた乗用車が水たまりを跳ねる音にかき消された。
栄口はそれによってタイミングを逃してしまい、道路の向こう側にいた友人と合流するきっかけを失ってしまった。改めて声をかけようとした時、水谷と向き合っている人の姿を察知してしまったから。

ざあざあと降っていた雨は、小雨になって間もなかった。




雨があがるまで泣かないで




着替えのアンダーシャツを部室に忘れたことに気付いて、栄口は一旦帰路についた足を止める。いつもいっしょに帰っている水谷が「今日ちょっと約束が」と言って学校に留まるというので、先に帰ってきていたのだ。アンダーは明日でもいいか…と一瞬考えたが、いやでも洗濯ためると姉ちゃんが怒るし、と思い直して栄口はひとつため息をつくと、ぱしゃぱしゃと来た道を引き返した。

あ、小雨になった。
傘に落ちる雨粒が軽くなったことに気付いて空を仰ぐように顔をあげた。ふと向いの道に人影を捉えると、見慣れた茶色い頭が目に入った。あ、水谷じゃん。用事終わったのかな。水谷、と声をかけようとした時、その後ろ姿の向こう側にもう一人誰かがいることに気付く。
バシャバシャ、と水を跳ねながら車が通り過ぎて、栄口は気付いた。
(あ、)
篠岡。

どきり、としたのは篠岡の仕草がまるで泣いているようだったからか、水谷の背中が随分逞しく見えたからだったからかそれはわからない。水谷の腕が恐る恐る篠岡の肩に添えられようとする瞬間を目の当たりにして
、栄口は踵を返した。
パラパラと傘に落ちる雨が、心臓の音といっしょにうるさく鳴った。

カノルリ 

February 21 [Tue], 2006, 5:04
こんなに苦手なのに、こんなにコワイのにどうして。
近づいちゃダメだって、警報が鳴る。この男に近づいても、しあわせにはなれない。野球と廉以外にはきっと見向きもしないのに。つり上がった大きな瞳の冷たい熱を、見たでしょう。

「三橋」
「か、叶…?」
ぎくり、と身体を強ばらせる。強ばってしまうのだ。叶が話しかけてくるなんてどれくらいぶりだろう。入学式に喋ったのなんて数に入るのだろうか。中学もあっという間に時が過ぎて、もうすぐ高等部に上がる。廉を挟んでの会話ならともかく、二人で喋ることなんてあっただろうか。

「あの、さ。俺のこと嫌ってるのはしょーがねぇと思うんだけどさ、」
叶のことを嫌っている?って、何を言っているのだろう。わたし、叶のこと嫌ってなんかいないのに。
「俺もおまえも変わってくだろ」
変わるって。待って、叶。なにいってるかわかんないよ。
わたし、嫌ってないよ。叶のこと、嫌ってなんか。

「き、嫌ってない…のに」
「…は?」
「嫌ってたのは、叶の方じゃないの。わたし、別に叶なんて嫌ってないし。ちょ、ちょっと話さなかったくらいで、なにいってんの」
頭のうしろが嫌な感じにひやり、と冷えていく。まただ。叶と対峙するといつもそう。自分から出てくる言葉はなぜかいつも攻撃的で卑屈で優しくない。嫌な言い方しかできないわたし本当に最低だ。
ああ怒られる。怒鳴られる。こわい。叶が怖い。

「…おまえは、変わってないんだな」

はっと、空気が止まったようだった。
冷えていた頭とグルグル渦巻いていた恐怖が止まった。
叶はそうして昔に見たことがあったような顔をして笑う。
「おまえが変わってなくて、安心した。じゃあな、悪かったよ引き止めて」

ああ、そんなのは卑怯だ。
近づいたら冷たくあしらうのでしょう、そんな顔で笑っていてもそれはすぐに消えるのでしょう。わたしに向けられるものじゃないんでしょう。

何も言い返せず、そこに立ち尽くすだけだった。

慎吾さんと利央 

February 19 [Sun], 2006, 7:01
※男の子×男の子です。ダメな人は逃げてね。







慎吾さんてオレのこと好きなの、と苦虫をかみつぶしたような顔で利央が言った。
ねえ、と続けざまに言って慎吾の腕を掴む。
何も答えない慎吾の目をじっと見て、利央は声を絞り出す。
「す、好きじゃないならなんでこういうことすんの」
「そうだなあ」
利央のきんいろの髪の毛をふわ、と撫でて、掴まれた方の手で頬を支えた。
「俺、おまえみたいにデカい男に興味ないんだけどなあ…」
「だぁかぁらあ!」
「うーんなんでかなあ」
頭を撫で続けると、面白いことに利央は気持ち良さそうに目をとろんとさせる。慎吾はその表情を見るが割と好きだったので、ついこうやって手を伸ばしてしまう。ああ、まあ、なんでと言われたらこれが理由なのだろう。ついでに頬をさすってやると、猫のように目を震わす。うーん、これもけっこう好きだ。

「…慎吾サンっ、ちゃんと答えてよ!」
それまでおとなしく触らせていた利央だったが、欲求を振り払うように声を荒げた。
「オレ、オレだけなんか欲求不満みてぇでかっこわるい。オレばっかり好きになっちゃうっぽくて、そういうの、すごい嫌だ。し、慎吾さんは」
「利央」

ぺち、と両手で利央の頬を挟んで軽く叩き、利央の言葉を遮って慎吾が言った。
「おまえ俺のこと好きだったの」
ぱくぱく、と金魚みたいに利央は震えて、そうして思い切り顔を赤くした。
「なに鳩がマメデッポ食らったような顔してんすか!なにそれ!わかってるくせに!!」

ぶは、と吹き出す慎吾に、利央はまた「わかってるくせに、慎吾さんのドS!うそつき!」と罵って暴れるのだった。






あ、慎吾さんはSじゃないんですよ、Sというスタイルなだけ。

熱量も導けない(さかちよ) 

February 17 [Fri], 2006, 18:21
彼女の姿が見えなくなったことを見届けて、僕は肩の力を抜く。
僕はまた嘘をついた。
優しさを降り積もらせた、鉄壁の殻だ。
どこからひび割れてもおかしくはないけれど、きっとそれは永遠に割られることなく幸せの時間によって忘れられていくのだろうと思っていた。



熱量も導けない




素直でやさしくて、あたたかい心の。
だから癒されるのだと思っていた。だから安心できるのだと思っていた。彼女の持っている天性の空気は、その通りのまっすぐなものだと思っていた。

「栄口くん、あのね」

だから僕はいつも安心して、彼女に心を許す。内側のくらいところを出さずに済むのなら、それがいちばん安らげるから。僕のみたくない部分を出さずにいられるから。

「あたし、ずっと思っていたんだ」

僕のそれは嘘ばかりではないけれど。見せていた部分は決して嘘などではないけれど。

「いつも、どうして栄口くんが嘘つくんだろうって、どうして隠すんだろうって」

「篠岡?」

「ねえ、あたし、脆くないよ。女だもん。…言ったら、きっと栄口くん困るってわかってたからずっと言わないでいたけど、あたし気付いちゃったんだよ。そうやってずっと黙っている限り、あたしたちそのまま変わらないで行っちゃうでしょう」

「中身が変わらないってことは、もし外の空気が冷えてっちゃったら、中身もぜんぶ冷めちゃうってことでしょう」

「…篠岡」

「そんなのは、いやだよ」


篠岡は静かに涙をこぼす。
小さな嗚咽も雪に消え、何も言えない僕はただコートの中で握りしめた手の感覚だけに集中していて。言ってくれないことが嫌なんじゃない、と彼女は言う。ぽろぽろ溢れる涙を見ながら、なんで泣くんだとぼんやり思った。

「わかり合えないから愛し合えないなんてことないよ」



泉くんと浜田くん2 

January 30 [Mon], 2006, 22:35
※泉&浜田の恋話パート2




「泉はあれかなー、潔癖なんかね」

数学の追試回答のやり直しのために、教科書をめくりながら浜田が言った。
「ケッペキィ?そおか?」
あ、これ、ここの問2。と、教科書のページを止めさせて、やり直しにつき合いながら泉は答える。さんきゅ、と言うと浜田は問いの数式を書き写し始めた。
「だからさ、さっきの話だけど」

さっきの話というと、泉が告白された話のことだろう。
別にもういいよと思いつつも、浜田の自分への見解には興味があったので、続きを促してみる。
「泉は最初から断るのが前提だろ。俺にはそこがわかんねーのよ」

泉は、自分の奥の方でギクリ、とうごめく意識を感じる。
「…だって、じゃあ、浜田は言われたらつき合えんのかよ」
「そりゃまあ好みの子だったらな。泉の言い方だと『絶対』になっちゃうだろ。もしかしたら好みの子から告られっかもしれないのに、断るのが『絶対』なんだろ」
「絶対とは言ってねえよ」
なんだかバツが悪くなって、泉はぶっきらぼうに言う。

「…あー、あれか。泉は好きな子がいるんだなア?」
浜田が、的を射たと言わんばかりにニヤッとして言うものだから、泉は思わず声を荒げた。
「ちッげえよ!」
バン、と机を叩くと、右手がじんと痛んだ。
「………いてえー」
「おお…おだいじに…」
音に驚きながらも反応を忘れない浜田は大したやつだ。わかってたけど。

「ほんとに、違ぇんだよ。好きだと思った女なんて居ないし。むしろ教えてほしいくらいだし」
「ははあ」

浜田はふーんと笑って、でも泉の言葉を疑っている様子でもなく、あーうんなるほどね、と呟いて言った。
「まあゆっくり行けばいいんじゃないのー」
自覚なんて、後から嫌でものしかかってくるもんですよ。


年の差のせいなのか環境のせいなのか、そう言って笑う浜田に泉はいつまでも勝てる気がしなかった。
「ムカつく…」
そうして無自覚にも、浜田は泉からいわれの無い攻撃を受ける羽目になる。