シネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』

2006年02月22日(水) 23時48分
どうにも我慢できなくて、結局チケットとってしまいました。忙しい先輩を置いて先に帰るのは心苦しくて、先輩も巻き込んでの鑑賞となりました(笑)。でも楽しんでもらえたようで、誘って良かった。

以前からとにかく面白いとの評判は聞いていたし、大学の演劇史の先生も絶賛していたけれども、本当にとてもとても面白かった。いろいろ読み取ることは多かったのですが、教訓じみた印象だけに収めてしまうにはあまりにももったいない、パワフルでエネルギッシュで可愛い哀しいお話でした。
あらすじを述べてもあまり意味はないように思いますので、これは是非とも観ていただきたい。DVDも出てますし。(欲しいなオイ!)野田演劇のハイテンションが決して上滑りにならない素晴らしいキャスト陣の“芸”に感服です。もちろん演出も。歌舞伎座の回り舞台の使い方に目から鱗でした。巧い。
その他細かい感想としては、昼夜帯ってほんと可愛いね! 欲しくなってしまったじゃないか。

シネマ歌舞伎を観るのは、『野田版 鼠小僧』に続いて二度目でしたがとても面白いです。今度東劇で玉三郎の『鷺娘』がシネマ歌舞伎として上映されるので、お時間のある方は是非。特に東劇は6チャンネルというすごい音響システムがありますから、きっと楽しいですよ。

オラファー・エリアソン 影の光

2006年02月18日(土) 23時26分
原美術館にて開催中。姉に誘われたのでくっついて行ってみました。

この方の作品を観るのは初めてです。姉に教えてもらわなければ知らなかった。感謝感謝。光を通す、あるいは反射する素材でつくられたオブジェ(装置)に強いライトを当て、部屋の壁に光を投影するという手法です。オブジェが動いて角度を変えるたび、光は思わぬ軌跡をみせてくれるのです。
「円を描く虹」は一義さんファンとしてはもう(笑)。脳内「ハレルヤ」でいっぱいですよ。天井から下げられたアクリルの円にスポットライトを当てると、透過する光と反射する光が違う軌道で交差し、乖離していきます。その間で回り続けるのが円状の虹。アクリルの断面が虹をつくっているのかなあ。
初期代表作という「美」。展覧会のチラシやポスターでも写真が使われている作品です。オーロラのような美しい虹のカーテン。天井から霧状に吹き出した水にライトを当てるというシンプルな構造ですが、驚くほど繊細で美しい現象が見られるのです。自分の立ち位置によって見え方も変わります。
今展示会のベストといっても良いくらいの、「色彩の空間を包み込むもの」。直径の異なるシリンダーにそれぞれ色を付け、重ねて下げてスポットライトを当てます。シリンダーはそれぞれ異なるタイミングで角度をずらし、色が混じりあって新しい色が映し出されるのです。万華鏡の中身のような空間で、飽かずにいつまでもじっと見てしまいます。
そしてついに観てしまいました、「カメラオブスキュラ」。直接レンズに画をつけ、それをスクリーンに投影する方法です。語感のかっこよさで名称だけ覚えていた手法(笑)。ついに観ることができました。影絵でも写真でもスライドでもない、不思議な質感です。ガラス部分が透明な電球で自分でも似たようなことができるんじゃないかしら? そんなに簡単ではないか。

三浦悦子新作人形展 義躯廃工場

2006年02月05日(日) 22時01分
早速行ってみました。会場は去年と同じ、日暮里のHIGURE 17-15です。

地下、1階、2階と3フロアある一軒家のギャラリー。地下は暗く、薄赤い照明の中に今までの作品と今回の新作である花嫁が佇んでいます。あまりにも暗いので、我々観客は懐中電灯で一体一体、自分で照らしながら彼らを見つけるしかありません。花嫁は部屋の最奥です。近くで会いたいけれど、ディスプレイの中に踏み込んでいかなければそれができないのです。私にはとてもそんな勇気はなく、自分の手元の小さな灯で浮かび上がる彼女を、遠く部屋の入り口から眺めることしかできませんでした。
1階には3つの小品と、横たわる腹部の膨れた少女。膚も包帯も真っ白な上半身だけの躯が天井から釣り下げられています。彼女(おそらく)の腕は脚と入れ替わっていて、肩からまっすぐに長く垂れ下がり、その先に小さな手。吹き抜けにも腹部の膨れた銀髪の少女が釣り下げられていました。

2階はデザーテッド・ドールたちの部屋。これは『夜想』プロデュースによる、コレクションドールのようなもの。同じパーツからつくりだされた50体の人形たちを展示・販売しているのです。同じパーツでつくられているといっても、仕上げはすべて三浦さんご自身の手によるもの。一体一体まったく違う加工がなされています。すでに何体かは売約済みの表示がありました。私もちょっとは欲しいと思うのですが、散らかった我が家にあんな可愛らしいお人形さんをお迎えするなんてとてもできない……。メンテもできないし。私のように怠惰で軟弱な人間には、彼女たちは憧れ、高嶺の花なのです。ヒザコオロギはやっぱり欲しいんだけど(地下にいました。やっぱり可愛い)。
あ、あと三浦さんご本人が2階の隅でサインなさっていたので非常に緊張して落ち着きませんでした。チキンなので大好きな人が近くにいるとだめなんだ…。

仮面ライダースーパーライブ 2日目

2006年01月29日(日) 14時18分
さて2日目です! 今日はヒビキさんが来るのです!

今日は2階席で、ショーも全体が見えて昨日よりは楽しめました。照明演出が楽しい。昨日多少不備のあったところが修正されていました。

で、トークショーです! 今日の渋江さんも可愛かったー! グレーのパーカーの上に黒レザーのライダースジャケットで、昨日よりも細身が強調されていました。今日は鬼4人と栩原くん、梅宮さん(みどりさん)、中村くん(京介)、そしてなんと下条アトムさん! 正直下條さんは絡みづらいおっさんでした(笑)。中村くんは「今日はみなさんに一言言いたくて来ました!」といきなりステージ中央に進み出て、「明日夢くんをいじめてしまってすみませんでした!」と深々。なんだー良い子じゃん(笑)。それに続いて川口さんも「僕も言いたいことがあります!」と中央へ。「ザンキさんをひとりじめしてすみませんでした!」…………コ イ ツ は ! 一部にすごいエサまいたよ!
細川さんはさすが兄貴分というかなんというか、司会が不要なくらい場を仕切っていてさすがでした。たぶん自分が主役だし、ちゃんとやらなきゃって考えたんだろうなあ。真面目そうだから。絡みづらい下條さんにもよく絡んでた(笑)。渋江さんのブログの話題も出してくれて、友人とふたりでぶんぶん手を振って読者アピールしてきました! 渋江さんのブログ面白いんですよ〜。あの人あんなにきれいな顔で変なことばっかり考えてるの。細川さんも「一年一緒にいても何考えてるかわからない」と言ってました。

昨日も今日も川口さんがちょっと宣伝してたんですけど、村田さんと川口さんが出演している映画があるそうです(川口さん「僕は1シーンだけ出てます」)。『TAKI183』。昨日、村田さんが「キラキラしてる俺がみれます」と言ってました。来週行ってやる!

なんだかもうあっという間で、終わってしまって今ちょっと寂しいんです。ついついDVD1巻買っちゃったじゃないの…。

仮面ライダースーパーライブ 1日目

2006年01月28日(土) 16時47分
…………やっばいですよ!!!!
イブキさんもトドロキもザンキさんもあすむんも姫も童子もあきらちゃんもモッチーも、みんなみんなめちゃくちゃ可愛かったんです!!!

第1部のショーは、子供が泣叫ぶ一方で随所で観客の失笑をかっていました…。でもさずがに1号2号の登場にはわいたし、レーザー投影でディスクアニマルを出したりしてなかなかがんばってましたよ。私はヒビキさんしか観ていないので、他の平成ライダーがわからず申し訳なかった。ちょっと他のも観てみたいなと思います。

さて本命の第2部、出演俳優によるトークショーです。もう大興奮! 可愛い可愛いしか口から出てこない(笑)。しかも今日はなんと1階2列目という奇跡のような席だったのです!
渋江さんは予想通りの細さでなで肩で顔がきれいでとっっっても可愛いんです。栩原くんは成長期らしい未完成な体格で、女の子みたいな顔をして手足は細いし伸びやかだし、少年期特有の可愛らしさできゅんきゅんでした。奈々ちゃんは白くて細くてちっちゃかった! 松田さんは、生で聞くと本当に恋に落ちそうになる素晴らしく渋い声でした…。オトナです。
そして予想以上にキたのが村田さんでした! すーごく背が高いの! 細くて薄くて骨ばってて、その上あの端正な顔! さらに関西人なんですよ、ぽろっと関西なまりが出て「あ、恥ずかしい…」とか言ってもーかっこ可愛すぎる!!! ……とにかく村田さんがものすごく好みだったんです。
トークもみなさん仲良しさんなので楽しかったです。松田さんと川口さん(真っ黒に日焼けしてた)は、奈々ちゃんたちが喋ってる隙にネタの打ち合わせをしては渋江さんにつっこまれていました。川口さんは自他共に認める“絡みづらいキャラ”だそうで、栩原くんに「めんどくさいんすよ!」とウザがられていました(笑)。松田さんや星ちゃん、村田さんは川口さんに結構つきあってあげるそうなのですが、「村田さんは時々すごく怖い顔をする。『お前黙ってろ』みたいな目で睨むんですよ」……確かにあの顔で睨まれたら怖そう。というか川口さんはまんまトドロキなんだな…。子供たちにも「トドロキしっかりしろよー!」と野次られていましたよ。

Vivienne Westwood展

2006年01月15日(日) 14時19分
先月から行こうと思っていたのに気が付けば終了間近…。慌てて昨日行きました。

目が悪いのでキャプションが読みにくくて、作品のタイトルさえ認識できていないのですが…。最初期から現在までの作品を観て、私は後半の作品の方が好きなんだなと思いました。伝統的なスタイルにのっとったライン。初期のパンクも嫌いではないんですけど、着ないからぴんとこないんですね(笑)。ただ、パンクスタイルとして
はさすがに別格にかっこいいのだろうということはわかりました。当然か。
3つ、大きなドレスがあって、それがとても良かったです。後ろに金色の裾を長くひくドレスが特に。一緒に行った姉は、その裾を「波打つ金髪」と言い、私は「西洋版九尾の狐」と思いました(笑)。

Westwoodは「服を着ることは、人にどう見えるかということと同じくらい、着ることによって得られる自分の意識が重要」(うろおぼえ)と言いました。面白いな、と思います。

★こどもパラダイス★

2005年12月25日(日) 23時50分
弥生美術館・竹久夢二美術館共同企画「★こどもパラダイス★〜1920-30's 絵雑誌にみるモダン・キッズらいふ〜」に行きました。会期が長いのでまだまだ大丈夫と思い続けていたら最終日になってしまった…。

とてもとても可愛かったです。どっちを向いても可愛い絵ばかりで嬉しくなる空間でした。清水良雄のカラフルでおしゃれな子供達と、初山滋の華麗な絵柄が気に入りました。表紙デザインが一番好きなのは『金の船』。童謡のレコードジャケットや楽譜集の表紙もステキでした。

クリスマスに観るにはとても良い展示だったな。今日行けて良かった。

東京都写真美術館

2005年12月17日(土) 23時18分
現在、写真美術館で催されている展示は2つ。

:横須賀功光の写真魔術「光と鬼」
目的は山口小夜子さんを撮ったリシーズ。でもどれもとても面白かった! 私は写真の技法など一切わからない素人ですので、どんな手順で撮られたものかは想像もつきませんが、綿密な準備と複雑な手法をもってつくりだされた画面は、実験的な印象を与えながらも、つくり手のヴィジョンへのおそろしいほどのひたむきさを感じさせます。「光学異性体」のシリーズがとても好き。
小夜子さんは生きた人間であることが疑わしいくらい美しかったです。本当に特別製…。裸体にメタリックなペイントをしてモノクロで撮った写真がありますが、へたな球体関節人形よりも人形めいていて、なんという人かと息が止まりました。私が恐くて仕方なかった目黒雅叙園の漁樵の間で撮った写真もありました。小夜子さんが写っていると、あの部屋の禍々しさがすっと消えます。不思議だ。
展示方法も特殊で面白かったです。展示室中心から隅々へ、放射状に作品がひろがってゆくのです。順路に気づくまで意味がわからないのだけど、気づいてしまえばとても観やすく歩きやすい展示方法でした。

:植田正治「写真の作法」
モノクロの静謐な写真。観るものにある一定の感情の喚起を強要せず、でも何も語らないわけではありません。写真家は被写体に特別な思いを向けてはいないけれど、無関心でもない。感情を抑制しているという感じでもないのですが……対象をそこにあるものとしてただ見つめただけの、そういう写真だと思いました。写真家の目を通した世界を見せてもらっているような感じです。心地よい。
福音館書店の月刊誌「たくさんのふしぎ」2005年12月号に植田氏の写真が載っています。写真に児童文学作家の方が文章をつけているのですが、これも良かったのでおすすめです。

ポツネン

2005年11月26日(土) 21時40分
早起きの甲斐あって、無事に当日券を確保できました。しかも座布団席じゃなくてパイプ椅子席です。
小林賢太郎ソロコントライヴ「ポツンネン」、14時の公演!

たったひとりでおよそ2時間、ひたすらマジックのみとかだったらどうしようとか、かるーく心配なんかしてみたりしてたんですけど(笑)、さすがは完璧主義というかひとりでも見事にコントやってました。片桐氏がいない分、綿密にタイミングをはからなければいけないような構成の作品もあり、複数人ではなかなか難しいことに挑戦していたという印象です。アリス、ゴールデンボールズと完成度を上げていたのに、さらにまた新しいことをやろうとするのか……さすが。
まあ多分本音は「淋しいなあ」なんだろうと思います。相方は舞台で大活躍中ですものね〜。…乙女め。

とてもとても楽しかったので(やっぱ可愛いよアイツ!)、チケット確保済みの方はお楽しみに! チケットをお持ちでない方、本多劇場は努力次第で当日券が手に入ります。思い入れの強さが勝負です。がんばってみてください!

シルヴィ・ギエム“最後の”『ボレロ』

2005年11月21日(月) 21時44分
17日の公演に行きました。ギエムを観るのも「ボレロ」を観るのも初めて!

開演が18:30と早かったので、案の定遅れてしまい、「ギリシャの踊り」は3分の1しか観られませんでした…。爽やかで可愛らしくて素敵な演目でした。フィナーレの女子部可愛い!
「小さな死」ではギエムの関節の美しさに驚愕。なんて身体をしてるんだろう。どんな姿勢でも完璧にバランスをとり、完全なる美しいラインを保つ。地上にこれほどの人がいて良いものかと目を疑うばかりです。
「ドン・ジョヴァンニ」は…すみません寝ました……。私、「ドン・ジョヴァンニ」のお話をちゃんと知らなかったものですから、観ていても意味がとれなくて。観ておきたい踊り手さんが出ていたのに〜。残念。
最後がメインの「ボレロ」です。……圧巻でした。腕のひと振り、目線のひとつさえも見逃してはなるものかと、呼吸も瞬きも惜しい時間でした。だってわずか20分足らずなんです。最高潮に達する音楽を聴きながら、あまりの至福に不安さえ感じて、ああもっと観ていたいと思った瞬間に終わる、凄絶な作品なのです。

以前テレビで少しだけ観た首藤さんの「ボレロ」は、一瞬垣間見ただけでもぞっとするほどのエネルギーと歓喜に満ちていました。ギエムの「ボレロ」はそうではありませんでした。今まで私がいだいていたイメージ、“踊る宿命にあるものの「ボレロ」”とも違いました。踊らねばならないものが追い立てられて果ててゆく先ではありません。彼女は指先ひとつで群舞をコントロールしていました。あの赤い舞台の上で汗ひとつかいていないかのように舞い、はるか高位からステージを支配していました。
人の想像を超越した完成度は、安易な感情移入を許しません。一点の狂いもゆらぎもない彼女の姿は、まるで神様のようでもありました。彼女はもう人の次元にはいないのかもしれません。

踊り手によってこうまで印象を変える「ボレロ」にちょっととりつかれそうです。ジョルジュ・ドンを観なくては。映像を遺しておいてくれて良かった。
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*ぺこ*
もの書き修行中のOLです。
本と漫画と映画と音楽が大好物。
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ぺこ
» こんな話がしたいわけじゃない (2005年06月18日)
おこめつぶ
» こんな話がしたいわけじゃない (2005年06月18日)
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