おじさまに 手紙を書くことは
家族ができたみたいで とてもうれしい
だけど やっぱり ちがうんです
おじさま
あたしはひとりです
* * *
たしかに 家族でもない 者からの 余計な小遣いは
彼女にとって 重荷だろう
私は家族には なれない
(「Daddy Long Legs」勝田文 集英社 2006.4)
勝田さんが漫画を描くことをやめないでいてくれるのが嬉しい。ごくたまにでも、こうした可愛らしい珠玉の作品集が出てくれればありがたいです。
もし、作品発表の場がなくなってしまったら、この人はきっと執着もなく描くことをやめてしまうと思ったのです。でも「Daddy Long Legs」を読んで、実は漫画を描くのがとても好きなんじゃないだろうかと思い直しました。絵柄の可愛らしさと読みやすさ、口あたりの良さにごまかされがちですが、本当は描くことに意欲的なのです。彼女は、描き綴りたい物語を持っている。
あとがきをみると、どうやら担当さんが変わって掲載誌もなくなってしまった様子。勝田さんのこれからが心配ですが、せめて売り上げには貢献し、応援したい。誰かにこのコミックスをプレゼントしなくては!