告白

July 06 [Tue], 2010, 17:17
先生の娘を殺したのは、誰?

『告白』を観ました!
原作は、湊かなえさんの同名小説。この方、2009年の本屋大賞を受賞して以来大人気ですけれど、実は私は読んだことがなく…映画化に伴って、原作本が本屋で平積みになっていたのでパラパラと見てみたのですが、その場ではあんまりしっくりこなかったんですよ。映像化されることにピンとこないというか。
ところが、公開以来の興行成績がず〜っと「1位」なんですよね、この映画!(私が観たのは先月ですが、6日発表の7月3日付観客動員数は1位)
そうなると、気になる気になる・笑
何がそんなに面白いのかしらー?? とつい、確認しに行ってしまいましたよ。
…その訳、分かったかも?
ハッピーとは言えない内容なので、人に嬉々として勧められる作品ではないけれど…これは文章で読むよりも、映像で観た方がいいかもしれません。スゴイ。

とある中学校、1年B組。終業式後のホームルーム。担任の森口悠子(松たか子)が、教壇で静かに語り出す。「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」雑然としていた教室は静まりかえり、森口先生は衝撃的な告白を始めた。
先生は少年法で守られた犯人たちに対し、ある方法で「罰」を与えると宣言。そして、この事件に関わったと思われる人物たちが次々と「告白」を始めていく-。
何故、先生の娘は死んだのか? 本当に事故死ではないのか? そして犯人は本当にこのクラスの生徒なのか? 「罰」とは-??


上映終了後、すぐに席を立てない人が多かったです。いわゆる「復讐劇」なので、普通は達成感のようなものがあるのかもしれないけれど…スカッとはしないですね。相当、ブラックな話です。皮肉ととらずに、真正面からこの作品と向き合ったら、何とも救いようがないのですが…かろうじて、ギリギリのラインで均衡を保てているかな。それでも私は圧倒されてしまいましたが。そしてなんだか、可哀想になってしまいました…。
でも、現代社会の縮図的な、こういう出来事が実際に起こりそうな要素が満載で、どの登場人物に対しても感情移入できてしまいそうな自分にちょっとびっくりしましたよ。そして、目を覆いたくなるようなシーンもたくさんあるけれど、犯人Aと少女Aのつかの間のふれあいシーンは、不謹慎にも「美しい」とすら思ってしまいました。あのまま終わってくれれば良かったのにね…。
それから何が怖いって、事件に直接関わった生徒ではなく、傍観していた「その他」の子供達が一番怖かった。あれは結束しているとは言わない。彼等にとっては、これは単なる「ゲーム」なんでしょうか。でも、こういう子供達を作り出したのは親や社会なの? と考えると、すべてが病んでいる救いようのない話になってしまいますが…。
ラストの森口先生の台詞「な〜んてね」に全てが凝縮されているように思います。
松さんを始め、俳優陣・中学生たちの演技が上手いので一見の価値はあり。でも積極的には勧められないかな。おもしろかったけれど。
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7月17日 告白

TBアドレス
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hum09041/10955203104/188b5f83

さや侍&X?MEN:ファースト・ジェネレーション&
エクスペンダブルズ&ディア・ドクター&
...

スポーツ瓦版  July 17 [Sun], 2011, 12:13

» 映画「告白」

映画「告白」公式サイト
映画「告白」映画情報(eiga.com)

○作品情報(eiga.comより)
監督・脚本:中島哲也
プロデューサー:石田雄治、鈴木ゆたか、窪田義弘
原作:湊かなえ
撮影:阿藤正一、尾澤篤史
照明:高倉進
美術:桑島十和子
製作国:2010年日本映画
上映時間:106分
映倫指定:R15+
配給:東宝
キャスト:松たか子、岡田将生、木村佳乃

○ストーリー(eiga.comより)
2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。共演に岡田将生、木村佳乃。

○感想
原作の世界観をよく忠実に映像化したなあという印象だ。原作を読んでいてもそれなりに楽しめた作品だった。映画「バトルロアイアル」の世界観が好きな人は多分楽しめると思う。

映画版では、犯人Aにたいする復讐がすごかったですね。原作ではちょっと中途半端だったからね。まあ、救いがないといえば救いが...

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» 映画:告白




 予告編の短い告白だけで惹き付けられてしまった映画、告白を観てきました。

よしなしごと  July 31 [Sat], 2010, 2:32

» ■映画『告白』

久しぶりに、映画を観て息詰まるような感覚を覚えました。
中島哲也監督の最新作である映画『告白』は、今までとは打って変わった演出手法で、観る者に衝撃を与えます。
主演の松たか子の演技も、凄まじいの一言。
2010年度のキネマ旬報ベスト10、主演女優賞は彼女が受賞するの

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基本、キャストが見られないと映画を見ない人w 今回は、速記というよりただ書き殴ったメモから、エジプトの象形文字を解読するようにしてお届けする、超アナログ式“そんじょそこらの映画サイトやワイドショー、芸能誌、スポーツ新聞より無駄に詳しい舞台挨拶レポート...

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» 『告白』@テアトルダイヤ

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的

映画な日々。読書な日々。  July 18 [Sun], 2010, 10:35

» 告白

大評判の『告白』をTOHOシネマズ日劇で見てきました。

(1)この映画の原作本である湊さかえ氏の同名の小説は、一昨年の『週刊文春』の「ミステリーベスト10」で第1位であり、また本屋大賞をも受賞していますから、いつもだったらとっくに読んでいるところなのですが、なぜか敬遠してしまっていたところ(第2位の『ゴールデンスランバー』の方を読みました)、この映画もサスペンス仕立てですから読まずにいて正解でした!

 作品のごく簡略な粗筋は、中学教師である森口悠子(松たか子)が、自分の最愛の娘を、担任していたクラスの生徒―渡辺修哉と下村直樹―に殺されながらも、少年法の壁によって彼らが十分に罰を受けなかったことから、自ら復讐してしまうお話、というように言えるでしょうか。
 とはいえ、森口先生らの「告白」内容を、そのままストレートに信じていいのかについては、「なんてね」と最後に松たか子が言うところからしても(注)、疑問が湧いてくるように映画は作られていますから、こうした粗筋もあるいは成立しないのかもしれません。
 要すれば、この映画はサスペンスではあるものの、内容それ自体もサスペンス的なものとなっていて、その点が頗...

映画的・絵画的・音楽的  July 18 [Sun], 2010, 7:07

» 『告白』


 
□作品オフィシャルサイト 「告白」□監督・脚本 中島哲也□原作 湊かなえ□キャスト 松たか子、木村佳乃、岡田将生、西井幸人、下村直樹、橋本愛■鑑賞日 6月13日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> このわずか数秒のラストシーンの、主人公森口悠子の表情に、松たか子の女優としての執念を観た。 それはあたかも松たか子に森口悠子の怨念がそのまま乗り移ったかのようだった。 そして、その一瞬の表情の中に、森口悠子の心情全てがまさに全身全霊を込めて表現されていたに違いない。 その松たか子の表情には、まさに歌舞伎俳優を父に持つそのDNAがこの映画で全開し、成就した瞬間を観た想いだった。 もしかしたら、深読みかもしれないが、そこまで中島監督が女優松たか子のこの演技力を 予め読んでいたのだとすれば、監督自身も素晴らしい“千里眼”を持った監督だったと言えるだろう。  この映画は原作(「告白」/湊かなえ)を先に読んでいて(しかもかなりの勢いで読んでしまったが)、 映画の進行そのものも、ほぼ原作に忠実に沿って進められており、独特の中島監督色は最小限に塗り加...

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 ある中学校。終業式当日の教室で、1年B組の担任教師・森口悠子(松たか子)
が告白を始める。

 「娘の愛美は事故死などではなく、この?...

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『嫌われ松子の一生』では重い原作からキラキラポップな大泣き映画を生み出した中島哲也監督。
今度も問題作をどう料理するのか、『告白』を観てきました。
あ、原作は未読です。
★★★★★

怪傑作!!

とある中学校、三学期の最終日、騒がしい教室。
進級を前にこのクラスを去る女教師が淡々と語り始めた。
内容は娘の死に関する衝撃的過ぎる告白!

女教師の告白から先80分、ショックの連続に呼吸を忘れそうになりながらの鑑賞。
教育の場が直面してるであろう問題を提起しつつ、目に見える痛みはいかにも問題として描きながら、見えていない心の闇の部分、問題の本質を告白というカタチで少しずつ暴いていく作り。
人物が変わる度描かれる視点が変わり、新たな事実が発覚してストーリーが回っていくところが面白すぎる。

目に見えている物、理解していると思っていた事が真実だなんて誰が教えた?
多くの人は性善説に基づいて生きているけれど、自分の周囲にある物、人間関係や環境の全てが実は虚構に満ちていて、自分の思い込みが歪みを産んでいないか?、
知らず知らず誰かを傷つけていないか?

人の心の中は本人にしかわからない。

そんな風に人間不信になりそ...

そーれりぽーと  July 08 [Thu], 2010, 0:33

» 『告白』

----ニャに。この変なハート?
「超話題の映画『告白』の試写でいただいたもの。
あまりに緊張感がスゴイので、これを握って…ってことらしい。
実はこの映画、
ずいぶん前に、とある仕事の関係で
その内容を調べてみたことがあったんだけど、
どこにもストーリーが紹介されていない。
ほんの導入部だけ。
そういうこともあって、ぼくは内容をすっかり勘違い」
----どういう勘違いをしていたの?
さっきホームページ覗いてみたけど、
これって、
生徒に娘を殺された先生がホームルームで犯人を告発する、
そういう内容じゃニャいの?
「それはそのとおり。
ただ、ぼくは自分勝手に、
主人公の森口先生が生徒と一緒に犯人探しをしていくミステリーかと…。
ところが始まってすぐに映画は森口先生の口を借りて、
犯人があるふたりの少年であることを明らかにしてしまう。
で、その『告白』が終わったら、
次は新任の教師ウェルテル(岡田将也 )の告白に…。
一瞬、これは連続したオムニバスで
いろんな衝撃の告白を見せていく映画かと…またまた勘違い。
それにしては、松たか子は早々と消えちゃうし、
この演技くらいで、そんなに評価されるのってどうなの?……って」
---...

ラムの大通り  July 07 [Wed], 2010, 23:17

» 『告白』・・・“なーんてね”

2009年本屋大賞を受賞した湊かなえの原作を、今年4月の文庫化と同時に手にし数時間で読了した。・・・最悪の読後感だった。何の救いもなく、歪みきった登場人物の誰一人として共感できる者もなく・・・。

SOARのパストラーレ♪  July 07 [Wed], 2010, 23:15

» 『告白』 はじけたのは何か?

 「私には判っている。」

 『告白』の登場人物たちが、何度か口にするセリフだ。
 「私には判っている。」
 そう云いながら、判ってい...

映画のブログ  July 07 [Wed], 2010, 23:03

» 映画『告白』(お薦め度★★★★)

監督・脚本、中島哲也。原作、湊かなえ。2010年日本。R15 指定。ヒューマンサ

erabu  July 06 [Tue], 2010, 23:21

» 告白

苦手な分野の話だと踏んで、2009年本屋大賞を受賞した湊かなえさんの原作は未読。映画もノーチェックで観る気はなかったが、評判がいいようなので、悩みに悩んだ挙句恐る恐る観に行ってみた―【story】とある中学校の1年B組、終業式後のホームルームで、担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです―」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく―     監督 : 中島哲也 『嫌われ松子の一生』 『パコと魔法の絵本』【comment】      なんてスゴイ映画だっ                 (5点)                               (*但し、好きってわけではない)                                     今気がついたが、原作が未読どころか、中島監督の作品までも未見の私。よくぞ「観よう―」と決心したよなぁ?偉いゾ私(笑)とにかく、この映画が観る者を引きつける吸引力はハンパない。こんなにグイグイと引き込まれた...

★YUKAの気ままな有閑日記★  July 06 [Tue], 2010, 22:27

» 愛情から生まれた欲望の数々。『告白』

教え子に幼い一人娘を殺された中学校教師の告白から様々な人間模様を描いた作品です。

水曜日のシネマ日記  July 06 [Tue], 2010, 20:42

» 告白

2009年の本屋大賞・湊かなえの同名ベストセラー小説を映画化。自分の教え子に愛娘を殺されたとある中学校の女教師がそれをクラスで発表し徐々に復讐をを始める…。主演は『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』の松たか子。共演に『重力ピエロ』の岡田将生と『キラー・ヴァージンロード』の木村佳乃が出演している。監督は『パコと魔法の絵本』の中島哲也。独特の映像表現にも注目だ。

LOVE Cinemas 調布  July 06 [Tue], 2010, 19:55
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