森ガール&ボーイをつかまえて
December 01 [Tue], 2009, 22:25
皆様こんばんは。先日森ボーイ認定されたParsleyです。たしかにレギンス履いて行ったけどさーあくまで私、乙女男子ですから!
というわけで、「森ガール」「森ボーイ」という言葉はゆるゆると浸透してきたご様子。
そんな中、辰巳出版より『森ガールvalon』というムック本が出版された。後発の強みで、森ガールスナップや、くつ・バッグなどにページを割いていて、先行よりも若干進んだのかな、という印象を持った。それでも、突っ込みどころは多すぎて困るくらいだけど。
まず、表紙が小西真奈美。軽井沢でロケしている。ニットカーデなど、いかにもというのもあったりするのだが、突然ふつうの白いジャケットを着ているショットがあって戸惑う。テキストには、以下のようにあった。
「森ガールって、素材も雰囲気もやわらかいものを着てるイメージがありますよね。でも、そこにジャケットとかちょっと辛口のものを合わせると、やさしいだけじゃない、大人な感じもあっていいなって」
オトナなコメントですが、「すき」なものを「すき」でい続けることが森ガールでしょ、と突っ込みたくなる。しかし、彼女もう30なんですね。森ガールというより「森姉さん」。これなら、素直にコーデ・アイテム紹介で登場していたチェルシー舞花でグラビアも組んだほうが良かったような。
街スナップに登場するのは16名の"フェアリーたち"。15歳〜29歳という年齢の幅が、スタッフの苦労をしのばせる。個人的には、原宿・代官山・下北沢だけでなく、自由が丘・二子玉川まで捜索範囲を広げれば、もうちょっと楽だったのじゃないかな、と思う。森ガールの生息地は今のところ世田谷区が一番多いのでは、というのがParsleyの実感なのだけど。まぁ、それは置いておく。
16人の中では、福島から原宿にやってきた15歳・のさやちゃんのバッグ・サンダルは母親から拝借というのが地に足がついていて一番「森ガール」イズムに沿っているのではと感じた。
失礼ながら笑ってしまったのが、森山未來のグラビア。とんがり帽子にハーフパンツにレギンス。「そこにはトムソーヤよろしく、森山未來の姿があった」って、素直にスナフキンと書けばいいのに!(笑)
最初にも書いたけれど、チェックケープやポンチョを重ねるといったレイヤードのテクニック、着こなし、紹介しているくつやバッグ、渋谷手芸部の記事など、より「森ガール的」な嗜好をより掴んでいるのではないか、とは思う。
ただ、前に拙エントリーにも記したように、「森ガール」という現象は、今のところ「ファッション」であって「スタイル」や「カルチャー」にはなりきれていない。、mixiの「*森ガール*」コミュニティには、好きな映画や本、マンガなどは出てこない。『「ハチクロ」のはぐは森ガールだとおもう』と『「ただ、君を愛してる」の里中静流も森ガール』という項目で、僅かに嗜好が見えるくらい。
で、そんないたいたけな森ガールに、真魚八重子女史がヤン・シュヴァンクマイエルを紹介するなんて、あまりにハードコア! 編集者さんの『オテサーネク』中心でというご指示だったようだけど。まぁParsleyは『オテサーネク』も『アリス』も『ひなぎく』も『闇のバイブル 聖少女の詩』も大好きだからこれをお読みになった皆様には是非ご覧になって頂きたいと思うけれどさ…。やっぱり宮崎あおいや蒼井優が出演している映画の方が、いいんだろうなぁ…。
映画のほかも、書籍は比較的最近のもの、マンガは名作中心に紹介している上に、自己表現を触発させる目的か、野中モモ女史をナビゲーターにzineについて1ページ取り上げている。かつての「オリーブ少女」たちが自分達の好きなものを頑張って伝えようとしているのが分かる。分かるだけに、痛々しさも覚えてしまう。
あ、真魚八重子女史に関しては生粋の映画少女だったので、オリーブ少女とは違うかも。そのあたりは『奇刊クリルタイ3.0』に収録されたインタビューに掲載されていますので、文学フリマに行かれる方は是非!
そんな感じで、今一生懸命「森ガール」という存在を「ムーブメント」に押し上げようと、いろいろな大人が頑張ってはいるのだけれど、手足が空を切っているという印象は拭えなかった。だいたい、どの本も、掲載アイテムの値段は勉強すべき。もっと安く、いいものが身近で手に入ることを、きっと彼女達は知っている。
ただ、このムックに関しては、今日マチ子先生(拙エントリー参照)の新作が読めて、那須アルパカ牧場のアルパカたちにもふもふ癒されたので、お値段分のもとは取れました。
よーし、今度那須までアルパカに会いにいっちゃうぞ〜!
[ この記事を通報する ]
- URL:http://yaplog.jp/parsleymood/archive/870









