『marie claire』の休刊について
July 09 [Thu], 2009, 23:16
特に思い入れのある雑誌ではありませんが。吉本ばなな『TUGUMI』を連載していたハイ・カルチャー誌としての矜持を保った故の休刊、ということになるだろうな。
日本雑誌協会調べで発行部数が35000部で販売率70%とすれば、だいたい実売25000部前後が、広告モデルとしての女性ファッション誌を維持するための限界点だと推定できる。まぁ、中吊り広告も出せず、コンビニからも締め出された雑誌に、先があるはずもないのだけれど。
しかし、8月号の特集が勝間和代女史をゲスト・エディターに迎えた「結婚しやすい日本に変えましょう」とは…(参照)。何度も言うけれど、経済状態は関係なく結婚するひとは20代前半でするし、しないひとは40を過ぎてもしない。結局、ハイブロウとされるものと、女性ファッション誌読者との乖離が浮き彫りになった今回の休刊劇を、はからずも象徴している特集に思えた。
今、女性ファッション誌で起きているのは、急速な即物化。発行60万部を超えたという『sweet』は、ブランドとのコラボレーションした付録と、ECと連携した別冊を付けるなどして躍進している。また、年齢相応と見られる展開ではなく「30代女子」「乙女」といったキーワードを散りばめている。こちらのほうが20代の生活・消費を延長したいという欲求にマッチしていることは、部数が証明しているといえるのではないか。よくも悪くも。
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