『週刊ダイヤモンド』の「新聞没落」を読んだ。
September 19 [Wed], 2007, 2:50
『週刊ダイヤモンド』9月22日号が「新聞没落」という直球な特集を組んできた。(目次参照)
発売前から『ガ島通信』様の記事が『痛いニュース』様に取り上げられる(参照)など、かなり注目されていたので、Parsleyも買って読んでみた。

中吊り広告でも「スクープ」とされて大きく扱われている、読売・朝日・日経の三社が共同で進めるネットプロジェクト「ANY(エニー)」に関する記事は2ページ。それによると、三社共同によるポータルサイトの立ち上げでないかと見られていて、プロジェクトの開始予定日は9月25日、という。
素人目にも10月1日よりはじまる毎日jpとMSN産経ニュースに対する牽制の色合いが濃く見えるなー。
剣呑なのは、ライバル大手誌幹部(つまり毎日か産経かどちらか)の談話として、「他のポータルサイトへの情報配信はやめる」という話が出ていること。情報の根元を断って、新ポータルサイトに広告を呼び込むことで収益の確保を目論んでいるようだ。
しかし、ポータル側からすればニュースを別のところから確保すればいいだけの話。三社と系列スポーツ紙・情報紙のソースがなくなったところで、Yahooのアクセスが減るとは思えないのだけど。
紙面では、「朝日のサイトは、Googleとの関係が深い」として、毎日・Yahoo、産経・マイクロソフトとも併せて、ネット企業の覇権争いに結びついている、としている。この結びつきが強まれば、「グローバルなネット企業の勢力図の変動に合わせて、日本の新聞社の動きが連動し、再編の引き金になる可能性もある」と〆ている。
うーん、そもそもANYが上手くいくかも不透明だし、ちょっと無理があるように感じた。
ただ。この提携がネット・広告戦略に留まらず、販売・製作面まで視野に入れている可能性もあるだろう。
そうなると、他の二社と地方紙は苦境に晒される。産経がネットに大きく舵を切るという賭けに出ているのは、そういった危機感があってこそだろうし。
面白かったのは、第四章の「新聞記者の生態」で、『ダイヤモンド』が勝手にプロファイリングしているページ。
『若い頃から各業界人に会える仕事柄、ついつい自分自身がエライと勘違いしがち。いつの間にか「オレ様、記者様」に』、ですって。
「リーマン経済部」「ゲイシャ政治部」「ダチョウ社会部」とあるけれど、ここは内部からの怒り狂った反論を期待したいところです。
他にも、記者クラブの空気についての言及や、記者の出世人生の図解なども載っている。
しかし、ボーナスの伸び率ランキングで「軒並み前年割れ」とあるけれど、金額を見るとどす黒い気持ちが湧き上がるのを禁じえない(笑)。とはいえ、明るい未来が見えないために、若手の流出が増えているのも事実(私の知人に限っても幾人かいる)。ここでも、「新聞社の財産は人材にあるとされてきた。しかし、その財産が内側から音を立てて崩れたときに、新聞没落の真の危機が訪れる」と結んでいる。
他の記事で目を引いたのは、新興メディア台頭の例としてソフトバンク系のITmadiaとオーマイニュースが紹介されていること。後者は「コンスタントに記事を書くひとのレベルはかなり上がっている」という平野日出木編集次長の談話が掲載されていた。
発売前から『ガ島通信』様の記事が『痛いニュース』様に取り上げられる(参照)など、かなり注目されていたので、Parsleyも買って読んでみた。

中吊り広告でも「スクープ」とされて大きく扱われている、読売・朝日・日経の三社が共同で進めるネットプロジェクト「ANY(エニー)」に関する記事は2ページ。それによると、三社共同によるポータルサイトの立ち上げでないかと見られていて、プロジェクトの開始予定日は9月25日、という。
素人目にも10月1日よりはじまる毎日jpとMSN産経ニュースに対する牽制の色合いが濃く見えるなー。
剣呑なのは、ライバル大手誌幹部(つまり毎日か産経かどちらか)の談話として、「他のポータルサイトへの情報配信はやめる」という話が出ていること。情報の根元を断って、新ポータルサイトに広告を呼び込むことで収益の確保を目論んでいるようだ。
しかし、ポータル側からすればニュースを別のところから確保すればいいだけの話。三社と系列スポーツ紙・情報紙のソースがなくなったところで、Yahooのアクセスが減るとは思えないのだけど。
紙面では、「朝日のサイトは、Googleとの関係が深い」として、毎日・Yahoo、産経・マイクロソフトとも併せて、ネット企業の覇権争いに結びついている、としている。この結びつきが強まれば、「グローバルなネット企業の勢力図の変動に合わせて、日本の新聞社の動きが連動し、再編の引き金になる可能性もある」と〆ている。
うーん、そもそもANYが上手くいくかも不透明だし、ちょっと無理があるように感じた。
ただ。この提携がネット・広告戦略に留まらず、販売・製作面まで視野に入れている可能性もあるだろう。
そうなると、他の二社と地方紙は苦境に晒される。産経がネットに大きく舵を切るという賭けに出ているのは、そういった危機感があってこそだろうし。
面白かったのは、第四章の「新聞記者の生態」で、『ダイヤモンド』が勝手にプロファイリングしているページ。『若い頃から各業界人に会える仕事柄、ついつい自分自身がエライと勘違いしがち。いつの間にか「オレ様、記者様」に』、ですって。
「リーマン経済部」「ゲイシャ政治部」「ダチョウ社会部」とあるけれど、ここは内部からの怒り狂った反論を期待したいところです。
他にも、記者クラブの空気についての言及や、記者の出世人生の図解なども載っている。
しかし、ボーナスの伸び率ランキングで「軒並み前年割れ」とあるけれど、金額を見るとどす黒い気持ちが湧き上がるのを禁じえない(笑)。とはいえ、明るい未来が見えないために、若手の流出が増えているのも事実(私の知人に限っても幾人かいる)。ここでも、「新聞社の財産は人材にあるとされてきた。しかし、その財産が内側から音を立てて崩れたときに、新聞没落の真の危機が訪れる」と結んでいる。
他の記事で目を引いたのは、新興メディア台頭の例としてソフトバンク系のITmadiaとオーマイニュースが紹介されていること。後者は「コンスタントに記事を書くひとのレベルはかなり上がっている」という平野日出木編集次長の談話が掲載されていた。
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