民主党議員がオンナゴコロを掴むために

September 21 [Wed], 2005, 7:25
 この一ヶ月、選挙選挙とかまけているうちに、主にはてな界隈で盛り上がっていたモテ/非モテ論争に完全に乗り遅れてしまった。自称・美脚&美尻のparsleyとしては七転八倒するくらい悔しいです(笑)。
 ROMっていた感想をザクッと述べれば、非モテ陣営が「ファッション」を問題にしすぎている。モテな(特に♀の)人は究極のところ(♂の)「スタイル」に興味が行くので、どんな服を纏っているのかはさして重要なことではない。こういった類の無頓着さに理解が至らない故の軋轢があるのではないだろうか?
 その目線の違いがまたイラっとくるのだろうけれど、「ファッション」と「スタイル」を混同したままだと、永遠に噛み合うことはないでしょ、と思う。

 …と、ここまで考えて。
 今回の選挙って実は「モテ」「非モテ」というベクトルとシンクロしていたんじゃないか、と気付いてしまった。
 もちろん、小泉・自民党が「モテ」で岡田・民主党が「非モテ」である。

 『極東ブログ』様の「今回の選挙は女性の選挙だったなぁ」では、女性票のパーセンテージが民主が自民より15ポイントも少ないという話が出ている。
 同様に、『世に倦む日日』様は「愚直と不良−女性票を奪い取った小泉首相のセックスアピール」で次のように喝破されている。

 女たちも昔のように家庭で専業主婦をしているわけではない。社会に出て、多くの人と人の間で経験を積んで生きていて、価値観や感性も昔のものとは変わっている。むしろ小池百合子や藤野真紀子のような生き方の方が理想なのだ。

 私も、女性候補者の皆さんは言わば『チャーリーズ・エンジェル』で、声/言葉だけで意のままに操れるチャーリーのポジションに小泉総理がいたのだと思う。それで、ボスレー役が武部氏(笑)。
 冗談はさておき、「郵政民営化」は小泉総理が一環して訴え続けてきた政策で、彼にとってはライフ・ワークというよりも、ライフ・スタイルそのものになっている。女という生き物は、「スタイルがいい」ことではなく「スタイルがある」ことに欲情するものだ。8月8日の演説には、あの櫻井よしこ女史さえも揺るがすだけの官能があった。

 一方、今度の選挙に限らず民主党が訴え続けてきた「政権交代」というお題目は、ファッションでありスタイルではない。
 
 この二者を誤解している証左が、『GQ』2004年10月号の特集。というか、表紙をご覧頂くだけで全ての説明がつくとは思う。
 「本当の岡田克也」なんぞ、誰も知りたくないし、そもそもそれが「本当」ではない。いくら「ちょい悪」な格好をさせたところで、もともと「おとうさんスイッチ」に出演するのが似合いのキャラクターで売っていたこととの整合性が取れていない以上、付け焼刃感は否めない。
 だいたい、ヒール転向を披露する対象は女性だというのに、男性誌でアピールしてどうしたかったのかが分からない。

 要は、イメージを着せ替え出来ると考えていたことが、民主党(の広報担当)の決定的な錯誤であり、今回の選挙での大敗の遠因になったのではと思う。加えて、「真面目」という要素が評価され難くなっているのも彼らに不利に働くというところをもう少し自覚すべきだろう。
 前原新代表はその面で岡田氏を踏襲してしまっている。20日に小泉総理を訪問した際の受け答えをニュースで読む限り、余裕がなさすぎ。あの程度の「挑発」は軽くいなすぐらいの姿勢が欲しいところだ。そういう余裕もまた、「モテ」の要素っすよ(笑)。

 しかし、「オンナゴコロを掴むために」と題してしまったが、根っこが優等生集団の彼らへどのような処方箋を出せばいいのか、頭を抱えてしまう。うーん。
 先ずは自分のアソビの部分を上手く出せるかどうか、というところから始めた方がいいだろう。
 その点前原氏は「鉄道全般」という趣味をお持ちだからクリアか。「何かに夢中になっているオトコの人の横顔ってステキですぅ〜」な視線を受ける有資格者だ。
 アダルトな魅力では小泉総理に逆立ちしても敵いっこない。ならば、少年ぽさを残しているところをこれ見よがしに訴えて母性本能をくすぐる作戦はいかがでしょう?(笑)
 それで、その私的な部分を公的な面に結び付ければ完璧だ。イギリスの保存鉄道を出発点に環境問題や地域活性化へと論を進めるというような知的生産力を示すことが出来れば、「少年ぽさ」とのギャップとも相まって、ウットリする娘さんが複数現れるに違いない。

 党としては、もう少し女性ファッション誌に注意を払った方がいいかもしれない。『ELLE』とか『FIGARO』といった日本版を読む層を味方につけることが出来るかどうかが、今後の浮沈を左右するのではないかなぁと思う。あ、ここで『LEON』つながりで『NIKITA』に飛びついてはダメ(笑)。流行を追うためではなく、あくまで「スタイルとは何か」を探るための教材として読むためには、男性ファッション誌的な「着せ替え」の視点を捨て去るべきだろう。

 まぁ、40歳を過ぎて「スタイル」を確立するのにはtoo lateと思わないわけでもないのですが、それを言うと身も蓋もないので、拙blogとしては健闘をお祈りさせて頂く次第です。
  • URL:http://yaplog.jp/parsleymood/archive/265
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parsley
 >堅物さま
 お褒め頂き恐縮ですが、投票行動はまた別だと思いますよ。ただ、論理がなくクネクネしているように見えているうちはどうしようもないでしょうが。
 ま、このエントリー自体が与太話なので、ハナシ半分に捉えて頂ければ。
 
October 22 [Sat], 2005, 23:46
さすがに女のひとは、視点が違うなあ。
堅物はモテナイよね。そうだ。俺がそうだもん。
たしかに民主党って、変にかっこつけてる。
ちっともセクシーじゃないよね。なるほど。
日常では、そういうのわかるんだけど。
まさか、投票行動まで、女ってそうなのか。
そこまで、アホなんだ。いや、いい意味で。
てな。
October 21 [Fri], 2005, 16:47
parsley
 やべ、いい加減寝ないと。

 >takeyanさま
 「風潮」と言いますか、他者との関係で自者をどう規定するか、ということになると思います。それがスタイルの有り無しに繋がるのでは、と。
 まぁ、20年近く前に塩野七生女史が繰り返し強調されていることではあるのですが。

 >xさま
 エルメスはデフォルメしすぎですね(w
 あの話は、「開き直り」をどのタイミングでやるのか、というのがキモだと読んでいるのですが、そういった意識が民主党の方々に必要だとは思います。
September 26 [Mon], 2005, 5:00
x
「電車男が、エルメスを振り向かせるには」ってこと?
September 24 [Sat], 2005, 11:12
何となくわかった気がします。
この風潮は次の選挙まで続くかもしれないから、モテ系の振る舞いを研究しておこう。
September 23 [Fri], 2005, 21:28
parsley@現実逃避中
 カフェインの取りすぎで気分悪いっす。

 >R30さま
 コメント&投げ銭ありがとうございます。
 特に後者。メンドクサ(AA略)を曲げてまでぶくまして頂いたことを光栄に存じます♪

 >紫女史
 ありがとう。
 でも、さらりと私の数ヶ月を否定しないで下さい(www
September 21 [Wed], 2005, 19:36
今度からブッシュさんには小泉氏のことを「チャーリー」って呼んでもらおう。

本当、ここ数ヶ月でいちばん面白いわ、この記事ww
September 21 [Wed], 2005, 13:46
ボスレー=武部で爆笑した。
このエントリ、最高。
September 21 [Wed], 2005, 11:35

profile
Name:Parsley
Birthday:1976/4/8
Point:首が長い。つまりエロい
Favorite:エイガにケイバ
タバコ:Davidoff GOLD
ウィスキー:アーリータイムズ
おしごと募集!!
カワサキシティーで布団と同化中
コメントは返したり返さなかったりです。
parsleymood@gmail.com
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