「八時間労働」を疑おう!
February 20 [Mon], 2012, 19:05
『フューチャーインサイト』様の「ノマドとかライフスタイルをテンプレで語ること自体の陳腐化と正社員とノマドの中間解」という記事を見かけて、問題意識がParsleyと共通しているな、と感じたのでエントリーを記してみる。
私自身は、2010年3月に会社を解雇されてから、断続的に求職活動をしてきたのだけどなかなか見つからず、なし崩しにそれまで副業でやっていたライターやWeb関連の仕事が、「本業」になってしまった。打ち合わせをする機会も多く(その合間に求職活動も継続している)、一日中東京の街を行ったりきたりすることも多い。言うなれば、自分の意思とは関係なく、「ノマド」なワークスタイルを導入せざるをえない環境になってしまったわけだ。
フリーランスというワークスタイルが厳しいなぁ、と感じるのは、成果物を出して実際にお金にするまでの障壁がたくさんあるということ。
確かに、1万円の案件を月に30件こなせば30万円の収入になるわけだけど、1件の案件に対して、まずはクライアントとの関係構築があって(新規営業)、企画を立てて承認を得る過程があって(企画営業)、はじめて「仕事」に取り掛かれる。「仕事」が完成しても、そこで終わりでない。その後に請求書を立てる必要がある(総務経理作業)。そして翌月〜数ヵ月後に入金確認、といった具合だ。これを月に30件をこなすのは、端的に言って楽じゃない。
かといって。求職活動をしていて、会社組織に再びジョインすることに若干の躊躇をしてしまうのが、就労条件の厳しさだ。正社員だと副業が規制されることが多いし、きっちり労働基準法通り、8時間拘束されてしまう。場合によっては給与にあらかじめ残業時間が含まれていることも珍しくない。
つまり、現在の日本の会社における賃金は、個々人の生産性においてではなく、拘束される時間に対して支払われる体系になっている。業務が暇な日に病院や役所に行ったりするのにも有給申請あるいは欠勤しなければならない。
加えて、オフィスに出勤して退勤するという「場所」にも拘束されている。
確かにあるプロジェクトをチームで集中的にこなしていく、というケースでは、一箇所にまとまって作業するほうが効率的なのだろう。
だけど、例えば営業職なら常にクライアント先を回って、合間の書類作成は近場のカフェもしくは自宅でこなす、というのが一番効率的だ。ミーティング? Skypeを使えばいいじゃないですか。スケジュール管理? Googleカレンダーとドキュメントを駆使すれば出来るでしょ。というか、一体何のためにスマートフォン持ってるんですか?
この、各会社が定める「八時間労働」と「オフィス」から開放されることによって、日本の労働環境は劇的に改善するのではないか、とParsleyは考える。
これまでは産休/育児休暇を取らざるをなかった有能な女性が、在宅勤務が許されることにより、仕事をしながら育児・家事をすることも可能になる。えっ、部署やチーム間との連絡や細かい指示を仰ぐ際はどうすればって? だからSkypeを(以下略)。
他にも、複数の会社に所属して、ミッションやプロジェクト毎で参画していく、ということも、法律上は可能ではある。有能で稼ぐ意志がひとが生産性を発揮するためには、これが最適解のように思える。
私Parsleyみたいな人間だと、「八時間」の間に書類作成や各方面への調整をメールでしつつ、空いた時間にもの書き仕事や取材に出かける、というスタイルが理想なわけで。それって、ある程度の固定収入を得つつも、一件いくらという仕事もこなすという、「正社員とフリーランスの中間」という立場になるよね。
だから、gamella様がおっしゃる「正社員とノマドの中間解」は、日本の会社組織が八時間労働という勤務形態を変える。もっといえば、「時間」による対価ではなく「業務成果」による対価というように雇用・評価基準をシフトさせることで、かなりの部分が解決されるのではないだろうか?
この変化によって、労働環境の改善・最適化だけでなく、各企業の生産性の向上にも繋がるから経営者にとってプラス。
また、社会的にも、より育児のしやすい環境になることにより少子化対策になるだろう。最近は死後になりつつあるワークシェアリングによる雇用の増加に繋がる可能性もある。毎日満員電車で通勤することからも開放される。
働いているひともそうでないひとも、経営者も労働者もこの「八時間労働」を漫然と受け入れている現実について、疑ってみること。
たぶんそれが、正社員でもなくノマドでもない、新しいマジョリティのワーキングスタイルとして認められていく第一歩になるんじゃないのかしら。
私自身は、2010年3月に会社を解雇されてから、断続的に求職活動をしてきたのだけどなかなか見つからず、なし崩しにそれまで副業でやっていたライターやWeb関連の仕事が、「本業」になってしまった。打ち合わせをする機会も多く(その合間に求職活動も継続している)、一日中東京の街を行ったりきたりすることも多い。言うなれば、自分の意思とは関係なく、「ノマド」なワークスタイルを導入せざるをえない環境になってしまったわけだ。
フリーランスというワークスタイルが厳しいなぁ、と感じるのは、成果物を出して実際にお金にするまでの障壁がたくさんあるということ。
確かに、1万円の案件を月に30件こなせば30万円の収入になるわけだけど、1件の案件に対して、まずはクライアントとの関係構築があって(新規営業)、企画を立てて承認を得る過程があって(企画営業)、はじめて「仕事」に取り掛かれる。「仕事」が完成しても、そこで終わりでない。その後に請求書を立てる必要がある(総務経理作業)。そして翌月〜数ヵ月後に入金確認、といった具合だ。これを月に30件をこなすのは、端的に言って楽じゃない。
かといって。求職活動をしていて、会社組織に再びジョインすることに若干の躊躇をしてしまうのが、就労条件の厳しさだ。正社員だと副業が規制されることが多いし、きっちり労働基準法通り、8時間拘束されてしまう。場合によっては給与にあらかじめ残業時間が含まれていることも珍しくない。
つまり、現在の日本の会社における賃金は、個々人の生産性においてではなく、拘束される時間に対して支払われる体系になっている。業務が暇な日に病院や役所に行ったりするのにも有給申請あるいは欠勤しなければならない。
加えて、オフィスに出勤して退勤するという「場所」にも拘束されている。
確かにあるプロジェクトをチームで集中的にこなしていく、というケースでは、一箇所にまとまって作業するほうが効率的なのだろう。
だけど、例えば営業職なら常にクライアント先を回って、合間の書類作成は近場のカフェもしくは自宅でこなす、というのが一番効率的だ。ミーティング? Skypeを使えばいいじゃないですか。スケジュール管理? Googleカレンダーとドキュメントを駆使すれば出来るでしょ。というか、一体何のためにスマートフォン持ってるんですか?
この、各会社が定める「八時間労働」と「オフィス」から開放されることによって、日本の労働環境は劇的に改善するのではないか、とParsleyは考える。
これまでは産休/育児休暇を取らざるをなかった有能な女性が、在宅勤務が許されることにより、仕事をしながら育児・家事をすることも可能になる。えっ、部署やチーム間との連絡や細かい指示を仰ぐ際はどうすればって? だからSkypeを(以下略)。
他にも、複数の会社に所属して、ミッションやプロジェクト毎で参画していく、ということも、法律上は可能ではある。有能で稼ぐ意志がひとが生産性を発揮するためには、これが最適解のように思える。
私Parsleyみたいな人間だと、「八時間」の間に書類作成や各方面への調整をメールでしつつ、空いた時間にもの書き仕事や取材に出かける、というスタイルが理想なわけで。それって、ある程度の固定収入を得つつも、一件いくらという仕事もこなすという、「正社員とフリーランスの中間」という立場になるよね。
だから、gamella様がおっしゃる「正社員とノマドの中間解」は、日本の会社組織が八時間労働という勤務形態を変える。もっといえば、「時間」による対価ではなく「業務成果」による対価というように雇用・評価基準をシフトさせることで、かなりの部分が解決されるのではないだろうか?
この変化によって、労働環境の改善・最適化だけでなく、各企業の生産性の向上にも繋がるから経営者にとってプラス。
また、社会的にも、より育児のしやすい環境になることにより少子化対策になるだろう。最近は死後になりつつあるワークシェアリングによる雇用の増加に繋がる可能性もある。毎日満員電車で通勤することからも開放される。
働いているひともそうでないひとも、経営者も労働者もこの「八時間労働」を漫然と受け入れている現実について、疑ってみること。
たぶんそれが、正社員でもなくノマドでもない、新しいマジョリティのワーキングスタイルとして認められていく第一歩になるんじゃないのかしら。
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- URL:http://yaplog.jp/parsleymood/archive/1072








